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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「タッチ」の話作りの上でのファインプレーは柏葉英二郎(漢字はあやふや)という人物だろう。達也を含めていい加減な練習態度の野球部員たちを一見理不尽なしごきで鍛え上げて、後での甲子園優勝に合理的な根拠を与えているわけだ。まあ、その練習方法は作者あだち充やアニメ監督の野球への無知さゆえに不合理そのもの(集団練習の中でランニングや素振りなど。個人でやれば済む練習ばかりさせることなど。)だが、たとえば、勢南高校との練習試合で、達也以外は非レギュラーメンバーだけでラインアップを組むなど、練習としては非常に合理的である。達也の球を受けきれる捕手が孝太郎以外にいないなど論外も論外であり、控え選手が試合に出る経験を積めないのも非合理である。達也が自分の力だけで明青高校を甲子園に連れていくなど、少しでも野球を知っている者なら、馬鹿ばかしさの極みだろう。
そして、達也や南が、和也に対する罪の意識をまったく持っていないことも、柏葉の皮肉で表面化されるわけである。達也の場合は和也の位置を横取りした形で、ちゃっかりその座に座ったわけだ。それを柏葉が指摘したのは、作者のセンスの良さだと思う。南の和也への態度の汚さを、南自身も達也も意識していないのが不自然なのだが、柏葉の存在によってそれが少し意識に上ったのではないか。
要するに、柏葉英二郎という人物を出さないままだったら、「タッチ」は非常に底の浅い青春ドラマで終わっただろう、ということである。
なお、私のお気に入りキャラは新田由加なのだが、柏葉が由加に何となく甘いのも面白い。柏葉という人間は偽善が一番嫌いなので、達也や南のような、「無意識の偽善者」が生理的に受け付けないのだろう。それに対し、由加のような「正直者」(偽善性が無い人間)には甘いわけだ。
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動画がコピーできないのでつまらない記事になったが、まあ、種﨑さんを称えて記録しておく。

(以下引用)



【朗報】声優・種崎敦美『声優アワード』主演&助演W受賞で史上初の快挙に涙
2023年3月13日

1: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:18:07.27 ID:fWaRPxG79
2023-03-11 19:45 ORICON NEWS

その年に最も印象に残る声優や作品を表彰する『第十七回 声優アワード』授賞式が11日、都内で行われ、主演声優賞を安済知佳(アニメ『リコリス・リコイル』錦木千束役)、江口拓也(『SPY×FAMILY』ロイド役)、種崎敦美(『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ダイ役)が受賞した。種崎は『SPY×FAMILY』アーニャ役で助演声優賞も受賞しており、同アワード初の主演&助演W受賞となった。

スピーチで種崎は「先ほどもダイ君の映像を見たら涙が…」と感極まり涙。

続けて「これもダイ君のおかげです。いつだってキャラクターのおかげです。声優は作品、キャラクターがあってこそだと思います。なので、作品、キャラクターがないと始まらないということは、『ダイの大冒険』は作品賞と言ってもいいと思っています」と作品との出会いに感謝した。

最後に「『俺が勇者ならみんなが勇者だよ』というセリフがあるのですが、『すべてのみなさまが賞を受賞』だと思っています」と『ダイの大冒険』スタッフたちに感謝の言葉を伝えた。

同アワードは、2007年より毎年3月に顕彰式を行う声優業界&声優ファンのイベントで、その年度に最も活躍し、人気、実力をともに兼ね備えた声優、そして長年にわたって活躍するベテラン声優が一堂に顔を揃える声優界最大のイベント。

昨年は主演男優賞を小野賢章、主演女優賞を緒方恵美が受賞し、17回目を迎える今回からは、多様性の尊重・ジェンダーフリーに鑑み、授賞部門の名称が変更。「主演」「助演」「新人」3部門の男女別を無くし、「主演声優賞」「助演声優賞」「新人声優賞」に統合した。

声優アワード実行委員会は「もとより、声優という仕事は女性が男性キャラクターの声を担当したり、またその逆もありうる等、ジェンダーを飛躍した仕事であります。これにより、声優の賞であるということによりフォーカスでき、賞の意図が明確に伝わりやすくなると考えます。賞の目的である『声優の認知』が拡がり、声優の地位向上に寄与できることを考え、今回の部門名称変更に至りました」と説明している。

