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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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なかなか面白いラインアップで、半分くらいは同感。まあ、見ていないものも多い。
一応、それぞれの作品についてコメントすると、
(引用はコメントの間にスペースが大きく、容量次第でカットする)

1:インセプション:見ていない
2:タクシー・ドライバー:三回ほどチャレンジしたが三回とも退屈で途中で視聴中止
3:君の名は:良作だが、名作ではない
4:裏切りのパレード:たぶん見ていない
5:ハッピーデスデイ:見ていない。名前も初めて聞いた。「評価高い」のか?
6:ファイトクラブ:退屈だった。どこが見どころか分からない。
7:スターウォーズ:第一作だけは良作。後は見てもいない。
8:ラ・ラ・ランド:見ていない。娘がけなしていたので。
9:ユージュアルサスペクツ:字幕が見えなくて視聴放棄。画面だけだと名作の雰囲気は無い。
10:ダンケルク:見ていない。評価高いのか?
11:ダンサーインザダーク:最初で視聴放棄。
12:スタンドバイミー:名作。ラストはもう一工夫欲しかった。
13:ショーシャンクの空に:名作。細部の欠点はある。
14:ゴッドファーザー:原作を先に読んだので映画は見ていない。マフィアを肯定的視点で描くこと自体、犯罪だと思う。
15:舟を編む:最後まで見ていないと思うが、退屈そのもの。
16:トレインスポッティング:見ていない。麻薬中毒の青年の話など見る気もしない。
17:シン・エヴァンゲリオン:見ていない。テレビシリーズだけでお腹いっぱい。
18:ジブリ系全部:コメント者は「全部見た」のか? 宮崎駿と高畑勲作品のほとんどは傑作
19:パルプフィクション:面白さが理解できなかった。
20:ダークナイト:退屈だった。悪にも事情があり、善は絶対ではないという視線が陳腐。
21:ハウルの動く城:宮崎駿作品の中では低位。キムタクの顔が浮かんでダメ。
22:2001年宇宙の旅:超傑作。視聴者を選ぶ作品ではある。
23:ハリー・ポッター:第一作の最初の部分で視聴放棄。主人公が嫌い。
24:ブレードランナー:面白いカットは多いが、全体としての話は印象に残らない。

2022年04月22日

【悲報】評価高いけど『正直』つまらなかった映画がコレwwww


1: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:45:29.54 ID:M0PK5c+Ua
インセプション

3: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:46:11.20 ID:/i4l5SNG0
タクシードライバー
4: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:46:16.98 ID:6iJgX6Z20
君の名は
5: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:46:37.35 ID:qgyPwQyY0
裏切りのパレード
6: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:47:09.58 ID:9Huomf250
ハッピーデスデイ
9: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:47:49.66 ID:qg0DnQto0
>>6
わかる
期待しすぎたのかもしれん
8: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:47:45.26 ID:XRGTtozR0
ファイトクラブ
10: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:48:25.41 ID:tsUtbXKM0
スターウォーズは殺陣がショボすぎて視聴耐えられなかった
22: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:54:58.11 ID:UaexCWNm0
>>10
オビワンvsダースベイダーのとこ動きスロー過ぎて笑う
11: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:48:51.56 ID:tsUPWVYt0
ラ・ラ・ランドは竜頭蛇尾
12: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:50:15.19 ID:M0PK5c+Ua
ユージュアル・サスペクツ
13: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:50:59.46 ID:rkhin/OPa
ダンケルクは許さん
14: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:51:07.18 ID:o+5ZWxA20
これはダンサーインザダーク
16: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:52:25.38 ID:M0PK5c+Ua
スタンド・バイ・ミー
17: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:52:39.14 ID:s+UjEAN2C
ショーシャンク
18: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:52:45.58 ID:UaexCWNm0
ゴッドファーザー。もう二、三回見たら良さが分かりそう
20: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:53:09.91 ID:0iJOto7n0
舟を編む
21: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:53:32.32 ID:M0PK5c+Ua
トレインスポッティング
24: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:55:31.64 ID:V/JYBozb0
シン・エヴァンゲリオン
25: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:56:05.81 ID:x0Umm4t10
ジブリ系全部
26: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:56:11.02 ID:M0PK5c+Ua
パルプ・フィクション
27: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:56:17.95 ID:lBHDjxrbp
ダークナイト
28: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:56:27.49 ID:ALKH+NeF0
ハウルの動く城
29: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:56:42.21 ID:JEuwkZ/t0
2001年宇宙の旅のラストは奇を衒い過ぎってなった
30: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:57:31.72 ID:vg/wskyP0
ハリーポッター
31: @なんJ HERO 2022/03/20(日) 09:57:37.04 ID:tsUtbXKM0
ブレードランナーってワイが考えたコンテと照明演出とビジュアルすごいやろ?を延々やってる映画だよな
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こういう「失敗した映画」スレッドというのは面白いことが多いので開いてみたのだが、制作陣の言い訳というか開き直りがひどくて、これじゃあ失敗作になるわ、と思った。映画界というのはなぜか無能がはびこる世界なのである。まあ、数十年前に実質的には死滅したジャンルである。才能のある人間はテレビ界かネット映画の方に行くだろう。面白いのは、「失敗してもまったく責任を取らない」というのが毎度の話であることだ。なぜ、巨額の損失を出しながら責任を問われないのか。おそらく電通同様、上級国民の子弟なのだろう。

