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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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まあ、この問題は以前にも取り上げたように思うが、ネットでも何度か論議されているというか、邦画が嫌いな理由の上位に来る問題である。しかし、いつまでも改善されない。そのひとつの原因は無能監督や無能脚本家に仕事を安易に任せることにあるのだろう。
もうひとつ言えば、通常の会話の音量と、効果音の異常なギャップ問題もある。突然、大音量の効果音が鳴り響き、あわててテレビのボリュームを下げると会話が聞こえなくなる、というのはざらである。これも、「こういうのが視聴者に『迫力感』を与える」という思い込みで、迷惑この上ない。映画館で見ても、耳がおかしくなるだけだろう。しかも、今は家庭視聴が大半なのだから、配慮が必要なはずだ。

山本貴嗣
@atsuji_yamamoto
·
12時間
うん、だから見ない。昭和のころからそう。「男はどなる女は泣く」が昔の定番でうんざりだったんだけど最近は男女区別なく「どなって泣く」ようになってきて、ある意味わずかな進歩なのかもだが解消すべき問題はそこじゃないだろって思う
引用ツイート

未識魚 /中川譲 @ サンクリ2020Summer ソ13b
@mishiki
· 13時間
これはまともな批評家や関係者がこの何十年ずっと言ってきてるはずだがこれといった改善の兆しはなく、むしろ一貫して悪くなっていて、特に映画やドラマの予告編では全員が泣くか怒るか叫んでいる。 twitter.com/hiranok/status…
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これは完全に「悲報」だろう。ハリウッドで映画化しろよ。
邦画で実写化するなら、主演が山崎賢人というのは、顔的に最悪だろう。主人公は真面目で融通の利かない質実剛健の技術者であり、純朴だから悪女に騙される、という人間だ。どこにも山崎賢人らしさがない。私が選ぶなら鈴木亮平あたりか。どこか愛嬌があって子供に好かれる顔の俳優がいい。ジゴロ顔、ホスト顔、ジャニーズ顔の俳優はダメである。年齢自体も三十代初めくらいの俳優がいい。私の好きな俳優ではないが、「逃げ恥」のあの俳優(兼歌手。名前は失念)も悪くないが、もう少し男らしさのある顔がいい。集客力は鈴木亮平よりはあるかもしれない。阿部寛が三十代だったら一番良かっただろうか。

(以下引用)


【朗報】SF小説『夏への扉』、山崎賢人主演で実写映画化



2020年06月30日
エンタメ
. .


1: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:49:28.04 ID:pYHK5ARs0NIKU

no title

舞台は日本に再構築されるらしい


引用元: ・https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1593409768/


3: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:50:30.68 ID:hcH4lwGSpNIKU

ちょっと違うなぁ


4: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:51:12.12 ID:C3EH2Mgf0NIKU

まーた山崎賢人


5: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:51:30.27 ID:zaFPPllh0NIKU

くっそしょぼそう


6: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:51:34.29 ID:ocb1UPXzpNIKU

クソではないけど過大評価されすぎな小説


37: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:58:50.49 ID:FE7pscUbdNIKU

>>6
タイトルがオシャレだからね


110: 名無しさん 2020/06/29(月) 15:11:56.29 ID:Fn3uM22B0NIKU

>>6
日本人が好きそうではある


8: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:52:43.77 ID:ofO/r8Xr0NIKU

菅田将暉よりゴリ押しエグい奴


9: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:52:56.91 ID:WdW1KQiXdNIKU

くだらんね
役者のファン以外得しないんだからいつも通りのしゃうもない脚本書いてろよ


11: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:53:11.67 ID:1T3TBbL2rNIKU

邦画は頭イカれとんの


12: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:53:20.51 ID:39kUp7PM0NIKU

今からでも止められないのか?
ハインラインがかわいそう


17: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:54:36.56 ID:1NXNkLSk0NIKU

はい爆死


18: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:55:17.19 ID:OCHdcsU7rNIKU

日本でやるなよ


19: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:55:23.29 ID:r9HSFx/MaNIKU

色んな作品のベースになった古典的名作ではあるけど設定大改変せんと普通に微妙になるやろな


27: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:57:20.44 ID:HtMcuMhR0NIKU

文化女中器は今風だとメイドロボなんやろか


53: 名無しさん 2020/06/29(月) 15:02:06.84 ID:TL6S5P2V0NIKU

>>27
なんやそれと思ったらワイが読んだの新訳版やったわ
お掃除ガールとかだったはず


56: 名無しさん 2020/06/29(月) 15:02:44.38 ID:+63z9zgS0NIKU

>>53
ファッ!?
あの序盤のセンスが評価点やと思ってたのにこれじゃあかんな


32: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:58:17.81 ID:sy/GZvY30NIKU

役者で売るな


35: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:58:39.74 ID:1T3TBbL2rNIKU

こいつは事務所が強いんか?


