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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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手塚治虫の「メトロポリス」を読み終わって、人造細胞の話など、現代において実現しそうな事物もあって面白かったが、そう言えば、大友克洋が脚本を書いたアニメ「メトロポリス」をなぜなかなかテレビ放映しないのか、気になって調べてみた。おそらく、「911」事件を想起させるという理由でほとんどお蔵入りになっているのだろう。つまり、911を実行した政治権力者たちが日本のテレビ上層部にそう指令したのだと思われる。
私は、このアニメを見ていないが、クライマックスシーン(ティマ、つまり原作のミッチィの死の場面)は素晴らしいパセティックさに溢れていて、映画史に残るものだと思う。


(以下引用)



メトロポリス (2001年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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メトロポリス (漫画) > メトロポリス (2001年の映画)
メトロポリス
監督りんたろう
脚本大友克洋
製作丸山正雄、八巻磐
出演者井元由香小林桂岡田浩暉
富田耕生若本規夫滝口順平
石田太郎
音楽本多俊之
制作会社マッドハウス
製作会社メトロポリス製作委員会
配給東宝
公開日本の旗 2001年5月26日
上映時間107分
製作国日本の旗 日本
言語日本語
製作費10億円
興行収入7.5億円
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メトロポリス』は、手塚治虫の同名漫画『メトロポリス』を原作としたアニメーション映画2001年平成13年)5月26日劇場公開。

概要[編集]

製作期間は5年、総制作費は10億円、総作画枚数は15万枚、興行収入は7.5億円[1]声優としてやなせたかし永井豪が友情出演している。


キャラクターデザインは初期の手塚の絵柄を意識している[2]。一方で、「手塚なら新しい技術に興味を持つはず」との考えから3DCGも多用されている[2]

評価[編集]

米国で英語声優によって吹き替えされ劇場公開された本作品は、米国の映画批評家からは好評であり、もっとも権威のある米国映画評価ウエブサイトRottenTomatoesでは91点を獲得している。同じ時期に公開されたスティーヴン・スピルバーグの『A.I.』との比較が多い[3]


全米で最も影響力のあるといわれる映画評論家ロジャー・イーバートは、満点評価である4つ星を与え、アニメ史上最高の作品の一つであると称え、これまでありえなかったような緻密な作画の質を高く評価している[4]。たとえば、探偵がノートを読むシーンでめくったページが後戻りし、それをまためくるというような一連のシーンに驚嘆している。また、駅の中の電車がホテルココナツとして使われているというような設定の工夫も評価している。映画のテーマもスティーヴン・スピルバーグの『A.I.』とリドリー・スコットの『ブレードランナー』を引き合いに出したうえで、「単純な漫画のストーリーとは程遠く、驚くほど深遠」だとしている。


goatdog.comは「史上もっとも優れたアニメのひとつ」であり、「ミルクの箱に載ってる栄養表示まで読めるほどの」極めて緻密な作画の質を絶賛し、さらに最後のジグラット崩壊シーンをスタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』の影響が見られ、背景画を軽視する西洋アニメからは考えられない日本アニメが生み出した快挙だと絶賛している。また、本作のテーマである「ロボットであることに対する苦悩」も、スピルバーグの『A.I.』よりもうまく知的に描かれていると評価している。

ストーリー[編集]

ケンイチ少年とその叔父、私立探偵ヒゲオヤジこと伴俊作は、人とロボットが共存する大都市メトロポリスへやって来た。生体を使った人造人間製造の疑惑で国際指名手配されている科学者ロートン博士を逮捕するためだった。


ちょうど、高層ビル「ジグラット」の完成記念式典の真っ最中で、町の広場でレッド公による演説が華々しく行われていた。が、ロボットが式典を妨害し騒ぎが起こる。そして、1人の青年が平然とロボットを破壊して去っていった。


メトロポリスは、「人とロボットの共存都市」と言われていた。しかし、そこでは、ロボットたちが人間に酷使されていた。一方、労働者たちも、ロボットに働き口を奪われ、都市の地下部に押し込められ、ロボットに憎しみをたぎらせていた。ロボットに人間と同等の権利を認めるよう叫ぶ団体が存在し、また上層部ではレッド公とブーン大統領が表向きは手を取り合いつつ対立しているなど、さまざまな確執が噴出していた。


ヒゲオヤジとケンイチは、ロボット刑事ペロの手助けを借りて、ロートン博士が潜伏していると思われる都市の地下部ZONE1へと潜入する。そこで、彼の地下研究所を見つけるが、原因不明の火事が起こっていた。研究所内部に突入したケンイチは、逃げ後れた謎の少女を助ける。彼女は、大統領に成り代わり都市の実権を握る影の実力者、レッド公の亡き娘・ティマに瓜二つだった。そうとは知らないケンイチは、彼女を連れ脱出を図るが、ロボット弾圧の先鋒である過激派組織マルドゥク党の総帥ロックに狙われてしまうのだった。

登場人物[編集]