(以下引用)

映画『大怪獣のあとしまつ』プロデューサー「駄作じゃない。ゆとりの読解力がないだけ」
2022.03.12 |カテゴリ:実写・ドラマ・劇場版 | コメント (552)
1: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:51:45.06 ID:VeAQCLl0p
no title


映画『大怪獣のあとしまつ』プロデューサーを直撃「予想以上に伝わりませんでした」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdf2c10fd34a09bbe54420e55958079376e8e026

――公開初日からの観客の反応は予想していたのでしょうか?

【中居P】
予想外でした。
正体を明かせないアラタ(山田涼介)が、怪獣の死体処理を託されたことをきっかけに、元恋人のユキノ(土屋太鳳)とともに雨音(濱田岳)の妨害を押し切り、人間のまま『あとしまつ』できるのか!? この三角関係に関して反応を期待していました。
ところが、特撮部分やギャグ要素に反応が偏っている印象を受け、伝えたかった三角関係の部分が伝わっておらず、そこが予想外でした。

【須藤P】
ラストの巨大ヒーローが全てを解決するというオチ、これは結局、「神風が吹かないと解決しない」という、ごく単純な政治風刺なのですが、これがほとんど通じておらず驚きました。
本作の風刺的な要素に関しては、新聞世代(昭和世代)には概ね理解されて楽しんでもらえたようなのですが、特に、若い人々に伝わっていない事が発見でした。



3: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:52:36.38 ID:TC4i1ANA0
物議を醸したのラストシーンだけじゃないって

5: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:53:18.53 ID:8k8rN2x/0
神風が起こらないと解決しないという風刺

は?何が言いたかったの?

7: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:53:42.88 ID:UBXfbFqJ0
作品「頼む!!察してくれええええ!!!!」

アホかな 普通察せるように作るんやけどな

8: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:53:44.99 ID:a6WbcGNJ0
政治風刺なのはわかってるけどそれの何がおもろいねん

9: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:54:06.62 ID:qkyTyuGR0
観客が悪いってことにするの楽な仕事そうで好き

11: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:54:27.43 ID:1YBhkNce0
見る側のせいにしたら終わりやで

12: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:54:28.83 ID:OBi8Zwna0
やっぱ才能ないなこの業界におるやつ

13: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:54:49.75 ID:5X6Wldu60
悔しかったんやろな…

14: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:55:00.93 ID:VeAQCLl0p
――最後に、これだけは伝えたい!ということがあればお願いします。

