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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「逆境ナイン」という映画をこの前DVDで見た。この映画の原作である島本和彦の漫画を読んだのはずいぶん昔だが、やっと時代が島本和彦に追いついたか、という感じである。「小林サッカー」の大ヒットで、漫画的表現と実写的表現の融合が世界的に許容されるようになってきたのだが、この作品もその一つである。主人公と、ヒロインを演ずる役者が島本和彦好みでないこと、したがって、原作漫画を愛する人間にはかなり違和感の残る風貌であることが欠点だが、それ以外の点では大健闘の出来である。お馬鹿な漫画の良さを映画に移植しようとしたそのチャレンジ精神だけでも大したものだ。
この映画、あるいは漫画には、様々な教訓が含まれている。自分の普段のポリシーにとって都合の悪い方向に話が行きそうになった時の「それはそれ、これはこれ」という名言は、島本ファンなら誰でも知っていて、座右の銘にしていると思うが、実は野球というゲームにとって、最大の教訓がこの話のプロットの中にある。それは、こちらがたとえ112点取っていても、ゲームセットになるまでは、試合に勝ったわけではない、ということだ。
野球は、27個のアウトを取らない限り、終わらないゲームである。26個のアウトを取っていても、そこから113連続安打が起こるかもしれない。そして、最後の1本は、当然、さよならホームランである。9回裏の1イニングだけで112対0という点差をひっくり返したという漫画は、数ある野球漫画の中でも、さすがに私の記憶ではほかにないが、少なくとも、可能性の問題としては、現実にもありうる話である。まあ、宇宙誕生から宇宙消滅の長い時間の間には、きっと1回くらいは起こるだろう。野球というゲームは、もう滅びてるよ、というサッカーファンの声も聞こえるが。
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