42: 名無しさん 2020/06/29(月) 14:59:45.65 ID:HtMcuMhR0NIKU

旧訳のほうがええんで新訳は駄目だとどっかでみたわ


44: 名無しさん 2020/06/29(月) 15:00:12.93 ID:YN4awkDM0NIKU

いつもの出演俳優が先のクソ邦画やろ
とにかく売りたい役者のプロモートの為に映画やら舞台やらブチ上げる
本当にクソ
まあ、映画評論家を名乗る人間が古典的名画の細部に人種差別的表現があるからとして否定的評価を下したらアホの極みだが、現在のように反人種差別運動がエスカレートしてくると、少しでも彼らの行為に批判的に見える発言をすると叩かれるわけで、町山智浩のこの発言はなかなか勇気がある、と言える。
これまでも黒人をクズとして描くことはハリウッドではむしろ禁制になっており、黒人の役は冷静で善人と決まっていたようなものだ。ひとつの人種の人間がすべて聖人であるような人種は存在しない。
「風とともに去りぬ」での黒人描写はむしろ黒人に好意的であり、虚言癖の少女(トプシーと言ったか)も、単に物知らずな無邪気な子供として描かれていたのである。黒人だろうが白人だろうが、理知的な、冷静な子供のほうが稀だろう。


(以下引用)



町山智浩
@TomoMachi
·
6月11日
『風と共に去りぬ』はうそつきの黒人メイドの描写が差別的とされるが、スカーレットは黒人の乳母マミーを母親のように尊敬しており、レットはマミーをレディとして扱う。アシュレーはKKKとして黒人リンチに参加するが、愚かなこととして描かれている。
ウィキペディアの「マーナ・ロイ」の項目である。
写真はヴァンプ(妖婦)役時代の写真だと思う。妖婦役から良妻賢母役への転身が面白い。

(以下引用)

マーナ・ロイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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マーナ・ロイ
Myrna Loy
Myrna Loy
マーナ・ロイの宣材写真
本名Myrna Adele Williams
生年月日1905年8月2日
没年月日1993年12月14日(88歳没)
出生地アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 モンタナ州レイダースバーグ
死没地アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
活動期間1925年 - 1982年
配偶者Arthur Hornblow, Jr.
(1936-1942)
John Hertz, Jr. (1942-1944)
Gene Markey (1946-1950)
Howland H. Sargeant
(1951-1960)

テンプレートを表示
影なき男の影』(1941年)より

マーナ・ロイ(Myrna Loy、1905年8月2日 - 1993年12月14日)は、アメリカ合衆国の女優。良妻賢母な女性役を得意とした。本名はMyrna Adele Williams。

生涯[編集]

モンタナ州レイダースバーグ生まれ。父方はウェールズ系、母親はスウェーデン及びスコットランド系[1][2]。州議会の議員も務めた牧場主の娘で、1912年に州都ヘレナに移る。ヘレナ出身の俳優ゲイリー・クーパーと幼い頃に遊んだことがあるという。1918年に父がインフルエンザにより急逝[3]したのがきっかけで、母と共にロサンゼルス近郊に移住、それまでロサンゼルスの寄宿生女学校に学んでいたが、公立のヴェニス・ハイスクールに転じた。ちなみに同校の庭に建てられた彫像は在学中に彼女がモデルとして選ばれたものであり、今でも校庭の跡地に彫像は残っているが、現在は鉄柵で囲まれている[4]


