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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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私は偽善を肯定する人間である。形だけでも善行を行うのは立派なことではないか。偽善を非難する人間は、たいてい形だけの善行すらやらない人間なのである。
しかし、私は同時に世界的「人権団体」という奴が大嫌いなのである。自分の国の人権を守るのならいいが、よその国の人権に口を出す人間を私は信じない。「人類はみな兄弟」など、競艇団体のキャッチコピーである。
世界的「人権団体」の胡散臭さは、彼らが非難する人権抑圧が白人国家以外に常に限られていることで分かる。
以下、「ちきゅう座」から転載。
この文章の筆者はかつて「阿修羅」で活躍していた童子丸開氏である。


(以下引用)

 次の写真を見てもらいたい。
(写真:http://estaticos01.cache.el-mundo.net/elmundo/imagenes/2012/06/02/espana/1338631781_2.jpg
 これは《シリア政府軍に襲われた無垢の市民》ではない。かつてナチの親衛隊がユダヤ人を襲撃した際の光景を彷彿とさせるのだが、これは現代のスペインで、銀行の要請を受けた武装警察官が、一人の老婆とその家族を自宅から追いはらっている様子である。両手を挙げて降参を示している老婆とその家族の姿が、涙が出るほどに痛ましい。この人たちは親族の家を転々とするか、さもなければ路上で生きるしかないのだ。人権団体はどうしてこのような事態に声を上げないのか。
 (その3-A)で書いたように、スペインの銀行と政策担当者は、ありもしない需要をさもあるかのように高く掲げて、建築業界を煽って住む人の無い膨大な住宅を国中に作った。バブル崩壊が1年遅れたら空き家はもうあと100万戸増えていただろう。膨大な数の「住む人のいない住宅」は、膨大な数の「住む家の無い人」を生み出したのである。一方で(その2)で述べたように、豪邸に住みながらさらに数億円をつかみ取りにして逃げる銀行家の姿がある。狂った経済としか言いようがあるまい。
 同様のホームレスの増加は米国でも見られるようだが、シリアのアサド政権にケチをつける以前に、欧米の人権団体や平和団体は、この欧米の狂った経済体制・国家体制をこそ、非難・攻撃の対象にすべきではないのか。


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