忍者ブログ
ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
o-zone
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
[6405]  [6404]  [6403]  [6402]  [6401]  [6400]  [6399]  [6398]  [6397]  [6396]  [6395
長い記事だし、前にも載せたかもしれないし、もう既に古い話題だが、面白いので、感想や批評抜きで載せておく。山崎貴は物語の創造者としてはダメダメである。いつも他人の褌での相撲しか取らないし、それにいつも失敗して原作を汚染する下手くそ「二次創作」屋だ。

(以下引用)「琥珀色の何とか」というブログより

【映画感想】ドラゴンクエスト ユア・ストーリー ☆☆


f:id:fujipon:20190805135644j:plain


少年リュカは、ゲマが率いる魔物たちにさらわれた母を取り戻すため、父のパパスと共に旅をしていた。旅路の途中で彼らはついにゲマと出くわし、パパスは魔物たちと激しく戦うが、リュカが人質にとられてしまう。反撃できなくなったパパスが息子の目前で失意のうちに命を落としてから10年が過ぎ、故郷に戻ったリュカは父の日記を見つける。



www.dq-movie.com




2019年、映画館での17作目。
日曜日の夕方の回で、観客は30人くらいでした。




 なんなんだよこの腐った『マトリックス』……





 すみません、今回は全面ネタバレでいきますので、未見の方は読まないでください、といつもはお願いするのですが、正直、『ドラゴンクエスト5』というゲームに愛着がある方は、この先を読まないほうがいいのと同時に、この映画を観ないことをおすすめします。僕もできれば記憶を消したいです。なんで堀井さんやすぎやまこういちさんやスクウェア・エニックスがこんなものを世に出すことを許したのか理解不能です。
 こんなもの出されても、幻滅するか嘲笑するかキワモノとしてネタにするかしかないし、一度こういうのを映画館で見せられると、前と同じ気持ちで『ドラゴンクエスト』に接することができなくなる。





 以下はネタバレで書いています。
 言葉も汚いです。
 スルー推奨





 僕は「ゲマ打倒後」のあの場面を目の当たりにしたとき、やり場のない怒りがこみあげてきました。
 ジュースの紙コップとか靴とか、なんでもいいから、手にしたものをスクリーンにバンバン投げつけてやりたくて仕方がなかった。
 つまらない映画はたくさんあるし、監督がやりたいことをやったおかげで、観客がついていけない映画もある。
 そういう映画にうんざりすることはあるけれど、基本的には「それもネタになるし、つまんない映画があるから、面白い映画もあるんだよな」と考えることにしています。


 だが、これはダメだ……
 この作品の監督や脚本家は、ただひたすら『ドラゴンクエスト』とテレビゲーム、そして、そのプレイヤーたちを馬鹿にしている。
 いや、本気で批判してくるのなら、そこに衝突があるのも「クリエイターと観客とのガチンコ勝負」として、受けて立つよ。
 でも、この『ユア・ストーリー』って、遊んだこともない、思い入れもない原作を与えられた山崎貴という人が、自分の「作家性」をアピールするためだけに、使い古された「意外な展開」を描いて、『ドラゴンクエスト5』を長年愛し続けている人たちを不快にさせている、というリーマンショック級のクソ映画なのです。


「実はこれはゲームなんだ」
 うるせー、そんなの百も承知だし、僕はこれまで40年くらい、ゲームと一緒に生きてきたんだよ。
 そんなことはいまさらお前なんかに言われなくたって知っているし、ゲームを終えたあとの自分の周りの現実が悲しくなったことなんて腐るほどある。
 いや、だからこそ、ゲームの世界はゲームの世界として、純粋なものであり、没入できる時間にしたいんだ。
 
 
 おまけに、最後に「言い訳」として、「ゲームにのめりこんでいる時間も、自分にとって大切な時間なんだ!」とプレイヤーに言わせる、というクソ演出の上にクソ演出を重ねて、『ドラゴンクエスト』を愛してきた人たちの「怒り」すら封じようとするなんて、卑怯千万。
 本当に観客の心をえぐりたいのなら、そこでとってつけたようなエクスキューズをやるんじゃねえよ。


 少なくとも『エヴァンゲリオン』の旧劇場版での庵野監督には、「覚悟」があった。
 山崎貴という人には、その覚悟が微塵も感じられなかった。なんか言われたら、「でも、ゲームを愛している人たちにも『配慮』していますから」って言うつもりなんだろうな、ほんと、なんでこんな人に『ドラゴンクエスト』を映像化させたのか……
インタビューを読んだら、『ドラゴンクエスト5』は未プレイらしいし。
 
なんでこの人に任せたのか、誰か止められなかったのか。
悲しくて涙が止まらない。




正直、僕はあのラストのくっだらない「これはゲームなんですよ」の場面までは、「まあ、ベタだけど、映像は綺麗だし、『ドラゴンクエスト』シリーズのひとつの派生物として、こういう映画もアリだな」って思っていました。
主人公は天空の勇者じゃなかったけど、主人公の子どもが勇者だった、うむうむ。中島らもさん、あの世で元気かなあ。


あのまま普通にミルドラースが出てきて倒して終われよ。みんな「ゲームそのままじゃん」とか言うだろうけど、それでよかったんだよ。
どうしても捻ったやつをやりたかったら、同人誌でも出すか、『ガロ』(漫画誌)にでも描いてくれ……
「どんでん返し」とか言われていたから、フローラと結婚?あるいはデボラ?とか思っていた頃が懐かしい……




これは、『ドラゴンクエスト』にとってはじめての映画化だったんだぞ。




「大人になれ」ってメッセージ、僕はそのままこのクソ映画を製作した人たちにお返ししたい。
あなたたちの「作家性を見せたい」「意外だったと思わせたい」というくだらない功名心のおかげで、『ドラゴンクエスト5』を「劣化マトリックス」にしやがって。
そのままでも、十分ドラマチックな物語なんだよ。心配してくれなくても、みんな映画館を出れば、現実に向き合ってるよ。僕らが何年テレビゲームと付き合っていると思っているんだ。
というか、絶対に観客に何か伝えようなんて思ってあんな展開にしたんじゃない。ただ、「観客をびっくりさせて、話題をつくりたかった」だけ。
「どんでん返し」も、斬新なやり方なら、好き嫌いは別として、「それはそれで面白い」のかもしれないけれど、『ドラゴンクエスト』というコンテンツの魅力を犠牲にして、ありきたりの「はい、これ実はゲームでしたー!」ってオチなんだから、どうしようもない。


脚本ができた時点で、誰かが「もうそんなメタ視点的な『どんでん返し』には観客は飽き飽きしてますよ。20年遅れてますよ」って言ってやれよ……


(中略)


 僕にとっては、とにかく「スクリーンにいろんなものを投げつけたくなる映画」でした。
 これを観た記憶を消したい……


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
忍者ブログ [PR]