卒業後は少女時代から習っていたダンスの特技を生かし、ダンス教師として自活。1923年グローマンズ・チャイニーズ・シアターのダンシング・チームに参加し、『十誡』のアトラクションで踊っていたところを写真家のヘンリー・ワックスマンが撮影し、それを見たルドルフ・ヴァレンティノが映画に起用しようとテストを受けさせたが、デビューは実現しなかったものの、『ベン・ハー』に端役としての出演を経て、1925年に『美人帝国』でデビュー。しかし別の文献によるとダグラス・フェアバンクス主演の『バグダッドの盗賊』上映のアトラクションとしてで踊っていたところをスカウトされたという説もある。ワーナー・ブラザースと契約し、芸名もガートルード・スタインの詩をヒントにマーナ・ロイとした。


1928年の"Crimson City"で中国女性を演じてからは、サイレント期は60本余りの作品でエキゾチックな妖婦役が専門であったが、1931年『人類の戦士』でまじめな役を与えられてからは心のやさしい女性役が多くなる。フォックス社に一年間在籍したのち、1933年メトロ・ゴールドウィン・メイヤー社と契約してからは、アーヴィング・タルバーグに認められて、1932年の『男の世界』や1936年の『巨星ジークフェルド』をはじめ、次々と話題作に出演し、人気が頂点に達した。特に1934年からはじまる「影なき男」シリーズは、ウィリアム・パウエルとの名探偵コンビが大評判となり一時代を築いた。二人はその後、『影なき男』シリーズ6本を含む12本で共演。実生活でも恋仲である事を噂されたが、実際には二人の間には何もなかったという。


戦後は1946年の『我等の生涯の最良の年』のフレドリック・マーチ扮する帰還兵の妻役で人気が再燃、1950年の『一ダースなら安くなる』に出演したのち、次第に脇役に回るも、その後もハリウッドの大御所女優のひとりとして活躍した。1950年代末から舞台へと進出、『裸足で散歩』のシカゴ公演ではサラ・シドンズ賞を受賞した。1973年にはブロードウェイにもデビューを果たす。


結婚歴は4度。戦中は赤十字活動、戦後は反マッカシーズムを表明。ユネスコ婦人代表をつとめたり、民主党の大統領候補を応援するなど政治への関心も強く、また、社会への献身的な活動も評価されている。1990年に、故郷ヘレナに劇場「ザ・マーナ・ロイ・センター」がオープンする。1991年には第63回アカデミー賞名誉賞を受賞した(プレゼンターはアンジェリカ・ヒューストン。マーナ自身は中継で登場した)。


1993年12月14日、乳癌で死去。88歳。


2日ほど前にウィリアム・ワイラーがアカデミー賞(たぶん作品賞)を獲った「我らが生涯の最良の年」をアマゾン・プライムで観たのだが、その中の3人の主人公復員兵たちのひとり(銀行員)の寝相が、まさにBTFのマーティみたいで、何か関係があるのかな、それとも単なる偶然か、と思ったのだが、あちらの監督は昔の映画をよく見ていて、それへのオマージュを自分の映画の中でやることが多いから、たぶん、それとないオマージュだったのではないかと思う。
なお、映画の俳優紹介の順序(ビリングと言ったか? 有名度順、格の高い順になることが多い。)で最初に載っていたのは、3人の復員兵ではなく、当時の「お母さん」女優のマーナ・ロイだった。たぶん、上記の銀行員の奥さんの役だと思う。確かに、ある種の理想のお母さん(しかも美人)という感じで、日本の映画もこういう「美人のお母さん」という役を女優たちがもっとたくさんやるといいと思う。脚本家や監督もそういう役のある映画を作るといい。
最近のハリウッド映画だと美人女優が母親役をやっても不倫ドロドロの役ばかりで、昔のような「良妻賢母」という役はしない。あるいは映画監督や脚本家がそういう役を作らない。たぶん、フェミニズムの批判を恐れているのだと思う。だから世間からも良妻賢母は消えていくwww
アマゾンプライムは、ネットフリックスとは異なり、かなり古い映画(ほとんど名画)が非常に充実しているが、残念なのは、字幕版の字幕にミスが多いことで、「校正(校訂)をしていないな」と思う。あるいは、校正者が無能なのかもしれない。「意外」を「以外」と書くなどは多くのネット民がやる誤りで、何が間違いなのか理解していないのだろうが、ひどい場合には「サム」という人名を「トム」と書いたりする。別の場所でサムだった人物が、そこだけトムになるのである。
しかし、そういうだらしなさには目をつぶる価値が、アマゾンプライムの映画選定にはある。
私は、これでヒッチコックの初期(たぶん、イギリス時代)の作品をいくつか見て、やはり優れた監督は若いころから素晴らしい才能を見せている、と実感した。とにかく、脇役やチョイ役に至るまで「人間が生きている」し、視聴者を飽きさせず、映画を見る楽しさがある。
映画館でしか映画を見られず、一度見逃した映画や旧作(古典的名画)とはほとんど二度と遭遇できなかった時代に較べると、映画好きには天国のような時代になったものだ。

