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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」から。集団や社会の秩序維持についての新しい視点を提示している。
これまでは

1)法律や規則、およびそれに伴う刑罰や処罰による秩序維持
2)経済原理による損得計算から来る自律的規制

の2点のみが有効な秩序維持方法だと思われていた。だがここに第三の原理

3)美意識の変化(文化的規制力)による秩序維持

という手法が示されたのである。




(以下引用)

 さて、高校生の喫煙は、各学校の生活主任教師の努力や方策とは別のところで、なぜか1990年以降、劇的に減少して、現在では、ほぼ根絶されようとしている。なんという不思議な結末であることだろう。
 タバコの値上げも多少は影響しているのだろう。が、喫煙高校生の劇的な減少の根本的な要因は、おそらく喫煙という文化がポジティブな発信力を喪失したからだ。要するに、タバコは、カッコ悪くなったのである。薄汚いオヤジの、クサくて不経済な習慣。

 何が言いたかったのか、説明する。
 法令の遵守は、罰則による威圧や、社会的な強制よりも、美意識によって達成されるべきだ、ということだ。
 八百長に加担することが、どうにもみっともない、恥ずかしい、きたならしい生き方であるということが、全力士の間で共有されれば、自然にそれは消滅するはずだ。損得や金勘定の利得を超えて。

 相撲の世界から星の貸し借りを根絶するのは、容易なことではない。
 単純に禁止すれば良いという話でもないし、罰則を厳しくすれば解決する問題でもない。なにより、相撲取りの常識(「バレなきゃ良いわけだろ?」ぐらいな)が、どうせ一年や二年では変わらないだろうから。

 でも、これから角界に入ってくる子供たちが番付の上位を占めるようになる頃には、成果が出ているはずだ。
「昔の相撲取りって、星の貸し借りしてたらしいぜ」
「うわ。最悪。だっせー」
 と、そう思っている力士が出世するまで待つことにしよう。
 その頃にまだ大相撲が存続しているのかどうか、むしろそっちの方が心配ではあるが。

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