【須藤P】
かのヒッチコック監督が、演出に対する不満をぶつけてくるイングリット・バーグマンに言った言葉が好きです。
「たかが映画じゃないか」。
本作に対する真の評価はこれからだと考えております。公開時の騒動で我々が仕掛けた多くの要素が見落とされたままだからです。
しかし、それについて語るのは野暮というもの。今後、劇場なり配信なり、本作を目にした方々が、それぞれに発見して楽しんでいただければと思います。
十年後、あのコロナの時代に、いい大人がこんなにフザけた映画を真剣に作っていたんだ、という事が、日本映画の矜恃として語られるかもしれませんから(笑)。

213: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:12:08.53 ID:7QjE2bOgd
>>14
たかが映画は売れた監督が言えばかっこいいんよ

267: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:16:01.19 ID:qPvyGS7+0
>>213
ほんこれ
ヒッチコックが言えばカッコいいけど、怪獣のあとしまつ作ったやつが言ってもクソダサいだけ

262: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:15:37.86 ID:Ap645kwn0
>>14
他人の言葉を借りてあまつさえちゃぶ台をひっくり返す所業
アホでもプロデューサーってできるんやな

15: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:55:05.66 ID:ieLXH9fXa
大衆に伝わってないなら駄作では?

17: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:55:32.82 ID:8wCYco290
意図が伝わったら面白い
設定が全て解き明かされたら面白い

↑こういう勘違いしてるアホはなんなんやろな

28: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:56:48.30 ID:UBXfbFqJ0
>>17
面白いから全てが分かったら楽しめるのにな
伏線も謎も全てスパイスでしかない
まずは脳死で見て楽しめるか 作品ってのはそこからやと思うわ

24: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:56:06.11 ID:q//+732Va
映画でやる事か?
web漫画でやれ

32: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:57:00.13 ID:auzgbj1EM
>>24
1話読み切りの短編でやるような内容だよな

31: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:56:59.13 ID:pqMi2GmSa
真面目な特撮だと思って見に行った奴おるんか
大体の人はcmで着ぐるみコントて理解した上で批評してるんちゃうの

65: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:59:50.54 ID:PdVYMhjyr
>>31
少なくともあのPv見た段階だと真面目系映画だと皆思っただろ
https://youtu.be/B-mP3KydZ_4


87: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:02:14.32 ID:pqMi2GmSa
>>65
そうなんかワイはコメディやと思ったで
どの部分でそう思ったかは覚えてないけど

174: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:09:35.65 ID:qg6l/1iN0
>>65
キャストの時点でアカンかったやろ…

35: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:57:15.29 ID:aeixBgMx0
伝わらなかった!観客が悪い!
草生えるわ

38: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:57:40.33 ID:qRWCfopM0
邦画つくってるやついつも言い訳してんな

47: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:58:33.54 ID:kL3WuMrZ0
アマプラ来たら見てやるよ

48: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:58:34.26 ID:eUPlYp8y0
あらすじ読んだけど面白そうやん

58: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:59:16.36 ID:/vh950Zr0
>>48
あらすじはな

55: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 15:59:06.25 ID:ZqiRqUmR0
ただの駄作でしょ見苦しい

88: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:02:20.79 ID:cGxMG5Jp0
あのプロモーションやとシンゴジ期待されても仕方ないやろ

108: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:04:29.24 ID:2lNLhH9i0
第二弾は『コケた映画の後始末』な
本作以外にも 漁港の〇子 とか 実写版ルパン とか素材は豊富

116: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:05:19.13 ID:IMVW1aRa0
>>108
ワニの方が面白そう

264: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:15:49.43 ID:boapmUmrd
↓伝わらなかった馬鹿共www

綾辻行人
大怪獣の名前が後付けで発表されるシーンで、爆笑とともにすべてを呑み込むことができた――ような気もしたのだが、気のせいかもしれない。怪獣映画好きならば、まずは観るべし。あとで四の五の云うのも楽しみのうち、でしょう。

京極夏彦
たぶんエールでもオマージュでもパロディでもなくて、
怪獣魂を天麩羅にして粉砂糖をまぶしたような怪作ですね。
とりあえず不始末が多いと後始末が大変で
何かと始末に負えないということだけは身に沁みてわかります。くわばらくわばら。

