19年育成ドラフト1位の阪神小野寺暖外野手(22)が、先頭打者本塁打を放った。「1番一塁」でスタメン。1回、第1打席でDeNA宮城の2球目を右翼スタンドへ運んだ。


ウエスタン・リーグでは0本塁打だった小野寺は興奮気味にベンチに帰ったが、ナインはまさかの無反応。時間差で祝福される「サイレントトリートメント」かと思われたが、結局ハイタッチすら交わされず、ベンチは次打者の2番遠藤に目を向けていた。小野寺はベンチで苦笑い。普段からチームでもいじられ役の22歳にとっては忘れらない? 先頭打者アーチになった。


4番井上は2長打1四球など3出塁。8回にはDeNA笠井の153キロ直球を中堅越え二塁打にした。先発の斎藤は7回5安打無失点の好投。試合は2番手望月が逆転3ランを浴び、2-3で敗れた。