投手陣の星勘定は噴飯ものだが、打線の数字はわりと現実的ではないか。ただし、近藤の3割８分はさすがに難しいだろう。いくら打撃開眼したといっても、フルシーズン出て日本記録並みの数字を残すというのは、夢物語である。今年の打撃は今年のものであり、来年も同じ打撃ができるわけではない。まあ、３割２分くらいというのが私の予想で、それでも首位打者争奪圏内だ。下手をしたら、２割５分くらいまで下がるかもしれない。山田でさえ、今年は２割５分を切ったのだから。
他の選手は妥当な数字だろうが、それぞれのベストに近いから、これも全体的には非現実的だとも言える。しかし、打線はこれでもロッテやオリックスよりはマシか。
で、投手陣だが、宮西や増井を売りに出したのは、彼らの現在の力量を考えた上でのことだろうし、その面での判断はほとんど誤らないのが日ハムフロントだ。たとえば、巨人に出した吉川などそうである。陽は、太田と同程度と見積もったのだろう。守備面も考えれば、さほど間違ってもいない。
中田は、今年はいてもいなくても同じ、という成績だったから、来年も日ハムに残ればそれでいいし、FAで出て行っても別に構わないのではないか。高く売れるなら、そのほうがいいとフロントは思っているだろう。

結論的に言えば、日ハムの戦力は今年の１割ダウンくらいになるだろうし、成績もそれに応じて４位か５位だろうと思うが、しばらくはそれでいいというのがフロントの方針だと思う。優勝で大判振る舞いをした財政をこのあたりで正常化できれば、チームの成績は二の次三の次だろう。
で、ドラフトで好選手を獲って、数年後にはまた優勝争いをすればいいのである。
話題性（マスコミ人気）から言って、今年の日ハムは（戦力にはならなくても）清宮をドラ１指名しそうな気がする。うまく育ててFAで売る、というわけだ。あるいは思い切って中村か。今の日ハムは捕手難だから、チーム事情にも合っているし、中村はマスコミ人気（知名度）も悪くないのだから。

来季の日ハムｗｗｗｗｗｗｗｗｗ