<『第十七回 声優アワード』受賞者一覧>
■主演声優賞:安済知佳、江口拓也、種崎敦美
■助演声優賞:池田秀一、置鮎龍太郎、種崎敦美
■新人声優賞:梅田修一朗、直田姫奈、永瀬アンナ、日向未南、若山詩音
■歌唱賞:虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
■功労賞:秋元千賀子、屋良有作
■富山敬賞:諏訪部順一
■高橋和枝賞:川村万梨阿
■外国映画・ドラマ賞:貫地谷しほり、森川智之
■MVS:江口拓也
■シナジー賞:『呪術廻戦』
■インフルエンサー賞:花江夏樹
■キッズファミリー賞:大谷育江、松本梨香
■特別賞:やくならマグカップも

https://www.oricon.co.jp/news/2271240/full/


368: 名無しさん 2023/03/12(日) 02:51:51.80 ID:7E/c6N6r0
>>1
アーニャまとめ
https://youtu.be/4JuXiP5UmCA



370: 名無しさん 2023/03/12(日) 02:52:34.01 ID:7E/c6N6r0
>>1
貴重な歌 動画
https://youtu.be/scGJQXW2z5U



371: 名無しさん 2023/03/12(日) 02:56:31.15 ID:7E/c6N6r0
>>1
大賞の授賞を決めたシーン
https://youtu.be/anQ1T1yk4T4



2: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:18:46.84 ID:Zx+yoHmT0
>>1-1000

【歴代初】種﨑敦美の天才演技集【助演&主演のW授賞】
https://youtu.be/RXS556oLuig

まだ見た事ない人は見てみて?すんごいから!



7: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:20:29.77 ID:ZDuLTAr00
さすがアーニャだな


8: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:20:32.42 ID:7/d5kMCU0
貫地谷はこんなの貰って嬉しいかね?


402: 名無しさん 2023/03/12(日) 07:32:55.73 ID:8wbQ7KEA0
>>8
難しい役だったのによく頑張ってたと思うよ


10: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:21:05.80 ID:RtbmkZiu0
両方で天下取ったのは凄え
お前がナンバーワンだ


11: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:21:09.38 ID:wgXCzUyu0
ヨルさん「え?私は?」


25: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:24:28.07 ID:MzQHF8z50
>>11
あんたはもうすでにトップの領域の声優やがな


16: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:22:08.68 ID:SnuTBwhc0
アーニャ「ははがいない」


449: 名無しさん 2023/03/12(日) 08:45:19.26 ID:Kfjbmdag0
>>16
早見沙織がこれまで1回しか受賞されてない時点でそういう賞なんだなってわかるね


452: 名無しさん 2023/03/12(日) 08:50:36.79 ID:7E/c6N6r0
>>449
早見沙織さんは主演授賞歴ゼロですよ


17: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:22:08.90 ID:CqeKoyfC0
リエラじゃなくて虹ヶ咲なんだな


27: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:24:43.54 ID:9mDsVP7R0
スピーチで泣いてたけどこっちももらい泣きした
本当におめでたい


30: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:25:22.15 ID:So+hS8cM0
この後フリーレンもやるんだよな

あとはマガジン系で何かやったら三大出版社制覇だな



31: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:25:29.68 ID:s4DuHeKl0
主演が3人って意味わからん価値下げるだけやん


37: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:28:09.08 ID:hF0vTXd+0
おっさんだからかもだけどダイの大冒険は何回も泣かされた


40: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:28:17.29 ID:nXxe1rke0
この人の担当した声まとめみたいなのを見たけど声の種類と云うか演じ分けは天才的ですわ


45: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:30:21.95 ID:doG9XGxt0
ワンピ枠は名塚じゃダメだったのか


48: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:31:07.51 ID:gvhf9YcD0
助演は確実だと思ってたけど主演もか
消去法で江口か安済知佳だと思ってた


52: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:32:06.06 ID:vkYkoZRQ0
虹ヶ咲???結束バンドにボロ負けしたんじゃね


57: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:33:14.84 ID:tBglgicp0
スゲーな桐谷華


58: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:33:50.20 ID:mEYgmERS0
まぁダイ役は合って無かったけどうまいのは確か


67: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:36:12.78 ID:PYeV5emd0
アーニャは助演なのか
主人公はロイドか


75: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:39:49.08 ID:89zNYxMc0
凄い大出世
アダビデ女優がアカデミー賞で主演助演W受賞みたいなもの


95: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:47:37.13 ID:YPO2yYfN0
種崎敦美がわからない奴は響けユーフォニアムの鎧塚みぞれって言えば伝わるかな


104: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:52:12.89 ID:Ia3E+WD50
ダイ君よりポップの記憶しかねえ


108: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:53:45.24 ID:HMxqq32/0
主演声優賞はこの3人です!
助演声優賞はこの3人です!ちなみに1人は主演声優賞受賞者と同じ人です

3人づつじゃなくて1人づつじゃだめなん?