なお、ネットフリックスの良いところは、字幕がしっかりしているところで、たとえば邦画や日本アニメでも、映画館で見た時には「何を言っているのか分からなかった」台詞が、ちゃんと字幕になっていて理解できるのは最高に素晴らしい。さらに、ネットフリックス制作の新作テレビシリーズ(テレビ映画)のレベルが高く、「トロツキー」などは、テレビ映画史上に残る大傑作である。


「ラビリンス 魔王の迷宮」の続編を作るというニュースへの某氏のツィートだが、あれは実際、デビッド・ボウイとジェニファー・コネリーを眺めて喜ぶだけの映画で、話などあっても無くても同じようなものである。特にデビッド・ボウイは実に魅力的な「魔王」ぶりで、これは彼のための役だなあ、と思ったものである。単にハンサムなだけではダメで、「悪魔」風味が必要なのである。ジェニファー・コネリーも、一番可愛かった時期だろう。
なお、「戦場のメリー・クリスマス」は、演技者としてのデビッド・ボウイの優れた才能が最もよく出た映画だと思う。

(以下引用)

よろづ屋TOM☆絵ネタはリツイートして戴くのが何よりのご褒美の夜行生物で御座る
@yolozyaTOM
(゜口゜;)続編…?
デビッド・ボウイとジェニファー・コネリーの代わりができるほどの美男美女が今、居るのか…?
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「バートン・フィンク」は見たはずだが、ほとんど内容は覚えていない。
しかし、コーエン兄弟の早すぎる「8 1/2」と考えれば何も難しいことはないのではないか。つまり、映画創造に携わる人間の創造の苦悩を現実と妄想を入り乱れさせて描いたものかと思う。
その構造からして「理解する必要性などまったく無い」のであって、面白いシーンを楽しめばいいという類の作品だろう。つまり、町山の(映画を理解するための)「詳しい解説」もほとんど意味は無い気がする。

(以下引用)

クローバー
@0b_scott89
「バートン・フィンク」

うーん意味わからん。
町山さんの解説聴いて大体意味わかったけど西洋文学や聖書に精通してないとまったく理解ができない映画。

決してつまらないわけではなく、コーエン兄弟が醸し出すいつもの独特な雰囲気は健在です。

あの生々しいホテル気持ち悪かったなぁ〜
口を開けて冷や汗をかいた顔
「映画のブログ」という、味も素っ気もないタイトルのブログだが、ゲームに対する造詣と愛情が深い筆者だと思われる。前にも「ドラゴンクエストユアストーリー」批判の文章で引用したかもしれない。
私は「光のお父さん」は、映画は見ていないがテレビ版で一話だけ見た。悪くないと思ったが、続けて見ようとまでは思わなかったのは、一番地味なあたりだったからだろう。今後、ネット配信で見る機会があれば見てみたい。

(以下引用)


『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』 退職したらゲームをしよう

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん[Blu-ray] ゲームを原作とする映画や、ゲームを扱った映画は少なくない。それらの中には面白い映画、優れた映画もあるのだが、総じて私はゲームを扱ったり原作にすることに肯定的になれなかった。

 なぜなら、映画よりもゲームのほうがずっと面白く、強烈な体験だからだ。

 アクションゲームやアドベンチャーゲームに比べれば、映画のほうが物語性の豊かさや、人情の機微の描き方において勝り、ゲームファンをも楽しませる作品になるかもしれない。
 けれどもロールプレイングゲーム(RPG)が相手ともなると、映画が優位に立つのは難しそうだ。なにしろ、映画というメディアは劇中人物の行動を傍観することを基本としており、受け手は観客の立場に留まり続けるのに対し、ゲームは受け手がみずから考え、行動するものだから、(他者が作ったシナリオをなぞりながらも)当事者として幾多の試練を経験できるのだ。他人の行動を傍から見ているよりも、みずから行動し経験するほうが緊張も感動も大きいのは間違いなかろう。

