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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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更新の遅れていた「場末の。」さんのブログがやっと更新され、楽しく読んだが、一か所違和感を持ったのが、下の部分である。
私はもともと友人間の、私は誰それより(友人として、仲の良さの点で)上とか下とかいう感覚があまりピンと来ないのだが、ここでネモが加藤さんに対して「黒木を渡したくない」と思っているという捉え方は、友人間のマウント合戦という、ネットにおけるわたモテコメントの悪しき影響を受けている気がする。もちろん、それは冗談半分の論だろうが、半分は本気でそう思っているだろうし、黒木も初期には(今でも小宮山などに対しては)人以上にマウントを取りたがるキャラではあったのだから、そのような見方も間違いとは言えない。
しかし、誰もが友人に対してマウントを取りたがる人間かと言えば、そうだとも思わないし、わたモテの中でも聖人グループ(会長、ゆうちゃん、まこ)は人間関係における上下にはまったく関心がないし、そういう心理をむしろ下品だと思うタイプだと思う。
とすれば、ネモははたしてどのタイプか、というのが問題だが、私は、ネモはそれほど友人に執着していないと思う。それは、岡田(あーちゃん)と不仲になった時の態度を見ても分かる。岡田が機嫌を損ねて自分から離れようとしていることが明らかになっても、自分から追いかけようとはしなかったのである。「残念だが、彼女は彼女、私は私なのだから仕方がない」というあきらめが、その時のネモの態度からは感じられる。
それは友人が大切じゃないとか友人は不要ということではまったくない。人生観の問題だ。個人(他人も含め)の意志を大事にしたいと思っているからこそ、「去る者は追わず」となるのである。岡田と仲直りした時も、「自分がエロゲの声優をやったらあーちゃんはどんな顔するかな。でも、頼まれたらやるけどね」と、「自分の人生は自分のものだから、自分の意志を(そして他人への対応としてはその人の意志を)一番大事にする」という姿勢を見せているのである。
ある意味では、ネモはこの漫画の中で一番精神的に大人だな、と思う。声優になるために体を鍛え、日常でも役作りをしている面もあるわけだ。声優の枕営業の可能性なども全部知った上で、声優を目指しているのではないか。
さて、問題の場面の話に戻るが、ネモが黒木を特別な存在と思っているのは確かである。それはレズっ気とはまったく無関係な話で、「人間として面白いし、長い間クラスでの孤立状態に耐えたその精神力は凄いし、いざとなれば私以上に勇気がある」という、ある種の尊敬と親近感である。自分が高校でキャラを変えるきっかけをくれた存在でもある。だから、一番親しいあーちゃん以上に、(精神的に近いという点では)かけがえのない友人なのだが、では、黒木の友人カーストの中で自分を最上位にしたいという気持ちを(田村さんなどはそうだろうが)ネモが持っているかと言えば、そうではないはずだ。
最初に書いたように、ネモは、「自分の人生で一番大事なのは自分の意志だ」という考えだと思う。意志と意志がぶつかりあえば、大事な人間が自分から去っていっても、それは仕方がない、という考え方がネモの中にある、というのは岡田との一時期の離反と仲直りの過程について先に書いたとおりである。
かなり話が長くなったが、ネモの「クロは青学って感じじゃないよ」「行っても無駄」は、黒木の冗談を冗談として受け取ってくれない加藤さんに、「黒木の発言は自分でも言うとおり冗談なんだよ。それを分かってあげないと」と示す意味があると思う。ある意味では加藤さんの鈍感さをたしなめている感じがあるのではないか。だから加藤さんも「根本さんは黒木さんのことをそんなに分かっているの?」と言ったのだろう。聖人に近い加藤さんも、ネモの言葉の含みに気づいたとしたら、一見穏やかで笑顔のうちに進むこの会話も水面下で火花が散っている、怖い会話かもしれない。
要するに、ネモのここでの発言は、黒木を自分のモノにしたいという独占欲ではなく、黒木の冗談が冗談でなくなり、考えてもいなかった青学進学という話(冗談)が現実化して「黒木自身が自縄自縛に陥る」ことを(冗談めかした言い方で)防いでやろうという、友人としてのアシストだ、と私は思う。そこに「黒木を一番知っているのは私だ」という気持ちがあるにしても、それはマウント云々という話ではない。


(以下引用)



そして加藤さんからGWに青学のオープンキャンパスに行かないかと誘われ、恍惚とした表情で「一緒にイク」などとのたまうもこっち。簡単に他の女とイってしまうもこっちに対し、隣の田村さんもショックを隠しきれません
それはネモも同じなのか、「クロは青学って感じじゃないよ」「行っても無駄」と強く引き留めようとします。
先程は「もこっちがボケたからツッコミを入れた」形ですが、今回もこっちはボケていません。なのにネモが食いついたのは、「加藤さん(他の女)と(自分の志望校でもない)オープンキャンパスに行って欲しくない」という気持ちがあったからだと思います(この後自分の志望校のオープンキャンパスに一緒に行く約束を取り付ける辺り、もこっちと同じ大学に行きたい気持ちがあり「加藤さんに奪われるのが嫌だ」という気持ちを持っている事が推察されます)。
でも「行かないで」なんて事を正直に言えるはずのない性格のネモは、「行っても無駄」という素直じゃない表現で引き止めようとするんですね。




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