期待していた寺島や今井が故障しがちであったのは残念である。田中正義は、まあ、大学時代がピークだったという選手になるのではないか。実物をテレビ観戦したことはないが、何となくそういうパターンになりそうな気がする。力投型は故障しやすい、と小宮山が言っていたのを私はたぶん正しいのではないか、と思っているのだ。力投型というのは、「力投に見える投球フォーム」ということであり、つまり無駄な力がどこかに入っているから力投に見えるのだろう。そういうフォームは狂い始めるとなかなか修正が効かないように思う。
今井の故障などは、何が原因かよく分からないが、高校時代にも故障していたらしいから、古傷の再発ではないか。これも、どこまで回復できるか分からない。である以上、高校時代以上のパフォーマンスを求めるのは難しいような気がする。
中日の柳などは逆に、能力を出し切れていないように思う。大学とプロのレベル差に戸惑っているのではないだろうか。しかし、もともとプロレベルの投手だと私は思っており、プロのレベルに対応する投球術を身につけたら勝てる投手になるように思う。一番だめなのは故障による離脱であり、多少打たれたとか負け星が多いなどというのはマイナスに取る必要は無い。無理の無い投球フォームで、そして投げ続けていれば、いつか勝てるようになるだろう。そういう意味では私はヤクルトの原樹理などもわりと評価しているのである。あのタフさだけはたいしたものだ。バックさえ良ければ、勝ち星と負け星など簡単に逆転する。


イチローの偉大な記録も王貞治の偉大な記録も、彼らがほとんど故障をしたことが無い、ということが土台にあるのである。それだけ厳しい節制と鍛錬をしているからこそだ、というのは言うまでもない。

12球団のドラ1ルーキーの成績ｗｗｗｗｗ