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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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昨日のオランダ戦の広澤克実による講評である。
非常に面白い視点のところもあり、いつもながら合理的な考え方で、私は好きだ。
昨日の試合は録画で途中まで見たが、眠くなったので、仮眠しようと自室に戻ったら眠気が消えたので、これを書いているwww

広澤が言うように、9回を則本に任せたのは間違いだろう、と私も思う。則本は先発完投型の投手であり、1イニングに全力を出すタイプではない。魚屋に野菜を注文するようなものだ。
そして、クローザーを牧田に固定すべきだ、という理由も非常に合理的である。べつに昨日、則本が失敗し、牧田が成功したから言っているわけではなく、合理的理由によるものなのである。牧田のようなタイプの投手は他の国にはほとんどいない。したがって、練習できない、という単純な理由であるが、これ以上に説得力のある理由も無いのではないか。
則本は、球の威力はあるだろうが、球の威力なら彼以上の剛球を投げる投手は世界にごろごろいるだろう。基礎体力やパワーが日本人は世界的に見ても下のほうなのだから、当然だ。
つまり、則本は、対外試合では使いにくい投手である上に、その日の調子で出来が極端に左右される投手である。日本でも完封した次の試合で炎上するのはざらだ。そういう投手をクローザーにするのは自殺行為だろう。

下の記事には、2回の攻撃での山田の盗塁を「しないほうがよかったのでは」と書いてあり、その理由も書いてあるが、これなど、「自分で野球をやってきた人間」でないと出てこない感想だろう。
山田の足で、投手がバンデンハークなら盗塁成功率は非常に高いし、盗塁すればゲッツーは完全に防げる、ということで盗塁させたのだろうが、秋山の足、山田の足を考えれば、走者2,3塁になって前進守備を敷かれるより、1、2塁のままでゲッツー崩れも狙えることのほうが有利、という考えは素人にはなかなか出てこないと思う。つまり、それだけ「打ち損じて内野ゴロを打つ」確率は高いということなのだろう。もちろん、「打ち損じて小フライを上げる」のも同様だ。「たとえ打者が打ち損じても点を取る」ために確率の高い戦法を取る、という発想は、高校野球などの指導者も覚えておくべきものではないだろうか。

なお、最初の打席で中田が「左手1本で二塁打を打った」場面を見て、中田の打撃にずいぶん柔軟性が出てきたな、と思った。実は、ヒットを打つ前から、片手打ちでファールを打ったのだが、それを見て「おや?」と思っていた。そして、そのまま次の球で片手打ちのヒットを打ったのである。つまり、この片手打ちは偶然ではなく、意図的なものだった可能性が高い。これほど柔軟性のある、臨機応変の打撃をするとは、中田もだいぶ変わってきたのではないかと思う。張本が、今季の中田はいい、と言っていたのもうなずける。
念のために言うが、私は打撃における「両腕の連携」の問題は簡単に解決できるものではないと思っている。特にゴルフなどでは、右手と左手が邪魔しあうことがアマチュアの最大の難点ではないか、と思っているのだが、ゴルフほどの比重は無いにしても野球でも左手の動きを右手が邪魔していながら、当人は気づいていないことはあるだろう。片手打ち、というのは、打撃のパワーは落とすかもしれないが、ミート力は上げる可能性が高いと思う。相手の球が厄介だ、と思ったら、片手打ちをしてみる、というのも戦法としてあり、だろう。中田ほどのパワーがあれば、ミートするだけで楽に内野の頭は越すわけである。片手打ちに限らず、中田が「力を抜く」ことを覚えたのなら、今年の中田の打撃成績はかなりよくなりそうな気がする。なお、打席での構えもかなり自然体で、楽な感じになっていた。




【侍Jライブ解説・広澤克実氏】中田は典型的な「還せる」人 クローザーは牧田に固定を

<オランダ・日本>オランダに勝利し、タッチを交わす中田(中央)ら侍ジャパン
Photo By スポニチ

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は12日、東京ドームで第2次ラウンドが始まり、E組の日本代表はオランダと対戦。タイブレークにもつれ込む死闘の末8―6で勝った侍ジャパン第4戦をスポニチ評論家の広澤克実氏がライブ解説しました。

◇試合結果
侍014 010 000 02|8
オ014 000 001 00|6

【総括】<延長11回、日本はタイブレークの末オランダを下す>

 中田はやはり、ランナーを「還せる」人だ。小さい頃からランナーを還す役割を背負って、高校でも、プロに入っても、ランナーを還すことを意識づけられてきた。その勝負強さが出たと思う。

 打者はチャンスをつくるのが得意な人と、還すのが得意な人がいる。どれだけヒットを打っても打点が少ない人がいれば、打率がそこそこでもシーズン100打点以上を挙げる人がいる。中田は典型的な「還せる」人。つくづくそう思った。

 筒香が無安打だった。試合前から話したように、2人が両方打てれば一番いいが、一方が駄目でも一方が打てばいい。一番駄目なのは、どっちもが打てないこと。今日は中田が5打点。中田が駄目な時に、筒香が打てばいい。どちらかが打てば、勝てる。

 課題はクローザー。今日は9回に追いつかれたわけだから。日替わりクローザーではうまくいかない。

 牧田は11回に好打者ボガーツのバットを砕くなど、オランダの打者が打ちにくそうにしていた。150キロ超の球を打ち返す選手たちが、牧田の球は打ちにくそうにしていた。牧田の何がいいか。相手が「練習できない」ことだ。対策のしようがない。1次ラウンド同様、クローザーとして腹をくくって使っていってほしい。

【10回】<日本1死満塁も併殺で逸機、その裏牧田が登板、3者凡退>

 牧田が登板してきた。ここで使うのだったら、どうして9回に使わなかったのだろうか。1次ラウンドで抑えを任せていた投手。クローザーをやる投手は、やはりしっかり決めてほしい。