小林靖子
大災害に立ち向かう素晴らしい人間の叡智に
往復ビンタを食らわせる映画である。

275: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:16:40.47 ID:Wb/eD1fi0
>>264
割と有名な人が見てたんやな
結構期待値高めやったんやろか

284: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:16:53.01 ID:qjVopQwv0
>>264
こいつらも監督にとっては伝わらなかった雑魚その123なんやろな

356: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:22:06.70 ID:YxXDQOug0
何時も言い訳はこれ
前もって適当にバイト雇って感想から微調整とかせんのかな

425: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:26:05.71 ID:lsMaZAMD0
ラストが伝わってた所で作品の評判変わるか?

382: 名無しのアニゲーさん 2022/03/12(土) 16:24:00.15 ID:CgS5HFvcd
やっつけ仕事でクソ映画作って後は知らんじゃなくて
ほんまにおもろいもの作ろうと思って出来たんならつける薬ないやん
村上春樹原作の「ドライブマイカー」が映画化され海外(アメリカだけか?)の賞を幾つか取っているようだ。おそらく、この題名がそのまま映画のタイトルになっていると思うが、奇妙なタイトルだと私には思える。「Drive my car」は命令形で、「僕の車を運転しろ」と誰かに命じていると思うのだが、誰に命じているのだろうか。しかも、「僕の車」なのだから、命令者自身も運転可能なのだと思うが、なぜ他人に命じるのか。まさか自分自身に命令はしないだろう。意思すればいいだけだ。「Driving my car」なら、自分で自分の車を運転しながら様々な思いに耽るニュアンスになるかと思う。
まあ、村上春樹は英語に堪能らしいので、私のような中学生英語レベルの知識では分からない理由がこのタイトルにはあるのだろう。
ちなみに「God save the Queen」は「God,save the Queen」で、「神よ、女王を助けたまえ」という祈願文で、これも命令形である。
「about kurosawa」というブログ(なのか、何なのかはよく分からないが、黒澤明についての貴重な発言などを集めたサイトだ。ただ、ワープロミスがあまりに多いのが難点。)から転載。

(以下引用)


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ワンショットの力


アニメの巨匠宮崎駿が語る黒澤明。
「生きる」の導入部のシーンについて、以下のように語る。
河出書房新社発行 「黒澤明 生誕100年総特集」より抜粋


 


 


 


「生きる」は黒澤明監督作品の中でも屈指の名作である。
40年前の映画でありながら、今日でも力を失わないどころか、現代の方が更に観るものを掴む力を持っている。


 


多くの場合、時代の波にさらされて、現代劇の方が時代劇より早く色あせがちなのである。
「生きる」は誠に映画である。


 


フィルムのどこか途中から観始めても力のある映画は、瞬時に何か伝わってくる。


 


数ショットの映像の連続だけで作り手の思想、才能、覚悟、品格がすべて伝わって来る。


 


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生涯に何本と見れないフィルム

要するに、どこを切ってもたちまちあたりがはずれか判ってしまう。


 


B級C級はどこをとってもB級C級の顔しか出てこない。


 


力のある映画の連続するショット群の中には、その作品の顔ともいえるショットがいくつか含まれている。その映像は必ずしも山場にあるとは限らない。終章であったり、継なぎのシークエンスにさりげなくあったりする。


 


そのショットが観る者の脳に焼き付いて、記憶の中で作品全体の象徴に育っていく。


 


「生きる」では、そのショットが導入部の役所のシークエンスにあった。


 


書類の山の前で、主人公市民課の課長が書類をくり、判を押している。


 


書類をくり、判を押し、処理済みの書類に重ねる。


 


次の書類を取り上げ、チラッと目を走らせるが、読むほどの必要がない書類ということは先刻判っている。また判をとりあげ押す。


 


その男に背後に積み上げられた膨大な書類の山。
陰影の濃い画面、哀しい仕事を正確に律儀に繰り返す男の所作。


 


これは正座して観なければいけない映画だと、その瞬間に思った。


 


ひとりの映画監督が生涯に何本と創れないフィルムに、今出会っているのだと実感したのだった。


 


