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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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イチローが10年連続の200安打を達成した。この神話的偉業に対し、どれほど称賛を送っても足りないが、前回に書いた、「チームの勝利に結びつくヒット」を打ってほしいという願いがイチローに届いてほしい。もちろん、チームの勝敗はチーム力の問題であり、イチロー一人の力ではどうにもならないとも言えるが、しかしまた、一人の力でチームを変えることもできるのである。
大リーグ通の人なら、フランク・フリッシュの名を知っているだろう。大リーグの名誉の殿堂には入っているものの、生涯成績は打率.316、本塁打105、打点1242、盗塁419であり、打点と盗塁数はまずまずだが、格別目を引く数字ではない。
では、次の数字はどうだろうか。打率358、本塁打302、打点1582、盗塁135。盗塁こそフランク・フリッシュに劣るが、後は圧倒的に勝っている数字である。どちらをチームに欲しいかと言われれば、どこの監督でも後者が欲しいというだろう。この選手は、大リーグの神話的選手の一人、ロジャース・ホーンスビーである。ちなみに三冠王を二回獲り、打率4割を3回達成している。
この二人は1926のシーズン終了後に同じ二塁手としてジャイアンツとカージナルスの間でトレードされた。まさしく世紀のトレードだが、ではその損得勘定はどうだったか。フランク・フリッシュは、カージナルスのチームリーダー的存在となり、カージナルスをその後の8年間で4回の優勝に導いた。ロジャース・ホーンスビーはジャイアンツで打率361、打点125、本塁打26の立派な成績を残したが、シーズン後に再びトレードに出された。つまり、チームには不要な選手とされたのである。
つまり、選手の価値は残した数字だけでは測れない部分があるということである。それは、チームを勝利に導く能力だ。フランク・フリッシュのような選手がいれば、たった一人でもチームを変えることができる。
これからのイチローには、ぜひマリナーズを優勝に導ける選手にもなってもらいたい。
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