111: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:55:21.40 ID:qYla7JyY0
ダイの大冒険とか、この声優が生まれる前の作品だろ
アニメやってたのか


118: 名無しさん 2023/03/11(土) 20:58:34.67 ID:Xn8KG36s0
種崎は今年はフリーレン役やるから2年連続で取れそう


124: 名無しさん 2023/03/11(土) 21:00:46.79 ID:b3xyK6UW0
種崎は沢城になれるだろ
他の若手は代わりがいくらでもいる量産型声優ばっかり


137: 名無しさん 2023/03/11(土) 21:04:30.07 ID:B0tSzw5r0
今ニーアオートマタで愛人型アンドロイドの役やってんな
言われないとアーニャと同じ中の人とは気づかんと思う


156: 名無しさん 2023/03/11(土) 21:19:28.48 ID:/4Dgvmqd0
ダイは良かった


164: 名無しさん 2023/03/11(土) 21:28:19.62 ID:C4kvkj5b0
サンデーステーションでナレーションもやってるよな


194: 名無しさん 2023/03/11(土) 21:49:00.43 ID:CMxcRGqd0
アーニャの人調べたら声の幅凄すぎてワロタ
当然の受賞やろ


203: 名無しさん 2023/03/11(土) 22:00:21.93 ID:MHlHwW940
種崎敦美はサンデーステーションのナレーションもやっているしすっかり売れっ子だな


214: 名無しさん 2023/03/11(土) 22:08:01.30 ID:3guUYQdq0
アーニャが主人公だと思ってた


220: 名無しさん 2023/03/11(土) 22:20:50.79 ID:TMlQdrP80
アーニャが主役だったら主演だけで
W受賞はなかったんかな


224: 名無しさん 2023/03/11(土) 22:22:48.58 ID:YNRalZF/0
種崎さんは納得
カメレオン声優だもん


234: 名無しさん 2023/03/11(土) 22:37:59.04 ID:alFXCiaT0
ほとんどアーニャのおかげだろこれ
ダイ大とか誰も観てねえよ


240: 名無しさん 2023/03/11(土) 22:42:54.11 ID:n0BCaSKj0
池田秀一は何役でだと思ったらシャンクスか


243: 名無しさん 2023/03/11(土) 22:44:29.08 ID:yKSyMnwz0
ダイの終盤の演技は凄まじいことになっていたからな
納得の受賞


246: 名無しさん 2023/03/11(土) 22:48:25.81 ID:gvhf9YcD0
青山吉能は新人じゃないし主演だとどうだろうな
結束バンドは確定だと思うけど


251: 名無しさん 2023/03/11(土) 22:56:16.52 ID:Ok2cKeci0
午前中はダイで夜はアーニャの時はホントにすげぇって思った


276: 名無しさん 2023/03/11(土) 23:28:09.08 ID:G8ohJSjm0
種崎敦美は上手いから納得だし安済知佳も同時受賞してるの嬉しい、ユーフォの麗奈からリコリコの千束まで印象に残る演技出来るしな