【9回】<則本が2死一、三塁でスクープに同点打を許す>

 試合終盤を任されるセットアッパーとクローザー。この日本代表は、セットアッパーは豊富で、世界に通用するすごいメンバーだ。ただ、かつての「大魔神」佐々木や藤川球児のように、日本を代表するクローザーがいないのだと、9回の同点を見て思わされた。最後を託した則本も、本来は先発投手なのだから。

【8回】<1死満塁のピンチに増井が2人ピシャリ!>

 1死満塁で登場の増井。スライダーで1ボールになった後、カウント1―1に戻した2球目のストレートが素晴らしかった。あれで落ち着いただろうし、いけると思っただろうし、相手打者も動揺しただろう。フォークが決め球なのは知っているはずで、その上、真っすぐまでマークしなければならないのかと。ピンチ脱出への流れをつくった、素晴らしい1球だった。

【7回】<日本はこの回も無安打、投手は3番手・松井裕、2死1塁で秋吉が登板し、バレンティンを空振り三振に>

 中南米選手は左投手に弱い――。松井裕を見て、最強と言われていたかつてのキューバを国際試合で抑えた左投手を思い出した。プロに入る前のアマチュアだった小池秀郎と小野仁。オランダ代表はキュラソー島出身のバレンティンなど、中南米系の選手が多い。松井裕には合っていないように見えた。

 バレンティンのところで秋吉に代えたが、バレンティンのバッティングスタイルだと、松井裕の方が抑えられる気がした。3球目のスライダーを引っ張られた左翼線へのきわどいファウル。日本にしたら命拾いした。

【6回】<日本、この試合初めての無安打>

バンデンハークが降りてから、オランダはそんなにいい投手を出してきているとは思えない。ただ、「初対決」というところで日本は苦労している感じがする。

 日本のプロ野球は基本、5球団との対戦の繰り返しだ。初対決ということについては、球団が多く、交流戦も多いアメリカでプレーしている選手の方が長じているのではないか。切れている千賀のスライダーを、スミスに打ち返されて二塁打にされたのを見て、そう思った。

【5回】<小林のタイムリーで日本1点リード、その裏千賀が無死二、三塁のピンチもしのぐ>

 日本とオランダでは中継ぎ投手の力の差を感じる。日本はいい投手が残っているし、オランダにとっては弱点でもあるんだろう。

 千賀はピンチを招いたが、やっぱりいいピッチャーだ。真っすぐも軸になる球だろうけど、一番の武器はフォーク。ピンチで迎えた各打者は、情報もあるんだろうけど、フォークをすごくマークしていた。ことに無死二、三塁で迎えたボガーツ。フォークへの意識が強すぎて、最後は真っすぐに反応できず見逃し三振した。先ほどのバレンティンの反対で、うまく小林が「察した」と思う。ボガーツを仕留めたことで、次は打ち取りやすいバレンティン。しっかり仕留めてピンチを脱した。

【4回】<平野が4回裏から登板、3者凡退>

 平野はオリックスでは抑え役。終盤の投手のことを「火消し」というけど、まだ4回ながら、オランダ打線に対する「火消し」になったね。

【3回裏】<直後、バレンティンの2ランなどで同点とされる>

 残念だ。知らない選手に打たれたんじゃない。オランダの打者で一番知ってるバレンティンに打たれたのだから、残念というしかない。

 小林は、何度も巨人でミーティングしているはずだ。バレンティンはヤマ張りの打者だと。それまでの2球を見れば、変化球狙いなのは明らか。打者が何を狙っているのか、一番近くにいる捕手が一番よく分かる。タイミングの取り方やステップの仕方。なんで察することができなかったのか――。

 【3回】<中田3戦連発の3点弾と秋山の適時打で突き放す>

 中田は変化球に対して、非常にタイミングが合っている。1打席目もカーブに崩されながら二塁打にしたし、ホームランを打つ前もスライダーをいいタイミングでファウルした。相手バッテリーも、中田にストレート勝負という配球はしづらかったんだろうが…。

 筒香と中田が鍵だと試合前に展望した。2人とも打てば一番いいが、筒香が打てなくても、中田が打つ。いいホームランだった。

 一方、バンデンハークは、ソフトバンクでは見たことのない出来の悪さだ。日本の打者を知っているからこその「怖さ」があるのだろう。

 【2回】<秋山の左犠飛で先制>

 日本の攻撃、1死一、三塁から一塁走者の山田が盗塁した。あっ、と思った。走らない方がいいのではないか、と。一、三塁だと秋山の足ならゲッツー崩れで1点入る可能性がある。二、三塁だと前進守備を敷かれて、三塁走者・中田の足だと内野ゴロで還れない。そう思った。

 そういう意味でも秋山がよく打った。ボールでもいいという感じで投げてきた高めの真っすぐをしっかり捉えた。

 【初回】<青木の二塁打が飛び出すも無得点>

  バンデンハークは真っすぐの割合が非常に多かった。オランダの捕手はバンデンハークのストレートを非常に信頼しているね。かといって藤川球児の全盛時ほどの真っすぐではない。日本の打者はストレートに振りまけないこと。青木の打撃のようにね。

 石川の変化球は通用する。緩急、特に緩い球が効果的だ。「柔よく剛を制す」日本か。「剛よく柔を断つ」オランダか――。

 ▼侍ジャパン先発メンバー 1番・三塁 田中、2番・二塁 菊池、3番・右翼 青木、4番・左翼 筒香、5番・一塁 中田、6番・遊撃 坂本、7番・DH 山田、8番・中堅 秋山、9番・捕手 小林、投手 石川 オランダ戦速報




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