 

「生きる」のファーストシーンの美しさ

「生きる」には名場面といわれるシーンがいくつもある。


 


けれども、自分にとっての生きるは、書類の山に判を押す男の、このショットに凝縮されている。


 


本当になんて美しい映像だろう。
なんという映像をかつての日本映画は持っていたのだろう。


 


繰り返し思い出す。
何度も自問してみる。


 


どうしてそんなに感動したのか。あのショットの力の秘密は何処にあるのだろうかと。


 


以前から僕はストーリーやテーマメッセージで映像を論ずるのは、バカけてると思ってきた。


 


お役所仕事や、無意味な人生への揶揄だけであのショットが創られていたら、とてもあれほどの映像はつくれない。


 


古い築地塀や、時を経た壁面のような美しさが、あの書類の山にあるはすがないではないか。


 


極論すれば、あのショットとあらすじを聞くだけで僕は「生きる」が名作に違いないと論じてはばからない。


 


楽しみの為に映画を観る必要が無くなって久しいので、僕には映画を全部観ない悪癖がある。


 


白状するがタルコフスキーの「ストーカー」を称讃してやまないが、実は全部観ていないのだ。


 


おそらく後半の三分の一ぐらいを、しかもたまたまテレビで観ただけなのである。


 


それだけで自分には十分だった。僕は溢れてしまって、もうそれ以上望まなかった。


 


ものぐさでもあるのである。


 


全部通して改めて観れば、確実に感動は深くなるはずである。
また作り手はそれを望むはずだ。


 


でも僕は心底感動してしまった。これ以上は僕の手にはあまる。


 


 


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書類の山のショットは同じ衝撃を与えた。


 


その意味について、折にふれて自問を続けているうちに、やがてひとつの結論にたどり着いた。


 


それを無意味とするならば、判を押し書類の山を積み重ねる人生と、


 


映画フィルム缶を積み重ねる人生との間に、どれほどの差があるというのか…という事だった。


 


何かを成し遂げたから、生きることに意味があるのではない。


 


光と影があるならば、我々はいつも影の無惨さと共にある。


 


あの書類の山の存在感は何も小道具や照明がたくみだったからだけではなく、


 


あの陰影が我々の心に秘む精神のかげりに突き刺さるから、胸を衝かれるのだ。


 


一見積極的に生きること、他者の為に力を尽くす事の全面的肯定と受け取られる映画を、


 


映像のワンショットが、更に深い内奥まで開かせる力を発揮した。


 


黒澤明監督の「生きる」は、あのワンショットだけで真に素晴らしい作品と呼ばれるに価する映画になったのだ。


 


そんな映像はめったに創れるもんじゃない。


堤幸彦の演出というのは下品で下手な漫才師が監督した映画(ドラマ)みたいというか、気障な大学生(マスコミにコネあり)の自主製作映画みたいで嫌いだったのだが、フィルモグラフィーもなかなかひどい。よく、これだけ使ってもらえたものだ。



39: 風吹けば名無し 2021/12/29(水) 10:07:56.06 ID:jQ0bJ1QcM
バカヤロー! 私、怒ってます 第4話「英語がなんだ」(1988年) 
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ピカ☆☆ンチ LIFE IS HARDだからHAPPY(2004年)
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サイレン ?FORBIDDEN SIREN?(2006年) 
明日の記憶(2006年) 
大帝の剣(2007年) 
包帯クラブ(2007年)
自虐の詩(2007年) 
銀幕版 スシ王子! ?ニューヨークへ行く?(2008年)
20世紀少年3部作 
20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり(2008年) 
20世紀少年 -第2章- 最後の希望(2009年) 
20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗(2009年)
まぼろしの邪馬台国(2008年) 
BECK(2010年) 
はやぶさ/HAYABUSA(2011年) 
平安結祈 heianyuki(2012年)- 本編冒頭で本人も出演し、堂本剛と対談している
劇場版SPECシリーズ 
劇場版 SPEC?天?(2012年) 
劇場版 SPEC?結? 漸ノ篇/爻ノ篇(2013年、2部作)
MY HOUSE(2012年) 
エイトレンジャー(2012年) 
エイトレンジャー2(2014年)
くちづけ(2013年) 
悼む人(2015年2月) 
イニシエーション・ラブ(2015年5月) 
天空の蜂(2015年9月) 
真田十勇士(2016年9月)
RANMARU 神の舌を持つ男(2016年12月) 
人魚の眠る家(2018年11月) 
十二人の死にたい子どもたち(2019年1月)
望み(2020年10月、KADOKAWA)
ファーストラヴ(2021年2月) 
ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”(2021年11月) 
truth?姦しき弔いの果て?(2022年1月)



