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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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「hatena匿名ダイアリー」から転載。
医学部にこれから入ろうと思っている人で、暗記型勉強が苦手な人にはよい忠告になる記事だ。
私も「理由の無いものを覚える」のが実に苦手で、人の名前などまったく覚えきれない。名前には理由は無いし、その人の特徴を表しているわけでもないからだ。学校の教師などには不向きなタイプだろうし、そうでなくても社会人としても失格だ。
ついでに言えば、誕生日とか電話番号などを覚えることも苦手である。自分の電話番号も覚えていない。




(以下引用)



なんとなく医学部に入った人は多いんだろうな

 医者なんだけど、俺はそのタイプだった。


 しかし、入ってみると泣くほど勉強キツイ


 高校生までは正直勉強しなくても勉強ができたタイプで、社会センターだけ政治経済みたいなごまかしみたいな分野で乗り切って。英語は読解はできるけど知識問題はまったくできない。数学物理化学トップくらいの点数で受かる。という感じだった。そういえば高校受験社会は0点近くだった、『徳川家康』の漢字がかけないレベルでほぼひらがなで書いたから。


 暗記が超絶苦手で本当に覚えられない。ずーっと学年最下位近かった。医学部は進級するのがかなり大変で勉強できなきゃ即落とされる。


 周りの先生たちは、患者さんの気持ちを考えられるのが大事とか、卒業したら学生の頃の順位関係ないという。が、1回留年した時は本当に地獄だった、2留即退学、これまでの人生パーという不安がヤバカッタが、とにかく暗期ができない。こんな苦しいのに横できれいごと言われると全てが腹の底から嘘に感じられた。


  


 とにかく、子供の頃から勉強なんて全然してこなかった。暗期なんてまったくできない。教科書の厚さに閉口してしまう。本当に辞書みたいな厚さなんだよ1冊1冊が。それが酷いと10冊、20冊くらいでやってくる。それをこなしていけと。


 もう死ぬほどきつかった。本当に、簡単な血管すら覚えられない。心臓の膜って4つあるんだけどそれすら入らない。きつくってきつくってどうしようもなかった。退学なるかなと思いながら必死コイテ覚えていた。


 で、そんな中でも人間追い詰められたら覚醒するもので、詰め込み&過去問からの山張りで学年の真ん中くらいの順位合格した。教科書過去問を7周したんだよ本当に。


  


 4年生もキツイと聴いていたので、3年生は死ぬほど勉強だけした。4年生も死ぬほど勉強したら最下位近くで受かった。


 なんつーか、「暗記は繰り返さないとできないよ」という単純な話ができなかったんだけど。もう本当に、勉強なんてしたことないし暗記なんてしたことないのにやったか死ぬほどきつかった。カイジで『ボーっとするな、ここ30分だけ真剣になれば向こう5年は何にもせずボーっとしていいから!』って命かかった場面で言ってたけど。まさにあれ。


  


 そんなわけで、5,6年はひたすら楽に過ごした。申し訳ないがそのくらい自分にはキツカッタ。暗記が本当に無理だった。 就職とか、将来とか、医者としてのメンタルとか全部無くしてボーっとしていた。国試はひたすら何も考えずに過去問対応する教科書のページを回し続けた、勉強法がわかっていたのか、はたまた8割は受かる試験なのでたまたま受かったのか。なんとなく受かった。


  


 もうニヒルになっていた。ただただ繰り返し教科書を読み続ける。これが全てなんだと悟った。理解とかどうこうっていうのもあるけど、まずは繰り返し繰り返し読んで脳みそにしみこませる。これを知らなかった。もうほんと今ならなんだそんなことかって感じだけど。なぜ周りの皆はテストの点数が取れてるのに、俺が教科書常識で知ってる基礎すらテスト後は分からないんだ?と思っていたが、なんのことはない。テスト前に理解どうこうでなく覚えていたのだ。


 俺は、どーも理解が得意で。数学みたいな1つ知ってれば全部つながって理解できる、その場で公式証明して使う、みたいな、『公式なんて暗記しなくてもええやん』みたいなのばっかりだった。


 英語で「has」ってのは「haveの三単現ですよ」ってのも暗記できなくて、だけど文章ででてくれば、「この単語には『所有する』っていう意味適当やし、haveに似てるから、多分その三単現だろうなあ」って感じで毎回りかいする感じ。


 だから、解剖とか生理とか理由のないものを覚えるのができないし。解剖や生理の知識がないと理解できないからと思って病気を覚えられなかった。


 がしかし、普通は解剖生理から覚えるのでなく、テストに出ている病気について頭から覚えつつ理解→解剖生理や余裕があったら。みたいな感じだった。自分はまったく暗記できないタイプからそもそも病気の症状という結果を(理解しつつも)ゴリゴリ暗記するというのが眼からうろこだった。だって病気の症状を覚えるのすら俺には不可能に思えたから。


  


 理由の無いものを覚えるというのができないまま医学部に入ったので、これは本当にきつかった。そして、医者倫理観とか信じられなくなった。


 患者に尽くそうと思うなら勉強できるだろ?みたいな考えがどうしても実感が湧かなかったから。どれだけ医学自体に興味を持っても、そういう病気の症状を暗記するという欲求にはつながらないと感じた。


 そういう方法論を知ってればそういう風になるかもしれないが、知らないままやったこともない大量暗記をかされて、できなかったら「患者思いじゃないんだね」といわれてもまったく納得できなかった。俺は患者さんのためになる医療ってのは本当にすばらしいと心から思っているのに暗記だけはできないんだ……。という劣等感がヤバカッタ。


  


 しかし、医者になってみると自分医者に向いてるなと感じる。暗記方法カラクリが分かったのと、患者さんへの思いを持っていれば勉強が苦にならないし担当した疾患になら相当深く学べている。やはりメンタルだけなら向いていた。

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