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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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現場は味噌汁自分で作って頑張っているんだから、邦画の悪口を言うな、と言って炎上したあのツィート関連のコメントだが、現在の邦画がなぜあれほどつまらないのか、という根本原因を道破しているのではないかと思われるコメントを転載する。



フローライト@今日どこさん行くと? @FluoRiteTW 2016年4月11日
テレビマンが寄ってたかってテレビの理屈、テレビの文脈で映画作るから色々チープになってきたんだよ。「大予算だぞ!(テレビドラマと比べて)」「すごいキャストだ(テレビでおなじみ)」「重厚な内容だ!(毎週放送1時間ドラマ比)」これに加えて関連商品でカレーパン売ろうだのゆるキャラにしてやろうだのと贅肉ブクブクつけた日にゃ、そりゃ洋画に勝てないだろうって自明の理よ。予算で負けて映画へのハートでも負けてるんだからな。




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舞台劇(ミュージカル)「キャッツ」の実写映画化の記者評の一部だが、ここまで酷評される映画も珍しい。まあ、どんな映画か、見なくても予想はできる。こういう作品は下手にリアルに描くと気持ち悪くなるものだ。
デビッド・リンチの「エレファントマン」は舞台劇の映画化だが、映画版とは異なり、舞台では、その美貌の真っ盛りだったデビッド・ボウィがそのままの顔で「最高に醜悪」な奇形児エレファントマンを演じ、観客はそのボウィの背後に実際のエレファントマンを想像しながらその劇の進行を見る、というものだったらしい。つまり、ボウィが演じたのは醜いエレファントマンの精神の美しさの象徴だったのである。これこそが、「観客を信じる」作り方であり、多くの実写化は「作り手側がすべてを支配しようとする」傲慢さを持っている。







Vulture記者:
「キャッツを善と悪のベクトルで判断するのは間違いだと思う。愛情を込めて言うと、あれは怪物だ」


ジャーナリストDavid Farrier氏:
「13歳の頃、両親がネコの繁殖を始めた。鳴き声を上げあさり歩き、とめどなく交尾するネコたちの光景が今も目に焼き付いている。25歳になると自分はケモナーの友人とつるむようになった。彼らは毛皮のスーツを着込み発情。鳴き声を上げながら性交渉を続けていた。そして37歳になった自分は『キャッツ』を観た。13歳と25歳の自分を追体験しているようだった。これは映画ではなくカオスである」


Polygon記者:
「キャッツとは、第三の目が開きアストラル界を覗き込むことができるようになるような幻覚体験である」


ロサンゼルスタイムズ記者:
「キャストが『幸せって何かを思い出した』と歌っていたが、劇場の出口の光を見たときにも同じことを思い出せるはずだ」


The Beat記者:
「キャッツはゴミ映画である。犬の生誕以来、猫にとって最悪の出来事だ」

<海外の反応>


クッソ笑った


酷いってレベルじゃないだろw


ついに人類最高峰傑作の映画が完成したか・・


楽しみにしてた『キャッツ』ファン
キャッツ


これは公開初日に見に行かないとだwwwww


>13歳と25歳の自分を追体験しているよう
幼い頃の記憶を思い出させる映画とか相当の傑作に違いないわ!アカデミー賞はこれで決まりだ!


犬の生誕以来ってレビューすこ


もうなんかゾクゾクするね!こんな大予算のクソ映画は初めてかもしれん!


ニューヨークタイムズ記者:
「これまで知られていなかった不浄なポルノのジャンルにうっかり遭遇したような体験だ。発情した毛皮のバケモノたちが舌を使ってミルクを飲み、いやらしい声をあげるたびに、FBIが劇場に乗り込んで来るのではないかと思った」