酷いよねこのフィルモグラフィー
ネットフリックスの「カウボーイブバップ」実写版を冒頭部分だけ見たが、下のコメント群が的を射ている。特にスパイクとジェットはダメ配役である。アクションシーンもダメダメ。
別コメントにスパイクは小栗旬で良かったのではないか、という意見があったが、私は小栗旬は顔が嫌いだが、スパイク役には合うかもしれない。キャラとしての持ち味自体が似ている気がする。
コメディ風味のあるアクション俳優というのはなかなかいないもので、いてもアクションはいいが演技がダメ、あるいはジャッキー・チェンのように体格的にアクションでの「強さ」が嘘くさい、とか。ブルース・リーも、演技は生硬だったが、役柄(シリアスな性格)に合っていた。
で、アニメを実写化するほど馬鹿なことはない。アニメは「現実では不可能な」描写ができるのだが、実写でそれをやると「ああ、SFX」と一気に醒めてしまうのである。漫画と違って「すべてが描写される」から、視聴者の想像に任せることもできない。
とにかく、漫画やアニメは「現実の理想化」だから、それを心に抱いた観客が現実の人間である俳優を見ただけでがっかりするものなのである。
実写映画は「現実との乖離」を最小限にする必要がある。
しかし、「ワンピース」の実写化は案外成功するかもしれない。もともとのキャラが不細工顔ばかりだから、実際の人間が演じても、視覚的に「より悪くなる」ことは無い。新人で魅力的な少年俳優を発掘したらいいのではないか。

83 名前::2021/12/10(金) 21:58:10.24 ID:BySEuvt70.net

黒人が味がない女が色っぽくない主人公がダサい

84 名前::2021/12/10(金) 21:58:54.17 ID:IsVvzbbn0.net

動きに切れがなさすぎる。ダラダラダラ

85 名前::2021/12/10(金) 21:59:42.37 ID:t8nkzWxT0.net

アニメ実写化って爆死の教科書みたいなのになんで続けるのだろう

88 名前::2021/12/10(金) 21:59:53.87 ID:qX5ccabS0.net

スパイクがただの汚いおっさんで萎えた

93 名前::2021/12/10(金) 22:02:24.98 ID:Slfm4uX/0.net

何か違うな~って出来だったし

97 名前::2021/12/10(金) 22:03:41.75 ID:2UqLIUup0.net

とりあえず、CGや特撮やデフォルメ表現が必要なアニメの実写化はやめておけ。
町山智弘は、こういうところが気に入らない。
「暴力脱獄」は新約聖書とも実存主義哲学とも何の関係も無いだろう。
不撓不屈の精神のカッコよさを描いた、「男の映画」なのである。キリストでさえ、逮捕される前には悩み、十字架上では「我が神よ、なぜ私を見捨てたのですか」と訴えた。笑顔で死んでいった「クールハンド・ルーク」のほうがはるかに男らしい。

町山は宗教とか哲学とか、高尚そうに見えるものを持ち出して、自分の知的装飾にするのが、実に臭い。映画の焦点(本質的ポイント)すら見えないのではないか。


(以下引用)