ティマ
井元由香
レッド公がロートン博士に造らせたロボットの少女。その名前と姿はレッド公の死んだ娘がモデルとなっている。
レッド公が自身の権力を永遠のものにするために造らせたロボットであり、ジグラット最上部の「超人の間」に座ることでその力を発揮する。
原作での両性具有の人造人間「ミッチイ」に相当するキャラクター。
ケンイチ
声:小林桂
叔父のヒゲオヤジと共にメトロポリスに来た少年。ふとしたことからティマと行動を共にすることとなる。
ロック
声:岡田浩暉
レッド公の養子で政治結社マルドゥク党の若手実力者[5]。レッド公に心酔し、ロボットを憎んでいる。
レッド公が執着するティマを破壊しようとする。
レッド公
声:石田太郎
ジグラットを建設したメトロポリスの有力者。ジグラット内部の秘密兵器を使いメトロポリスの、そして世界の支配を画策する。マルドゥク党の設立者でもあり、現在も支援していることは公然の秘密となっている。
ヒゲオヤジ
声:富田耕生
ロートン博士を追って日本から来た名探偵。ケンイチの叔父で、本名は「伴俊作」。
ペロ
声:若本規夫
メトロポリス警察のロボット刑事。正式名称は「803-D,R-P,D.M.497-3-C」で、「ペロ」の名はヒゲオヤジが付けた愛称。ロートン博士を追うヒゲオヤジ達と行動を共にする。革命の際、アトラスに破壊される。
ロートン博士
声:滝口順平
人体実験や臓器密売の罪により国際手配されている科学者。メトロポリスの地下に潜伏し、レッド公の依頼でティマを造った。序盤でロックに射殺される。
ポンコッツ博士
声:青野武
レッド公配下の科学者。オモテニウム発生装置を開発した。
ブーン大統領
声:池田勝
メトロポリスの大統領。レッド公の影響力を疎ましく思い、市民を扇動してその失脚を企むが、スカンクに裏切られて粛清される。
ノタアリン
声:八代駿
メトロポリス警視庁警視総監。ヒゲオヤジにペロを紹介する。
スカンク
声:古川登志夫
軍を統括するメトロポリスの国務長官[6]でブーン大統領の腹心。ブーン大統領にレッド公逮捕のための軍出動を命令されるが、そのことをレッド公に密告し、逆にブーン大統領を粛清する。
ランプ
声:千葉繁
メトロポリスの諜報省長官でブーン大統領の腹心。アトラスに反レッド公・反ロボットの革命を持ち掛けるが、スカンクに裏切られ射殺される。
ハムエッグ
声:江原正士
メトロポリス地下ゾーンの管理責任者。ロックを地下ゾーンに案内する。ティマを破壊しようとするロックを制止して射殺される。
リヨン
声:土師孝也
メトロポリスの市長。ジグラット完成記念式典に招待される。
アトラス
声:井上倫宏
ZONE-1のスラム街に住む失業者達の指導者。ロボットの躍進によって失業者が増えていることから反ロボットの革命を起こす。ブーン大統領の支援を取り付けていたが、軍とマルドゥク党に阻止され失敗し死亡。
フィフィ
声:愛河里花子
アルバートII型の清掃ロボット。ZONE-3の下水処理場でケンイチと出会う。
エンミィ
声:小山茉美
レッド公に仕えるメイド。ロックに買収され、ティマを引き渡す。

用語[編集]

メトロポリス
世界の産業・経済・文化をリードする巨大都市国家。超高層ビル群が立ち並ぶ地上部とエネルギープラントや下水処理施設、スラム街が広がる地下部で構成される。
ジグラット
レッド公が建設した超高層ビル。内部にはオモテニウム発生装置が秘密裏に設置し、最上部には支配者の椅子(超人の間)がある。メトロポリス繁栄のシンボルとなる一方、反レッド公派やスラムの住人からは打倒すべき存在と認識されていた。
オモテニウム発生装置
ジグラットの屋上に設置されている兵器。太陽黒点を操作し、地球上の特定の地域に磁気嵐を起こすことができる。人体に影響は無いがロボットを暴走させることができ、レッド公はこれを持って世界を支配しようとした。
マルドゥク党
メトロポリスで活動する自警団・政治結社。ロボットが人間の地位に近づくことに反発し、人間の与えた制限を超えた行動を取ったり、暴走したロボットを自警活動の名目で破壊する。常に武器を携帯し、周囲の被害に構わず使用するため、市民からも恐れられる。
レッド公が設立者で、現在も支援をするなど、事実上、彼の私的な武装組織となっている。
地下ゾーン
下級労働者や失業者が居住するZONE-1、エネルギープラントが置かれたZONE-2、下水処理施設のあるZONE-3で構成される。地上及び各ゾーン間の移動は厳しく制限され、ZONE-3は一部のロボット以外は立ち入りを禁じられている。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

友情出演

特別出演

主題歌・挿入歌[編集]

主題歌 「THERE'LL NEVER BE GOOD-BYE」
作詞、歌:minako "mooki" obata/作曲、編曲:本多俊之
挿入歌「I Can't Stop Loving You」(愛さずにはいられない)
歌:レイ・チャールズ

備考[編集]

  • 大友克洋は、本作監督のりんたろうによる1983年に公開された映画『幻魔大戦』においてもキャラクターデザイン・原画で参加し、それが彼がアニメーション制作を本格的に始める契機となった。
  • アメリカでの本作品公開直前の2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件は、本作のラストシーンの高層ビル崩壊のシーンの類似性などもあり、アメリカ国内での興行成績に悪影響を及ぼしたと思われる。
  • 企画の丸山正雄は、手塚に対する想いを果たすことができたことから、本作品を自身が手掛けた中で最も心に残っている作品であるとしている[2]
  • 原作漫画が描かれた時点での未来社会はレトロフューチャーである。本作には携帯電話のような個人所有の移動体通信機器が登場しない。





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