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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「ヤフーニュース」から転載。
言っておくが、これを読んだのは、つい先ほどであり、前の記事を書いた段階では読んでいない。と、わざわざ書くのは、片岡氏の言葉が私の書いた内容とよく似ているからだ。(それは私の思い込みではないと思う。)
ベテランの名スカウトと言われた片岡氏と、ど素人の私の見方がほぼ一致している、というのが面白い。巨人、ヤクルトのドラフトを、私も片岡氏も疑問視している。阪神については私はあまり深く考えずBとランクづけしたが、片岡氏はより精密に見て低評価している。言われればその通りである。まあ、もともと阪神嫌いの私だから、よほど興味を引く点が無いと阪神の指名を分析する気も無いわけだ。一応、指名争いに勝って明治の高山を指名できたのだから、「成功ドラフト」のうちに入るのだろう、くらいの気持ちでのB採点だった。
巨人がこれほどいい加減なドラフトをしたのは、フロントやスカウトの人間が、野球賭博スキャンダルなどでやる気を失っているのではないか。阪神については分からない。
いずれにしても、巨人阪神が凋落する気配濃厚なのは他球団ファンにとっては望ましいことである。


(以下引用)

名スカウトのドラフト採点。狙いが不透明だった巨人、阪神。

THE PAGE 10月23日(金)0時31分配信

 前代未聞の当たりクジの確認ミス事件が起きた2015年のドラフト会議。1位競合したのは、県岐阜商業、高橋純平投手(中日、日ハム、ソフトバンク)、明大の高山俊外野手(阪神、ヤクルト)、仙台育英の平沢大河内野手(楽天、ロッテ)の3人。それぞれソフトバンク、阪神、ロッテが引き当てて、外れ1位では、東海大相模の小笠原慎之介投手が、日ハム、中日で競合。過去、大谷翔平、有原航平を引き当ててきた日ハムが、今回は2連敗を喫した。

 最多人数指名は、西武、オリックスの10人。育成を含めると、8人を指名し育成でも8人を指名した巨人が最多の16人。逆に最小は、ヤクルト、阪神の6人で育成指名もなかった。
 指名構成で見ると、ロッテは1位の平沢以外は、全員投手を指名。逆に外れ1位で、注目の関東第一のオコエ瑠偉外野手を射止めた楽天が、育成も含めて、野手6人、捕手2人で、投手は1人という対照的な指名構成となった。合計116人(そのうち育成が28人)もの将来のスター候補達が、ドラフト指名されたが、果たして、ドラフトに成功したチームは、どこだったのだろうか? 
 本当のドラフトの成否は、3年先、5年先を見なければわからないものだが、ヤクルトのスカウトの責任者を30年以上も続け、ドラフトの裏も表も知り尽くしている元名スカウトの片岡宏雄氏に、独自の視線で2015年のドラフトを総括してもらった。

「今年のドラフトの特徴は、上位指名に野手が目立ったことだろう。バランスの取れたドラフトをしたチーム、来年の補強に成功したチーム、将来を見据えたドラフト方針を貫いたチーム、ゼロからのチーム作りに着手したチーム、何がしたかったのか、プロセスも狙いも見えなかったチームと、様々なドラフト模様となった。夏の甲子園で目についた素材や、大学、社会人の即戦力選手は、だいたいが抑えられていた。指名の総人数が育成も含め110人を超えたのだから、それだけ人材が豊富な年だったということだろう」

 片岡氏が、最もバランスの取れた成功のドラフトと評価したのは中日だ。
「1位で地元の高橋はクジで外したが、素材としては甲乙つけがたい小笠原を1位で指名できたのは大きいだろう。世代交代を進める中で大型ピッチャーの欲しかった中日にすれば、いい選手を外れで引き当てた。谷繁監督が監督専任となり一番の補強ポイントであった捕手にも社会人ナンバーワンの評価のある木下拓哉(トヨタ自動車)を取れた。バッティングはともかく守備は使える。即戦力の中継ぎ候補に、大学、社会人のピッチャーを2人抑え、タイプの違う内野手も2人、社会人から取った。チーム内で競争を起こしたいポジションだと思う。育成でも投手を5人指名した。トータルで最もバランスの取れたドラフトをした」

 バランスで言えばオリックスも評価したいという。
「西武とオリックスは、それぞれも10人も獲得した。球団の姿勢に意欲を感じる。オリックスは、パンチ力ではピカ一の大学日本代表の4番打者、吉田の一本釣りに成功し、2位では、中継ぎで使い勝手のいい社会人の近藤を指名した。また下位で、東海大相模の吉田、仙台育英の佐藤という高校生2人を獲得している。佐藤の伸びシロには未知なものがあるが、フォークはプロで即通用するのかもしれない。吉田も化ける可能性がある」