町山智浩の映画塾!ポール・ニューマン主演『暴力脱獄』刑務所を舞台に新約聖書を描いた、実存主義哲学映画の名作。
アマゾンプライムで洋画の旧作をたくさん放映していて、旧作好きの私はごひいきにしているのだが、世間には「白黒映画」であるだけで拒否して見ない層がいるらしい。それは勿体ない話である。カラー映画の良さが出ている作品ももちろんあるが、たいていのカラー映画は、カラーであることが欠点になっているのである。それはなぜかと言うと、「画面のあらゆる部分が自己主張している」ことだ。そのために、視聴者は視点が集中できなくなる。白黒映画だと視点は基本的に演技者だけに集中されるから、話が分かりやすい。逆に言えば、「脚本がダメな映画」はまったくダメ映画となるわけで、映画の古典として残ることがない。
昨日もヒッチコックの「暗殺者の家」と「舞台恐怖症」を見たが、どちらも脚本が見事で、もちろん演出も素晴らしい。ただし、後者は最後がひねりすぎで、そのために話の冒頭と矛盾があるように思ったが、一度見ただけなので確認していない。「暗殺者の家」は後にハリウッドでリメイクした「知りすぎた男」のほうが有名だが、英国版の白黒映画のこちらのほうが勝っている部分も多い。ピーター(ペーター?)・ローレの悪役は、宮崎駿のアニメ映画の悪役の原型ではないか。
なお、「舞台恐怖症」という邦題はあまり良くないと思う。これは病気の話ではなく、舞台上で女優がある一瞬だけ恐怖に襲われる話なので「症」ではない。「舞台の恐怖」か「恐怖の舞台」であるべきだろう。「暗殺者の家」は、話の中身を教えすぎている上に、あまり魅力的なタイトルでもないと思う。原題どおり「知りすぎた男」でいい。まあ、原題も、話の内容にそれほど合っているとは思わないが、陰謀を知った男が、そのことを(犯人たちに子供を誘拐されたため)警察に話せない状況に追い込まれ、自らその陰謀阻止(そして子供の救出)に立ち向かう、というのは確かに「知りすぎた」からと言えないこともない。私がタイトルをつけるなら「お前がやれ(Do it yourself)」である。まあ、今だと日曜大工の話と思われるかwww 「誰にも言うな」でもいい。
漫画家あさりよしとおのツィートだが、私も同意見である。
名作とか傑作と言う以上に、「完璧映画」と私は評している。もしもこれで特徴のある主題曲でも付いていれば、もっと良かったかとも思うが、むしろそれは映画の味を「勝手に」変えた可能性もあるので、無くてよかったかもしれない。
ただし、邪気に満ちた連中は、この映画の中の新聞記者の「騎士的ふるまい」を「ありえない」とするかもしれない。まあ、蟹は自分に合わせて穴を掘るのである。
この映画は「古き良きハリウッド映画」の最高の発露で、ロマコメの最高峰だろう。映画でのセックス描写が許容されてからは、ロマコメ映画は滅びたのである。

(以下引用)


浅利与一義遠
@hologon15
·
16時間
Blu-rayで『ローマの休日』を観ている。

別に「映画ファンを自称するなら観ろ!」みたいな事は言わんが、観た事無ければ、確実に人生に対し損をしている事は保証する。

(絶対値に対し、ピンと来ないのに対しては、知ったこっちゃ無い)
一宮真という人のツィートだが、ウィリアム・ワイラーを名監督の代表としている発言を私以外で見たのは初めてなので載せておく。観る目のある人だ。ワイラーの映画は外連味(けれんみ)が全く無いから一見地味だが、描くべきものを過不足無く描くその手腕が凄いのである。だから、視聴感が非常にいい。芸術家臭さがゼロの職人監督で本質的にヒューマニストだと思う。
お勧めは、「西部の男」で、この映画の主人公(ゲイリー・クーパー)は映画の主人公の中で私が一番理想とする人物だ。もちろん、「ローマの休日」は彼以外が監督していたら愚劣で不愉快な作品になっていただろう。


(以下引用)

萩尾望都『私の少女マンガ講義』
コマ割りが苦手な新人は横山光輝のマンガを読めば勉強になるかも、という一言は至言だと思う。
映画監督になりたかったらウィリアム・ワイラー観ろ、みたいな感じ。
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