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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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手塚一志の本は、インターネット上の素人野球評論家に大きな影響を与えているようで、有名な蔵建て男氏も、その影響を受けた一人のようである。その蔵建て男氏が選手を見る目の確かさは、プロのスカウト以上であることから、手塚一志の理論もかなりな評価を得てきたようだが、私が読む限りでは、蔵建て男氏の運動理論のどのあたりが手塚理論と一致しているのか、よくわからない。いや、それ以前に、私は手塚の本に書いてあることの半分以上はよく理解できないのである。何より、その奇妙な用語を覚える気がしない。やたらと出てくる物理用語も意味不明である。
打撃がコリオリの力だ、など、何の寝言か、と思う。物理でずっと赤点ばかりの劣等生に物理用語が理解できないのは当たり前だが、コリオリの力とは、回転する平面上を移動する物体が同時に自転する際に受ける複合的な力だったという記憶がある。打撃とコリオリの力に何の関係があるというのか。体の回転と、バット(あるいは腕)の回転の関係は、平面上を移動する球体の運動とはまったく別物だろう。それとも、野球のボールと地球の自転の間にコリオリの力が働くとでもいうのなら、それは投球の問題であり、打撃とは無関係だ。まあ、私は手塚氏の本のそのあたりの記述がまったく理解できなかったので、とんでもない勘違いをしているのかもしれないし、そもそもコリオリの力の理解もうろ覚えではあるのだが。
ここはやはり専門の物理の先生にでも、打撃における体の運動とコリオリの力に関係があるかどうか、考えてもらいたいものである。
また、最近は古武術の他競技への応用などといったものも出てきているが、そこにも怪しげなものがあるような感じである。一方では、運動生理学の応用で、インナーマッスルの強化や、腸骨筋の強化で走力を高めた福島選手や、アジア人の骨格や体型に合った合理的な走法を考えようという革新的な考え方をする指導者も出てきている。つまり、運動(スポーツ)力学の分野では、山師的な考えと、まだ一般的ではないが真に科学的な考えとが渾然とした状態なのである。もちろん、後者が前者を駆逐していけばいいのだが、運動選手は概して考えることは苦手だから、逆に前者に騙されてしまうことが多いのではないかと思われる。まあ、手塚が指導した選手で大成した選手が何人か出たら、私も彼の本をもう一度読んでもいい。
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