ハリウッドリポーター記者:
「キャッツは今年見た中で一番酷い映画だ。あまりに醜い映画だったので、記憶から消せないかと願うほどだ」


映画評論家Robbie Collin氏:
「自分の脳みそが寄生虫に蝕まれているのでは?と感じるほどだった。キャッツの映画体験はストレスが多すぎて偏頭痛を伴った」


io9記者:
「絶対に見てはいけないものを、絶対に見られてはいけないものを、観客は目撃することになる。畏怖の念を抱くはずだ」


SlashFilm記者:
「バカと天才は紙一重というが、キャッツとはその紙の上に毛球を吐き捨て、それをケツでなすりつけてくるような映画だ」













私は稲垣浩は名監督だと思っているし、「日本誕生」も好きな映画だが、これはまさに「看板に偽りあり」の代表例だと思う。
つまりこの看板に釣られて見に行った人は、ヤマタノオロチのあまりのしょぼさにガッカリすること請け合いである。ついでに言えば、そのヤマタノオロチとスサノオノミコト(三船敏郎)の戦いも非常にしょぼい。何しろ怪獣がハリボテなので、同じ画面に両者が存在することがほとんどなく、三船が剣を構えて何やら演舞をし、力んでみせるだけなのである。
ただし、最後の日本武尊(三船の二役)の死の場面はまさに日本映画の美点と言うべき情感に溢れた名場面である。白鳥になって飛んでいく日本武尊の魂を女たちが追いかける様は涙がこみ上げる。



さんがリツイート

子どもが泣きそうなくらい大迫力の看板ですね⚡️アート作品と言えそうな気がしてきます。どんなふうに制作設営していたのでしょう❓
日本誕生ということはヤマタノオロチのところですね?

 フロア展示写真 – 場所: 柳ケ瀬 日の出町商店街


民間ロケット打ち上げ成功の記事の写真への感想らしい。つまり、ロケットの形状が、アレなんだろう。
私は「フラッシュゴードン」は漫画も映画も見たことが無いが、そのパロディである「フレッシュゴードン」(「フレッシュ」は「生肉」の意味。)は何故か見ている。というのは、名優、マックス・フォン・シドーが敵の大物(モンゴル人風のメーキャップ)を演じていて、彼がこんな際物映画に出るなら、きっと面白いだろうと思ったからである。下ネタが多いだろうという予想の通りだったが、映画の出来はまあまあだったか。しかし、三流SF映画には、SF映画への愛情があふれていて、その稚気が楽しいのである。
それはともかく、外国の名優や大物俳優は、時々お遊びで変な映画に出るところが面白い。ただし、当人にユーモアセンスが無いと無残である。別にふざけた演技をしろというわけではなく、真面目に演じるほど面白いのだ。メリル・ストリープなど、喜劇に出るとまったく面白くない女優である。当人にユーモアセンスが無いというか、落語界で言う「フラ」(存在そのもののおかしみ)が無いのだろう。ロバート・デ・ニーロも同じ。


さんがリツイート

「フレッシュ・ゴードン」わからない人のためにテレビで放映すればいいのに。(できるかーい)























私は下品なものが嫌いなので、「映画秘宝」という、誌名からして下品そうな雑誌は読んだことが無いが、97年のベスト1が「マーズ・アタック」で、2002年のベスト1が「クレしんモーレツ大人帝国」であるところは実に妥当だと思う。これは普通の、頭の固い「映画評論家」たちでは選べないだろう。
その「映画秘宝」が休刊だか廃刊になるらしいのは惜しくはある。



さんがリツイート

映画秘宝2002年のベスト1位がクレヨンしんちゃんのオトナ帝国というのを本屋で見て驚き、そんなバカな〜とレンタルして号泣してなかったら、今日まで数多くの面白い作品に出会えてなかったと思う…ありがとう映画秘宝


