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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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これは阪神への素晴らしい忠告と言うべきだろう。前半部分だけ読むと、阪神首脳陣を批判しているだけのように見える(まあ、その批判も完全に正しい、素晴らしい批判だと思うが)のだが後半は実に「友情ある説得」であり、これを聞かないなら阪神首脳陣や阪神フロントは大馬鹿である。
広岡嫌いな人は多いようだが、広岡が間違ったことを言ったことはほとんど無いと私は思っている。巨人だけでなく、他球団も良くなるように忠告していくところが、普通の野球界OBと違うところで、それが広岡のいいところだ。

阪神首脳陣が「野球を知らない」というのが、まさにそのままズバリで、笑ってしまう。「育て方も知らない」ということも半分はうなずける。今年ほど若い力の出てきた年は無いのに、それがことごとく、出てきた時より悪くなっている。まあ、年間を通して戦う力が無いのだ、とは言えるだろうが、単に自信喪失させて二軍に落とすなら、それは選手を潰すようなものだろう。



球界大御所が最下位阪神に辛口指摘!「野球を知らない 育て方も知らない」

THE PAGE 7月12日(火)12時0分配信

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「超変革」を掲げた阪神が苦しい戦いを強いられている。10日、甲子園で行われた広島戦には0―9と完敗して今季4度目の同一カード3連敗を喫して、対広島に7連敗、その首位・広島とのゲーム差は15.5差と広がった。1996年に長嶋巨人が起こしたメークドラマは、11.5ゲーム差の逆転。マジックを点灯させていた岡田阪神が、原巨人にひっくり返された2008年のメークレジェンドは、13ゲーム差。すでに自力Vは消滅しているが、過去の歴史に重ねても、金本阪神の逆転優勝の可能性は極めて厳しくなっている。

 序盤は、ルーキーの高山に横田、江越、陽川が躍動。育成から支配下登録された原口が球宴出場を果たし、北條、中谷らが現在スタメン抜擢されているが、チーム打率.240とチーム本塁打44本はリーグワースト。若手をとっかえひっかえしながら模索してきたが、福留以外の鳥谷、西岡、ゴメスがぱっとせず、マートンに代わる新外国人、ヘイグも2軍落ち。この得点力のなさが、2年目の岩貞や、ルーキーの青柳がせっかく出てきた投手陣にも波及、ゲームを作れなくなっている。

 金本監督は、ついに「(この悪い流れを)打破するのは監督、コーチではない。選手一人一人だ」と、工夫の跡や成長が見えない若手、そしてチームの軸となるべき主力の自覚を促す発言をした。
 
 だが、元ヤクルト、西武で監督を務めた“球界大御所”の広岡達朗氏は、その発言に真っ向対抗するような厳しい指摘をした。

「監督、コーチが野球を知らない。ピッチャーのここぞの代えどき、野手をどう使うかの見極めもできていない。金本監督以下、多くのコーチが指導者として未経験で、選手を育てたことがない影響だろうが、シートノックをひとつ見ていても、コーチも選手も遊んでいるではないか?」

 現状を打破するのは、監督、コーチ、そして、フロントだと主張するのだ。

 広岡氏は、「例えば」と、リーグで成功率が最も低く、一向に改善しないバントの話を出す。

「バントが成功しない。バントの基本は、体の重心を下にして構え、バットの芯を外して、打球を殺してコツンと当てるもの。正しい基本を覚えて、徹底すれば、ゲームでも対応できる。ただ、一、二塁のケースでのバントや緊迫した展開でのバントはプレッシャーがかかる。技術だけでなく、そのプレッシャーをどう克服するかの精神面の強さも必要になってくる。阪神のコーチには、技術も精神面も教える能力がないのだろう。コーチが勉強していないのだ。まあコーチに勉強の場がない日本のプロ野球のシステムにも問題があるのだが」

 阪神の片岡打撃コーチなどは、現役時代に主軸を打ち、実戦でのバント経験が少なく教えることは難しいのだろうが、高代ヘッドや久慈内野守備コーチら現役時代にバントが役割だった職人もいるのだから、広岡氏の厳しい目から見ると、教える側が“なっとらん”というわけである。


 また広岡氏は、「阪神は、これまでもドラフトで取ってきた生え抜きの選手を育てることができていない。そもそも、チームにどう育てていくかのノウハウがないのだろう。それを監督が初めてで育成経験のない金本監督に任せることに無理はあるし、FAや外国人に頼ってきたという阪神が持っている体質に問題がある」と、これまで生え抜きの若手育成を怠ってきた、阪神の球団体質へも苦言を呈する。
 
 鳥谷以外に生え抜きのレギュラーの野手がいないのは異常事態だし、金本監督にそこを一から任せ、しかも勝てというのは、かなり難しい注文なのだ。

「ただ幸いにして金本監督には、広島で育ったという背景がある。広島は球団の経営体質からいって、FAなどの補強はできずに、生え抜き選手を育てなければならず、しっかりとノウハウを構築した上で選手を育ててきた。金本監督はそれを肌で知っているので、おそらく広島をモデルに育成に取り組んでいるんだと思う。聞けば、金本監督は、FA補強には頼らず、チームの若手を育てる方針を固めているというではないか。大賛成だし評価できる考え方だ。選手の育成には、監督、コーチだけでなくフロントにも辛抱がいる。根気強く、そして、監督、コーチがもっと勉強をしなければならない」
 
 金本監督は、これまでの悪しき慣例を全部壊して、フロント、現場が一丸となってのチーム改革を監督就任時に訴えた。先日、坂井オーナーと行われた会談では、外国人の途中補強を断り、時間がかかるが生え抜きを育てていく決意を口にしたという。

 広岡氏が見ているように、金本監督はドラフト4位からレギュラーの座を血のにじむような練習と努力によって獲得した。そういう自身の広島時代の経験が、その育成方針の根本にはある。だが、これまでFAや外国人補強をチーム強化の中心に備え、育成ノウハウのない阪神で、それを実行して結果につなげることは、簡単ではない。金本監督だからこそ可能な育成という大仕事。「超変革」は苦しみながら実現するのだ。

(文責・駒沢悟/スポーツライター)







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