 来季勝負の即戦力補強型のドラフトとして目を引いたのは広島、西武、横浜DeNAの3球団。
「広島が1位指名した大商大の岡田は安定感では一番。黒田を彷彿させる馬力もある。先発で育てたいのだろうが、抑えの中崎につなぐまでの中継ぎが足りないので、制球力も兼ね備えた岡田なら、そこにあてはまる。西武もロッテとの3位争いの中で投手力不足がチームの課題として浮き彫りになった。岸、菊池、十亀に続く4人目の先発が欲しい。1位の多和田は、下半身の柔らかさと、球持ちの良さは、今回名前の挙がっていた大学、社会人の中では一番だろう。フロントの渡辺久信の見立てかもしれないが、3位でも社会人のピッチャーを指名して即戦力の補強に成功した。しかも、4位では甲子園でもその身体能力とガッツが目立ったプロ向きの外野手、大滝を将来性を買って指名している。バランスも悪くなかった。横浜DeNAは、今永の左肩が大学3年時まで回復しているのならば、2位で指名した熊原と2人も1位クラスの大型ピッチャーを獲得できたことになる。今永のコンディショニングをキャンプからどうコントロールできるか。横浜DeNAの2人は即1軍で結果を出す可能性を秘めている。可能性で言えば、ここ数年、クジで成功していた日ハムは、上原、井口と時間がかかりそうな未知の大学生ピッチャー2人を上位指名した。左のワンポイントとして社会人の加藤を2位で抑えているが、今年のドラフトには、中途半端な印象を持った」

 また1位で大型ショートの平沢をクジで引き当てたロッテは残り6人すべてを投手指名。構成は偏っていたが、片岡氏は「センターラインは作ってしまえば10年チームの軸になる。ロッテの1位指名、平沢は、その素材だろう。とにかくピッチャーの足りないロッテは、偏ったドラフトになったが、面白い存在の169センチの成田と、地元千葉の原という2人の高校生を含め、将来性も考えたドラフトになっている」と見た。

 中でも最も将来性に重点を置いたのがソフトバンク。6人全員が高校生だ。楽天も、将来重視型ではあるが、野手、とりわけ内野手、捕手に照準を当てた。
「ソフトバンクは、チームが出来上がっているから、こういう3年先、4年先を見据えたドラフトができる。高橋は、下半身を含めて体がまだ出来上がっていないので、1位だからと無理して使われる球団に取られなくて良かった。楽天は、『このドラフトでゼロからのチーム作りをスタートさせる』という球団のビジョンが見える。固定できないで苦しんでいる内、外野の選手をここから作って行こうと考えているのだろう。オコエ、茂木、吉持は、いずれも走力が飛び抜けた選手。機動力を兼ね備えた将来へ向けてのチームビジョンがわかる。ピッチャーは取っておいて損はないが、例年出てくるもの。楽天のスカウト陣の決断の成否は、すぐには出てこないが、徹底したことは評価に値する」

 片岡氏が、今ドラフトで疑問を投げかけたのは、巨人、阪神、ヤクルトの3球団。特に巨人、阪神は、まったくテーマや狙いが見えない不透明なドラフトだという。
「トリプルスリーの山田を軸に野手の揃ってきたヤクルトの補強ポイントはピッチャーだったはずだが、外れ1位の原は、隠し玉なのだろうか。即戦力ピッチャーを他に取っていないのもよくわからない。もっとわからないのが、巨人と阪神だ。立命大の桜井は4年生になって急成長したピッチャーのようだが、乱暴な指名に思える。早大の重信、慶大の山本と、2人も大学生の野手を獲得したが、そのあたりの狙いもよくわからない。また育成を8人も獲得して、そのうち7人が独立リーグの選手で、うち4人が武蔵ヒートベアーズの選手。近年独立リーグの選手の評価が高まっているが、この指名の仕方には違和感を覚える。
 また阪神は、ヤクルトと競合してまで明大の高山を指名したが、左の率を稼ぐタイプの外野手が、今のチームに必要なのだろうか。ポスト鳥谷を準備しておかねばならないはずなのに内野手の指名もゼロ。2位で指名した明大のキャッチャーは、この順位でなくとも獲得できただろう。ドラフトのビジョンが不透明なおかしなドラフトである」

 あくまでも片岡氏が独断と偏見で総括した2015年のドラフト採点。本当の採点結果は数年先に出る。かつての名スカウトは、今年も、一番、最後に自虐的に、こう付け加えた。
「ドラフトは結果がすべて。5年後に答えがある。私も含めスカウトの目なんて所詮、節穴なんだ」。

(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)


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