あの用務員が関谷という名前だったというのは憶えていないが、重要な登場人物であるのは確かで、現代なら小学生女子をセックスの相手にする(それが無いと逆に不自然である。)どぎつい描写まで描かれていたのではないか。映画化だと、たとえば可愛い女子生徒の手を引っ張って行って一室に閉じこもるといった「匂わす」描写までしか描けないだろうが、そこまでだけでも描くのがいい。かえって観客の想像を掻き立てて、悪寒すら感じさせるだろう。あのような低劣な人間が、「大人である」というだけでその世界の最高権力者になる、というのは、形を変えた身分社会(上級国民対下級国民)の戯画にもなっている。
まさに用務員という感じの冴えない容姿に気味の悪さが漂うという点では、蛭子能収はまさに適役だろう。ほかに思いつかないくらいだ。
母親の描写が大事だ、というのも同感。最後で母親の自己犠牲的行動によって子供たちが救われるというのが最高の感動ポイントなのだから、その前の母親の悪戦苦闘の描写が非常に大事になる。つまり、布石を重視しなければならないのだが、パニックものの脚本家や監督は大イベント場面(スペクタクル場面)の描写しか頭に無く、人間のドラマとしては非常に低水準になりがちなのである。
まあ、それを逆手に取って人間ドラマをすべてカットして成功したのが「シン・ゴジラ」だったわけだが、映画館の大画面ならともかく、テレビ画面で二度見る気にならないのは、やはりそこが弱点だからだと思う。テレビ画面ではどんな大画面でもスペクタクル性はゼロになるからだ。そこが、人間ドラマもしっかりしている「ベン・ハー」あたりとの違いだ。

12月14日

ペストに冒された未来の息子を救うため、特効薬を入手するために自分の手を包丁で突き刺して病院に入院する母親の描写、生き残った唯一の大人である用務員の関谷が女子小学生をはべらせて「関谷様と呼べ!」「流行歌を歌え!」と叫ぶ場面がちゃんと描けていれば「映画漂流教室」は成功したも同然。


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  • 12月14日

    私見では漂流教室を映画化するポイントは「未来に居る息子とテレパシーでつながった母親の、現在時間での苦闘」「卑屈な独裁者・関谷様」の二点だと思うのだが、過去の映画化ではそこを押さえずに別のどうでもいい描写に力を入れている。


    このスレッドを表示
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  • 12月13日

    「漂流教室」の過去の映画化は私見ではすべて失敗しているが、私としては関谷様に蛭子能収をキャスティングしてもう一度リメイクしてほしい。


私も「禁断の惑星」はお勧めである。なぜかネットテレビでは古い映画はあまり見られないし、特にヨーロッパの「名画」とされているものはほとんど見られない。また昔のB級映画でカルト的人気のあるものもほとんど見られない。
私がお勧めするSF映画(まあ、さほど観ているわけではないが)を10本挙げておく。番号は思いついた順であり、順位ではない。
なお、「スター・ウォーズ」は、見た時は結構面白かったが、まったく記憶に残っていない映画であるので、私のお勧めには入らない。元ネタである黒澤の「隠し砦の三悪人」のほうが面白い。



1。禁断の惑星
2。ゴジラ(第1作)
3。マタンゴ
4。地球の静止する日(オリジナル版)
5。遊星からの物体X
6。バック・トゥ・ザ・フューチャー(第1作)
7。2001年宇宙の旅
8。時計仕掛けのオレンジ
9。ジェニーの肖像
10。ロッキー・ホラー・ショー


案外思いつかない。「ロッキー・ホラー・ショー」はSFというよりSF映画が好きな人への愛情のこもった、カルト的ミュージカル映画である。私はSF映画があまり好きではないのかもしれない。「ジェニーの肖像」はSFというよりは超常現象を含むラブロマンスである。主人公の女優がもっと美人ならよかったが、全体の雰囲気が素晴らしい映画だ。

(訂正)前に「宇宙の静止する日」と書いたのは「地球の静止する日」の間違いなので訂正した。
なお、題名を正確に思い出せないためにリストに入れなかったクリストファー・リーブ主演「ある日どこかで」をリストに入れることにする。ロマンチックSFとしては最高傑作かもしれない。原題は「somewhere in time」で、「いつかどこかで」とか「ある日どこかで」ではなく、「時のどこかで」と訳すべきだろう。ラフマニノフの「パガニーニ主題による変奏曲(ラフマニノフのラプソディ)」の使い方が最高に見事で、過去の部分は薄い紗をかけたような画面であるのも、或る種の定番とはいえ、物語内容によく合っている。映画は、奇抜さを競うのではなく、昔からの技法を破綻なく使うほうが大事だと思わせられる。





