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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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沙村広明の「波よ聞いてくれ」は、古本屋で第一巻と第三巻(第二巻と勘違いしていた)を買って、面白かったので普通の本屋で第十巻まで買ったのだが、間違えて第二巻ではなく第三巻をまた買ってしまうという、鼓村ミナレのようなミスをやってしまった。(まあ、そういうヒロインだが、頭の回転は恐ろしく速い。)
で、この前から読み直しをして、一回目より二回目のほうが面白いという発見をした。つまり、一回目は、登場人物の言動や話の展開があまりに奇妙すぎて、「ついていけない」のである。面白いことは面白いが、楽しむまではいかないわけだ。二回目は、漫画内の知識もだいぶできているので、余裕をもって読み、そうなると細部の意味や意図も分かって楽しいわけだ。
で、二回目で初めて意味が分かった冗談もある。
たとえば、あまり出て来ない人物で、シセル光明(こうめい)という、女装趣味の男がいる。この「光明」という名前には最初から「こうめい」と読み方が書いてある。普通は「こうみょう」と読まれる熟語だが、人物名だから「こうめい」でもおかしくはない。
ところが、二度目に読んでいるとき、その人物が出て来る場面でもないのに、突然沙村の冗談が分かったのである。つまり「シセル光明」とは

「死せる孔明 生ける仲達を走らす」の「死せる孔明」である。

この「死せる」を名前にするという発想はなかなか思いつかないと思う。「セシル」という女名前は思いつくが、この人物は男である。まあ、女装趣味だから女名前でもおかしくはないので、私は一読目には「シセル光明」全体が洒落だとは気づかなかったのである。

まあ、そういうように細部に冗談の多い作品だから二度目のほうが面白いし、それらの冗談に気づかない読者も無数にいるだろう。

もっとも、今回のタイトルに書いた「教養」は、大衆芸能(芸能界や音楽・ロックやポップスや歌謡曲)の教養(知識)も含むので、テレビ嫌いの私には分からない冗談もたくさんあると思う。



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