282: 名無しさん 2023/03/11(土) 23:37:20.09 ID:dFW2oq/F0
ダイが評価されたのはおっさんも嬉しい


312: 名無しさん 2023/03/12(日) 00:29:45.87 ID:Y/a/ViwN0
ユーフォのみぞれ役の人か


313: 名無しさん 2023/03/12(日) 00:29:56.38 ID:YokG5aWX0
ダイ大は櫻井問題前にギリギリ終われたから良かったよなホンマ


315: 名無しさん 2023/03/12(日) 00:35:39.81 ID:H9le42DM0
1/2summerから追いかけてきた俺、大号泣なんだけど


261: 名無しさん 2023/03/11(土) 23:06:21.20 ID:C4kvkj5b0
ドル売りとかせずに実力でのし上がった女性声優ナンバーワン

見たいアニメが無いので「オーバーロード」を3回目か4回目見ているのだが、ゲームなら3周目4周目というところだ。嫌なところはいろいろあるアニメ(話)だが、キャラが素晴らしいので、キャラを見ること自体が楽しいのである。so-bin氏のキャラは素晴らしい。
特に、女性キャラの鎧姿はほとんどが素晴らしい。ビキニアーマーという愚劣なものではなく全身を覆う鎧でありながら、女性であることが分かり、しかも形態的に見事である。一番素晴らしいのは変態吸血鬼、ヤツメウナギのシャルティアが鎧姿になった時である。絵的に素晴らしい。
多くのロボットアニメのロボットは実は中世騎士の鎧姿の換骨奪胎なのだが、ロボットアニメのロボットほど愚劣な形態はない。その最初期の「鉄腕アトム」史上最大のロボットの巻の青騎士が、今でも最高のフォルムだろう。それで「青騎士」と命名されているように、戦闘ロボットとは騎士の比喩なのである。「鉄人28号」も、あの頭のヘルメット状の形態を見れば、これも騎士の比喩的形態だ。
で、話的には「オーバーロード」は、シーズン1でのシャルティアの造反と変態殺人鬼クレマンティーヌとの戦いが絶頂で、後は、その8割か7割くらいの出来だろう。本当なら、その部分を2倍3倍の長さにして描くべきだったと思う。トカゲ人間との戦いなど、何のギャグか。トカゲのセックスシーンなど、誰が見たいのだよ。
回を追うごとにアインズの非人間性が増して、その行動にも共感が持てる要素が少なくなっていく。つまり、ゲーマー(原作者丸山くがね)特有の「強さがすべて」「強いのが善、弱いのは悪」「弱い者は生きる資格がない」「強い弱いは最初から数字的に決まっている」という思想が、たまらなく不愉快になっていくのである。
第一シーズンでも、せっかく出した魅力的な人間キャラがあっと言う間に殺されて退場する。「漆黒の剣」グループのことである。善良でも、弱いから殺されて当然、ということだろう。
まあ、不満なら、自分で二次創作でもすればいい、というだけの話だが。
またしても「タッチ」の話だが、作者のあだち充は基本的に野球を個人競技だと思っているようなところがあるように感じる。彼が好きなのは江川だと思うが、江川はチームで浮いていて、結果的に全国優勝はできなかった。松坂大輔は全国優勝したが、彼以外にどんなメンバーがいたか、誰も知らないだろう。さて、野球は個人競技か、チーム競技か。
もちろんチーム競技だが、名前が残るのはその中のスーパースターだけである。
「タッチ」の中で、達也以外に名前を覚えてもらえるのは孝太郎だけだろう。その孝太郎もギャグ要員であり、チームの勝利はほとんど達也だけの力のように描かれる。
しかし、実際の野球では一人の力では試合を始めることすらできないのである。9人が揃って初めて試合も可能になるのだ。としたら、達也が他のメンバーに対してあれほど傲慢であるのはおかしい、ということになる。もちろん、野球ではエースの力量がチーム力の8割くらいを占めるが、他のメンバーがいないと試合すらできないのである。そういう、「数を揃えるだけのメンバー」の重要さが、多くの野球漫画の作者には分かっていない。
「タッチ」だと、第二投手の重要さとか、補欠の重要さがまったく描かれないのである。そのあたりが、「オッス10番」などを描いた水島慎二との違いだろう。つまり、野球は好きだが野球を分かっていないのがあだち充だったと思う。
なお、そういう「員数の重要さ」を分かっていないのは他のスポーツ漫画もそうである。サッカーにしても、一人だけで相手チームと戦うことは不可能である。ストライカーに球を出す役目の人間や、相手に攻め込まれた時にボールをクリアするディフェンダーがいて、初めて試合になるのである。そういう点では「ブルーロック」もサッカーの本質を分かっていないと思う。
またしても「タッチ」の話だが、観ているといろいろ感想や思考の連鎖が生まれるアニメである。
今回は、2点。
ひとつはどうということはない、作劇上の問題で、文子が南を強引に新体操に誘った時、他の部員たちはどう思ったのか、ということだ。部員がレギュラー(団体戦要員)ぎりぎりというのなら、話も分かるが、どうやら部員は20名くらいいそうな感じである。とすると、部長が怪我をした時にその穴埋めをするのは、部員の中で一番レギュラーに近い実力の持ち主だろう。それを、外部から素人を引っ張ってくることに、他の部員たちが強烈な反発を持つのが当然ではないか。つまり、「お前たちは皆、実力ゼロのカス集団だ」と言われているのと同じなのだから。とすれば、臨時に入った南へもその憎悪は向けられるのが当然だろうが、そういう描写はない。そもそも、団体戦で不成績だろうが、それが何だというのか。成績を気にするくらいの実力者集団なら、外部から南を呼んでくる必要性はまったく無いだろう。
もちろん、これは作品全体の作劇上の都合であり、そういう部分を描かないことで視聴者にもその不自然さは「見えなくされている」のである。
もうひとつは、野球部に限らないが「運動部のマネージャーとはどういう存在か」という謎である。「タッチ」を見ていると、マネージャーとは「雑用係」であり、炊事洗濯・道具の手入れなどが主な仕事のようだ。それによって運動部員は競技の練習だけに専念できるということだろうが、フェミニズムの立場から見て、こういう「家庭の主婦の代わりの仕事をマネージャーがやらされている」ことになぜ問題提起をしないのか。あらゆる雑用をすべてマネージャーに投げることを当然視する習慣が、「男性上位思想」の温床になるのは言うまでもないだろう。「女は奴隷」という思想である。もちろん、女性の中に、そういう「自分を奴隷化して、憧れの選手の面倒を見る」ことを喜ぶ感情があるのかもしれない。しかし、それが女性の奴隷化である事実は歴然としているのではないか。達也自身、剽軽な言動で誤魔化しているが、かなり「男性優位思想」の持ち主であることが、観ていると感じられる。南が新体操をやる時に「南のバカタレ」と呟くなど、南の意思より自分の感情を優先させているのである。あるいは、南が達也を少しからかった時に、南を平手打ちするという行為が咄嗟に出るのは、「女に多少の暴力をふるうのは許される」という思想が達也の中にあるのだろうし、それはわりと本土(沖縄から見ての沖縄以外の地区)の男には共通しているように思われる。