『禁断の惑星』は絶対に観るべし。


















ほとんどの大人は「ET」を「ファンタジーSF」として観にきたわけで、作り手側は「子供を主な対象としつつ、一部の大人の鑑賞にも耐える作品」を作ったわけだ。私はむしろ、この映画が「子供騙し」に見られるのを避けたためか、登場する子供たちの家庭が片親家庭であることで、ファンタジーに余計なリアリティを与えたのはミスだったと思っている。
だが、ファンタジーというのは難しいもので、一般的には細部のリアリティは、全体の「大嘘」を観客に納得させるのに絶対に必要なのである。「ET」は、その細部のリアリティは素晴らしかった。逆に日本の特撮映画のほとんどがダメなのはそこなのである。その駄目さを一部の物好きが許容して甘やかしてばかりいるからいつまで経っても日本の特撮映画は進歩しない。
要するに、子供だましの映画は、子供すら本当は騙せないのである。
下の「オバハン」は、ファンタジーと「子供だまし」を混同している。



映画の鑑賞マナーで思い出すのは(これはスマホとか無い時代だけど)山上たつひこの『ええじゃない課』で須崎君が「ET」観に行ったら隣に傍若無人なおばちゃんと子供が座って酷い目に遭う話。「なんやこれ子供だましやなー」











「死霊の盆踊り」は、私も一生忘れることができない「サイテー邦題」だと思うが、インパクトは凄い。題名だけで歴史に残るだろう。
エド・ウッドは、カネも無く才能もまったく無いが、映画愛だけはハリウッドでもナンバーワンだっただろうという三流以下の監督として有名で、その作った映画もサイテー映画だと言う。
このふたつの併映というのは凄い。



  1. さんがリツイート

    サイテー映画の大逆襲2020!『死霊の盆踊り』&『プラン9~』、爆笑必至の特報解禁


  2. さんがリツイート

    『死霊の盆踊り』を超える邦題を、自分は知らない。














私がタケシの映画で、映画館で見たのが「あの夏いちばん静かな海」と、たぶん「キッズリターン」の2作だけだと思うが、どちらも傑作で、それで私は満足して、彼の暴力系、ヤクザ系の映画はたぶんひとつも見ていない。もともとその手の映画は見ていて楽しくないからだ。
「あの夏いちばん静かな海」は、聾唖者のカップルの話で、佐藤春夫の詩「海の若者」をモチーフにしたような映画で、ほとんどセリフが無く、ストーリーもほとんど無い話だが、実に詩情溢れる作品で、最初はタケシの映画の暴力性を嫌っていた淀川長治が、大絶賛したものである。確か、音楽は久石譲だったと思う。まさに、静謐の詩であった。
「キッズリターン」は、下のコメントにある会話で終わる青春物語だが、「青春残酷物語」という内容で、これも詩的な作品だった。人生や青春の苦さが詩情となっているわけだ。

この2作品は、ぜひテレビ放映してほしいと思う。未見だった若者は、この作品でタケシという「詩人」の魅力を知るだろう。

(追記)サービスに、「海の若者」の詩を挙げておく。この詩は歌曲にもなっていて、そちらも実にいい曲なので、ユーチューブで視聴をお勧めする。ただし、作曲者が複数いるようなので、あまり感心しない曲もある。


海の若者


ー佐藤春夫ー


若者は海で生(うま)れた。


風を孕(はら)んだ帆の乳房(ちぶさ)で育った。


すばらしく巨(おおき)くなった。


或(あ)る日 海へ出て


彼は もう 帰らない。


もしかするとあのどっしりした足どりで


海へ大股(おおまた)に歩み込んだのだ。


とり残された者どもは
泣いて小さな墓をたてた。








松本人志(初監督43才)   北野武(初監督42才)

大日本人         その男、凶暴につき
しんぼる         3-4X10月
さや侍          あの夏、いちばん静かな海。
R100           ソナチネ

最初の4本を比較すると才能の残酷さが分かるな
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「マーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな」
「マーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな?」
「バカやろう
まだ始まってもいねえよ」

こういうどストレートが死んでも投げられないのが松本 いつだって変化球







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