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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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古田も凄いが、古田の技術をこのように分析できる谷繁も凄い。よく、これだけ細かい技術を見抜けるものだ。谷繁が指導者として無能だと言われるのが理解できない。監督時代には、手足を縛られて監督業をやっていたような状態だったと私は思っている。もちろん、「捕手谷繁」が劣化した状態でのチームを率いていたのが一番大きい。捕手不在は現在に至るまで中日の宿痾というか、致命的弱点である。
下の記事で谷繁が指摘した3つの長所について、3番目は私には理解できないが、1,2番は理解できる。この3点でコンマ1秒からコンマ3秒を短縮した結果が、古田のあの驚異的な盗塁阻止率なのだから、捕手志望者は下の記事をバイブルにするべきだろう。




(以下引用)




通算盗塁阻止率4割6分2厘。捕手古田の極意はどこにあったのか。しのぎを削り合った谷繁元信氏(47=日刊スポーツ評論家)が、その技術を語った。


  ◇   ◇   ◇  


若いころの谷繁は、盗塁をいかに刺すかより、自分の肩の良さをアピールしようという意識の方が強かった。「だから、捕ってから少し時間をかけて強く投げる形だった。でも古田さんは捕ってから(球を)放すまでが速い。俺もああいう風にしたいと思って、見て分析して、自分の技術を磨いてきた」という。


谷繁は、古田の特徴を3点挙げた。


<1>「捕る」ではなく「受ける」 構えた位置から球を捕りにいく(=迎えにいく)と、ミットは体から離れていく。そうすると、ミットから投げる右手までの距離も必然的に長くなる。「自分がミットを引き戻す速さと球速を比べたら、どちらが速いか。当然球速の方が速いわけだから、なるべく体の近くで“球を受けて”送球に備えていた」。


<2>「つかむ」ではなく「渡す」 送球動作に入る際、捕球した球を右手でつかみにいく(=捕りにいく)のではなく、ミットを右手の位置まで持っていく。「球を渡しながら、両手で円を描くイメージで投げている。直線的な動きでは力みが出たり、無駄な動きが生じやすい。円の動きをすることで、力がボールにしっかり伝わるようにもなる」。


<3>右足を引かずに出す ステップのポイントは、左膝と右足の動き。「古田さんは、球を捕る寸前に左膝が内側に入り、捕球と同時に右足を少しだけ前に出して、投げることができる。普通は左膝を内側に入れて捕ろうとすると、右足を後ろに引いてしまう捕手が多い。そうすると下半身の力が逃げてしまい、手だけのスローイングになって弱い球になったり、正確な送球ができない」。


古田は<1>、<2>でコンマ1秒を削り、<3>で強く速いボールを、野手が捕りやすいベースの上へ正確に送ることを可能にしていた。


谷繁にとって、古田は「ずっと意識させられたキャッチャー」だった。盗塁阻止率4割を超えても、古田がその上にいたシーズンもあった。守備だけでなく、打線も主軸。「攻守の両方でメイン。捕手をやっていた者からすれば、本当にすごい。俺から言わせるとスーパーキャッチャー。学ぶものをたくさん持たれていた」。名捕手は名捕手を知る。(敬称略=つづく)【佐竹実】





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