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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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アニメやテレビドラマなどで、私が重視しているのは、本の読後感と同様に、視聴後に「いい感じ」が残るかどうかである。で、マーケティング屋が制作サイドに一枚加わっているらしきアニメやテレビドラマの「視聴感」の悪さ、というのは案外多くの人が感じているものではないだろうか。萌え絵のキャラクターを出し、ラッキースケベなどのエロ要素をまぶし、定型的なギミックを使い、定型的なプロットで描かれたアニメなどにはうんざりしているのは私だけではあるまい。テレビドラマにしても、これはいい方の例の話だが、「逃げ恥」などは、「視聴感の良さ」が大きなヒット要素なのだと思われる。だから、「ガッキーが可愛いだけのドラマ」という評が出てきたりするわけだが、実は、そう見られるくらいに、嫌味さが無い、ということこそが一番のヒットのポイントだったのだと思う。つまり、脚本と演出の力だろう。もっとも、私はこのドラマを一度も見ていないが、断片的な情報を総合すると、そういう結論になる。まあ、達人は手合せしなくても相手の力量は分かる、ということだwww
さて、そういう、嫌味さの無いアニメを少し挙げてみる。最近見たものだが、

1.スケッチブック
2.のんのんびより
3.ゆるゆり
4.小さな星のゆめ


記憶に今残っているのだとこんなところだ。(数字は順位ではなく、思い出した順序だ。)4は悲劇的なエンディングだから、それによる悲哀感は「視聴感の良さ」とは言えないのだが、作り方が誠実で、「冷たい方程式」などのようなロマンチック悲劇SFとしては、最近の作品にはあまり見られないレベルで作られていると思う。
3のゆるゆりは一見萌え豚を対象とした定型的百合アニメに見えるが、むしろ定型性を笑い飛ばすギャグが多く含まれ、コメディアニメとしてはレベルが高い。ひところ評判になったのもうなずけるものであり、百合アニメだろうと敬遠してこれまで見なかったのは不当だった。まあ、ゆるい百合、ということは題名どおりであるが、百合というほどでもないのがいいところだ。
2ののんのんびよりもネットの一部では評判の良かったアニメで、それもうなずける。特に、夏休みに出遭った、都会から来た少女が、せっかく仲良しになったのにわずか数日で姿を消した時の、れんげの喪失感の描写(呆然とした顔が30秒から1分近く続く)は、素晴らしい。べつに毎回素晴らしいというアニメではないが、そういう細部の作り方が丁寧でいい。
1のスケッチブックはおそらくこの中では一般的評価が一番低そうなアニメだが、続けて見ることで、その作品世界と視聴者の一体感が出てきて、愛着も出てくるという、「日常系アニメ」の秀作だと思う。美術部員たちのキャラの性格とか、猫世界の描写に「わざとらしい」という嫌味を感じる人もいるかもしれないが、自然との交感の描き方が素晴らしい。
なお、上記アニメのうち、ゆるゆりは第一回しか見ていないが、それでアニメのレベルはだいたい分かる。

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