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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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村上春樹は、作品のお洒落さに似合わない百姓顔と、作品に匂う、顔に似合わないナルシシズムが嫌いなのだが、優れた才能の作家だと思っている。まあ、長編はほとんど読んでいないが、「踊る小人」には感心した。メルヘンとホラーとファンタジーと残酷さとSF性とファシズムの見事な融合で、ユーモアも見事である。前半のメルヘン性のために、結末のホラー性が実に際立っている。

(以下引用)彼の好きな作品の7割くらいは私と一致しているし、残りは読んでいないので、読めば好きになるかもしれない。赤字は私による強調。

村上春樹が作家人生で大きな影響を受けておすすめする本まとめ
村上春樹 おすすめ本・映画・アイテム

 村上春樹が作家人生で影響を受けておすすめする本をまとめてみた。


人生で巡り合ったもっとも重要な3冊
①『グレート・ギャツビー』(スコット・フィッツジェラルド)
②『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー)
③『ロング・グッドバイ』(レイモンド・チャンドラー)
影響を受けた本・作家
■『城』(フランツ・カフカ)
■カート・ヴォネガット作品
■『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(J.Dサリンジャー)
■カズオ・イシグロ作品
■『雨月物語』(上田秋成)
■『呪われた町』(スティーブン・キング)
■『シャイニング』(スティーブン・キング)
■『最後の瞬間のすごく大きな変化』(グレイス・ペイリー)
人生で巡り合ったもっとも重要な3冊
 村上は、人生で巡り合ったもっとも重要な本として3冊を上げている。

村上:もし『これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本を三冊あげろ』と言われたら、考えるまでもなく答えは決まっている。この『グレート・ギャツビー』と、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』と、レイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』である。(『グレート・ギャツビー』村上春樹訳 あとがきより)

①『グレート・ギャツビー』(スコット・フィッツジェラルド)
グレート・ギャツビー(新潮文庫)
グレート・ギャツビー(新潮文庫)

作者:フィツジェラルド
新潮社
Amazon

『グレート・ギャツビー』内容
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ただ恋を成就させるため、巨万の富を築いた男。
虚栄に満ちた人生の儚さを描く、アメリカ文学の代表的傑作。

豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビー。彼の胸にはかつて一途に愛情を捧げ、失った恋人デイズィへの異常な執念が育まれていた……。
第一次世界大戦後のニューヨーク郊外を舞台に、狂おしいまでにひたむきな情熱に駆られた男の悲劇的な生涯を描き、何度も映画化された20世紀文学最大の問題作。滅びゆくものの美しさと、青春の憂愁を華やかに謳いあげる世界文学の最高峰。(BOOKデータベースより)
ーーーーーーーーーーーーーーー
 村上は『グレート・ギャツビー』作者スコット・フィッツジェラルドから得た大きな影響を一作目の長編作『風の歌を聴け』の群像新人文学賞受賞の言葉で語っている。

村上:学校を出て以来殆どペンを取ったこともなかったので、初めのうち文章を書くのにひどく手間取った。フィッツジェラルドの「他人と違う何かを語りたければ、他人と違った言葉で語れ」という文句だけが僕の頼りだったけれど(村上春樹 群像新人文学賞受賞の言葉より)

村上:半世紀以上の歳月を経て、今なお多くの読者がフィッツジェラルドの作品群に惹きつけられる最大の理由は、その「滅びの美学」にではなく、おそらくはそれを凌駕する「救済の確信」にあるはずだと僕は考えている。

グレート・ギャツビー(新潮文庫)
グレート・ギャツビー(新潮文庫)

作者:フィツジェラルド
新潮社
Amazon

②『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー)
カラマーゾフの兄弟(上)(新潮文庫)
カラマーゾフの兄弟(上)(新潮文庫)

作者:ドストエフスキー
新潮社
Amazon
『カラマーゾフの兄弟』内容
ーーーーーーーーーーーーーーー
物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。(BOOKデータベースより)
ーーーーーーーーーーーーーーー
 村上春樹は『カラマーゾフの兄弟』をこう評している。

村上:世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ。(村上春樹訳『ペット・サウンズ』あとがき より)

カラマーゾフの兄弟(上)(新潮文庫)
カラマーゾフの兄弟(上)(新潮文庫)

作者:ドストエフスキー
新潮社
Amazon
カラマーゾフの兄弟(1)
カラマーゾフの兄弟(1)

作者:ドストエフスキー,岩下博美
講談社
Amazon

③『ロング・グッドバイ』(レイモンド・チャンドラー)
ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

作者:レイモンド チャンドラー
早川書房
Amazon
『ロング・グッドバイ』内容
ーーーーーーーーーーーーー
私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には悲しくも奥深い真相が隠されていた……(BOOKデータベースより)
ーーーーーーーーーーーーー
 村上春樹は『ロング・グッドバイ』をこう評している。

村上:チャンドラーの『ロング・グッドバイ(長いお別れ)』を最初に読んだのは高校生のときだった。正確には覚えていないのだが(当時あまりにも多くの数の本を読んでいたので、記憶は混濁している)、たぶん十六歳か十七歳くらいだったと思う。それ以来四十年ほどにわたって、折に触れてはこの本を繰り返し手にとってきた。(村上春樹訳『ロング・グッドバイ』あとがき より)

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