今秋、テレビアニメ化される人気ライトノベル作品「二度目の人生を異世界で」をめぐり、アニメに出演予定だった声優が続々と降板を発表する事態が起きている。


 同作品は、94歳で亡くなった主人公が異世界で2度目の人生を送ることになるというファンタジー作品だが、第2次世界大戦などに関わる主人公の設定に事実誤認があるとして問題となっていた。


 また、原作者のまいん氏のものとみられるツイッターアカウントが中国や韓国に対するヘイトスピーチを繰り返していたことでも炎上騒ぎになっていた。


 こうした事態を受けたのか、出演予定だった声優増田俊樹、山下七海、中島愛、安野希世乃らが6日、SNSや公式サイトで降板を発表した。


 また、まいん氏のものとみられるツイッターアカウントは5日、自身のこれまでのツイートに関して「事実関係を正確に把握せず、深い考えもなく行った発言ではありますが、行きすぎた内容であったことを深く反省しており、不快に思われた皆さまのお許しを頂けるとは思っておりませんが、心より謝罪させて頂きたいと思います」と謝罪した。


 作品の内容についても「また自著『二度目の人生を異世界で』の一部表現に関しても、自らの拙い文章表現と軽率な発言により、不快感を与える文章となってしまっていることを、併せておわびいたします」と謝罪し、作品中の当該箇所について修正を検討するとした。