 だから、ゲームを扱った映画を観ていても、私なんぞは映画を楽しむより先にゲームをやりたくなることがしばしばだ。気もそぞろというか、ロールプレイングゲームを行わずにロールプレイングゲームっぽい映画を観ているこの時間は何なのだろうと思ってしまう。

 和製ロールプレイングゲームの代表格であるドラゴンクエストシリーズを作った堀井雄二氏は、シリーズ作品が立て続けに発売された1980年代を振り返り、「当時、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(1988年)を映画化しようという話があったのですが、お断りしたんです。ゲームは体験してこそ面白さがわかるもの。それを映画にして客観的に観ても、面白くないでしょう? と」と語っている。
 映画監督の山崎貴氏も「ゲームと映画は相性が良くない」とゲームの映画化は断ったという。「ゲームは人によっては何十時間もやるメディアですから感情移入の幅が半端ない。それを映画という技法で対抗するのは難しいなと」「ゲームは体感時間が長くてインタラクティブだけど、映画は一方通行だし尺が限られている。ゲームの映画化でうまくいった試しがないでしょう、と言いました」[*1][*2]
 ポール・W・S・アンダーソン監督の『バイオハザード』(2002年)などなかなかの成功作だと思うから、「ゲームの映画化でうまくいった試しがない」とまでは云えないかもしれないが、誰もが同じように考えているのは確かだろう。

 ところが、『劇場版 ファイナルファンタジーXIV(フォーティーン) 光のお父さん』はロールプレイングゲームを題材にして、ずっとゲームの話ばかりしている映画なのに、その素晴らしさは圧倒的だ。映画を観ている114分のあいだ、私は笑いをこらえきれなかったり、滂沱の涙を流したりした。本作は思ってもみないほどの感動大作だった。


「劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」Background Music 劇中で何度も言及される「シズル感」がキーワードであろう。シズル感とは、食べ物の映像が映れば食べたくなり、飲み物が映れば飲みたくなるような、五感に訴えかける感じのことである。
 広告代理店に勤める主人公は、クライアントから「もっと広告にシズル感を」と何度も求められる。仮想現実の世界を描いた『レディ・プレイヤー1』(2018年)で、スティーヴン・スピルバーグ監督は美味い食事にありつけるのは現実の世界だけだと主張した。そう、ゲーム内の仮想世界にはシズル感がないのだ。

 『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』が巧いのは、現実世界のドラマが、ゲームの世界にないものの補完になっていることだ。
 現実の職業人生、家族との軋轢や悲しみ、異性との素敵な出会い、そういった諸々が、まず等身大のドラマとして観客を映画に引き込む。
 そこへきて、映画の山場は異世界エオルゼアでのモンスターとの戦いだ。これまで中高年の男性を描いた邦画の山場といえば、野球の試合とかバンドの演奏等が描かれたものだった。しかし本作では、人間を含む様々な種族の仲間たちと協力しての、武術や魔法を駆使した壮絶な戦いが繰り広げられる。こんなにスケールの大きなクライマックスを迎える実写日本映画にはなかなかお目にかかれない。現実世界のドラマに没入したその先にとてつもないクライマックスが待っているから、観客の感情は尋常ではない激しさで揺れ動く。

 異世界エオルゼアでの物語に軸足を置いてみれば、ゲームの世界観を理解し、感情移入するプロセスを、現実世界での退職したお父さんと息子のエピソードに置き換えることでショートカットした映画ともいえる。
 何十時間もインタラクティブなプレイを行うことでようやくゲームに感情移入できるところを、誰もがとっつきやすく理解しやすい親子の関係や職場での出来事に代替させることで、たった114分のあいだに観客を決戦に向かう仲間たちに感情移入させる。敵を倒した感動を分かち合える状態に持っていく。
 長時間プレイして得られる喜びを、観客も疑似体験することができるのだ。

 しかも、舞台となるエオルゼアは、一般的な邦画の制作費と製作期間をはるかに上回るコストを投じて開発されたファイナルファンタジーXIVの世界。緻密に作り込まれた仮想世界の美しさ、雄大さといったらない。映画のために一から作ったのでは、こうはいくまい。

ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん 面白いのは、映画用に作られたCGIではなく、ゲームの運営元であるスクエア・エニックスが提供したサーバー上に名プレイヤーが集結し、腕を振るってキャラクターを動かすことでエオルゼアでのドラマが進行していることだ。
 スポーツを観戦するように、名プレイヤーのゲーム実況を見て楽しむことが普及した昨今、ファイナルファンタジーXIVに精通したプレイヤーたちの妙技を見るのも楽しかろう。野球映画に例えれば、映画のために本物の一流野球選手に集まってもらい、公式戦とは別に試合を開催して、それを劇中のドラマとして上映するようなものだ。

 しかもしかも、誰もが本名や素顔を明かすことなく知り合えるオンラインゲームのマスカレード的な面白ささえも、本作は取り込んでいる。
 ゲームの世界で、息子であることを隠しながらお父さんに接していることは、主人公と観客が共有する秘密だ。どのタイミングで、どうやってお父さんに秘密を明かすのか。真実を知ったお父さんはどんな反応をするのか。観客の興味は尽きない。
 正体を知ったらさぞや驚くだろうという期待は、しょぼくれた隠居爺さんが実は先の副将軍であるという水戸黄門や、見ず知らずの大富豪モンテ・クリスト伯が実は旧知の船乗りエドモン・ダンテスであるというような楽しさをもたらし、この上なくワクワクさせてくれる。

 そして、現実世界での家族の心配のピークと、異世界エオルゼアでの決戦と、主人公が正体を明かす瞬間のすべてが一点に集約して、映画は最高のクライマックスを迎える。なんという構成の妙だ。うまい、うますぎる。[*3]


 『レディ・プレイヤー1』は、ゲーム内の世界を魅力たっぷりに描きながらも、真の人生は現実世界にこそあると説いた。
 本作は、ゲームもまた人生の一部なのだと訴える。本作の主人公のモデルであり、本作のキャラクターの操作も担当したマイディー氏は、次のように述べている。
---
なので知ってほしいのです。僕らがモニターに映る「何を見ているのか」、一生懸命「何をしているのか」。この映画に出てくるモニターの向こう側の世界は、僕の実際の体験に基づくオンラインゲームのとても「リアル」な世界であり、「真実の姿」です。
それはずっとすれ違ってきた親子の仲を修復する事ができましたし、映画になるほどおもしろい物語でもあるのです。そんな力がオンラインゲームにはあるのだという事を多くの人に知ってほしい。
---

 面と向かっては話しにくい相手でもゲームの中なら対話できる。遠く離れた相手でも、ゲームの中なら一緒にいられる。
 電話やチャットで連絡するのとはまた違う。仮想世界とはいえ、同じ場所に集い、一緒に冒険して苦楽を共にできるのだ。
 その楽しさ素晴らしさを、本作はたっぷり味わわせてくれる。


[*1] 「ドラゴンクエスト」生みの親・堀井雄二、映画化で山崎貴総監督にお願いした2つのこと

[*2] ドラゴンクエスト ユア・ストーリー:山崎貴総監督が明かす“大人気ゲーム3DCGアニメ化に込めた思い 豪華キャスト起用のワケは…

[*3] 映画『翔んで埼玉』で知った方も多いだろう。埼玉銘菓十万石まんじゅうの惹句。


劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん[Blu-ray]劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』  [か行]
監督/野口照夫、山本清史(エオルゼアパート)
脚本/吹原幸太
出演/坂口健太郎 吉田鋼太郎 佐久間由衣 山本舞香 佐藤隆太 財前直見 南條愛乃 寿美菜子 悠木碧
日本公開/2019年6月21日
ジャンル/[ドラマ]
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映画館は、今の「三密営業」を完全に転換するしか生き残れないのではないか。
つまり、極端に言えば、映画館をたった一人で独占して見られる日(時間帯)を作り、その料金は一千万円くらいにする。あるいは、十個程度の「観賞用個室」を作り、料金は百万円くらいにするとか。

(以下引用)


七尾旅人
@tavito_net
行ったことすらない国を憎みながら、ある種の映画を愛しながら、しかし映画館が潰れていくことはどうでもいいし、それについて声を上げる人間は目障りだから叩きたい。
その心理構造がわからねー。





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