苦手阪神に対して2連勝をするとはまったく思わなかった。
まあ、阪神としてはCSに巨人が来るよりは横浜が来たほうがいいだろうが、だからと言って先発投手に負けがつくような試合をする気もないだろう。選手個々は真面目に真剣にプレーをした結果だと思う。それで勝ったのだから、ウィーランド嶺井バッテリーを褒めるべきだし、打線もよく打った。４連休の好影響という可能性も少しはあるかもしれない。まさに「破竹の４連休」である。このフレーズは横浜がCSに進出したら今季の横浜を語る場合に長く使われるのではないか。
阪神打線を抑えたのはCSを睨んだ場合の好材料だが、逆に言えば、ウィーランドが完投完封しなければ横浜の中継ぎ陣が打たれた可能性はかなり高いわけで、中継ぎ陣の弱さが横浜の最大の弱点であるという事実はまったく変わっていない。今日は筒香が石崎を打ったが、いつも打てるとは限らない。中継ぎどうしの勝負となれば圧倒的に横浜が不利なのは明白である。その明白な事実にどう対策を立てるかで首脳陣の有能無能が分かるだろう。今日は選手の力で勝ったのである。まあ、嶺井をずっと使い続けている点だけはラミレスも少しは進歩しているとは思うが。
何度も言うが、嶺井が高校大学と日本一を経験しているということは、勝負勘がいいということ、短期戦に強いということなのである。単なる数字だけでは選手の能力は測れないのだ。捕手の数字を語るなら、捕手別防御率や捕手別勝率で語るべきだろう。打撃でも貢献しているのはおまけのようなものだが、そのおまけもなかなか侮れない。
まあ、あまり褒めると次には悪い目が出るというのが常であるから、ここから横浜全体としてどう戦うかが問題だ。そのカギを握るのが中継ぎ陣だろう。パットンがはたして８回をきちんと任せられるか、その前に７回を誰が投げるのか。仮に先発が早めにダウンした場合、「試合を作れる」中継ぎ（準先発）は誰か。首脳陣の責任は大きい。

2017年09月25日21時01分02秒更新

阪神 対 ＤｅＮＡ

【試合終了】 阪神13勝9敗0分け

◇公式戦◇開始18時00分◇甲子園◇観衆38112人

チーム	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
ＤｅＮＡ	0	0	1	0	0	2	0	1	3	７
阪  神	0	0	0	0	0	0	0	0	0	０

投手成績			勝利	敗戦	Ｓ	試合	回数	打者	球数	安打	三振	四球	死球	失点	自責	通算 防御
○	ウィーランド	（右）	９	２	０	20	９	33	102	５	４	１	１	０	０	2.67
●	岩田	（左）	２	２	０	９	６	26	102	８	４	１	０	３	３	4.31
	高橋	（左）	６	０	１	60	１	４	15	１	０	０	０	０	０	1.74
	藤川	（右）	３	０	０	49	１	５	23	１	３	１	０	１	１	2.39
	石崎	（右）	０	１	０	23	１	７	22	３	１	１	０	３	３	1.35

◇本塁打

宮崎13号（ソロ110m=藤川）

筒香25号（３ラン120m=石崎）

◇盗塁

上本（１回）

鳥谷（２回）

◇暴投

岩田（５回）

◇試合時間

２時間51分

◇球審

飯塚

◇塁審

土山

東

芦原