山本寛については、ハレハレユカイだけは評価していたが、下のコメントは事実なのか?
もうひとつ、ハルヒが映画監督をやる回の、「素人の素人臭い演技」の演出も良かったが、あれは山寛だと思っていたが、どうなのだろうか。あの回はハルヒシリーズの中の白眉だった。
なお、「らき☆すた」は、京都アニメーションから、「まだ監督の域に達していない」とはっきり声明を出された上での降板だったらしい。

(以下引用)

そもハルヒが当たった際にハレハレは俺の手柄(絵コンテも演出も別の人)とKADOKAWAのお偉いさんにアピールしまくってKADOKAWAのトップダウンで決まったらきすたの監督らしいから京アニからしたら寝耳に水なんだよな。
「進撃の巨人」の漫画は読んでいないので、アニメは完結したと思っていたら、「ファイナルシーズン」のpart2があるという、詐欺みたいな話である。で、その第一話を見ていたら、途中であまりの不愉快さに、視聴を中断してこれを書いている。
いったい、作者は何が言いたくてこの長々しい話を書いたのか。想像の中で世界を破壊し、世界のすべての生命を殺し尽くしたいのか。それとも、暴力を最終的に否定するために、延々と暴力の残酷描写をしているのか。「自由は素晴らしい」と言いたいのか「全能の自由とは結局独裁と悲劇しか生まない」と言いたいのか。
まあ、とにかく、エレンというのはあらゆるフィクションの中で最大の阿呆であり、最大の非道徳的人間で、まあ、阿呆というのが正解か。精神年齢が5歳の幼児並みである。最初からそうだったが、成人して一層阿呆になっている。
要するに、藤子不二雄が「ウルトラスーパーデラックスマン」や「ドラえもん」の「独裁者スィッチ」で、で20ページ程度で書いたことを、膨大な長さで書いて、なお、読者には作品の主張が分からないという作品だ。とにかく、延々と続く残酷描写が、アニメ制作者の「描きたいもの」らしいことは分かる。胸糞悪いアニメである。それで暴力万歳と言いたいのか、最後に暴力を否定してみせてどや顔をしたいのか、さっぱり分からない。
前に書いたように、「タッチ」を見直しているのだが、やはり物語の構成が良くできている。達也が高校で最初から野球をやるのではなく、ボクシングをやるのも、上手い構成である。弟と同じ土俵で、ど素人が部内で惨めな姿を見せる場面を描かなくていいわけだ。そういう場面を描くと不快感が強くなる。しかし、ボクシングなら、KO負けしても、「当たり前」で、誰も(南以外は)関心を持っていないから、主人公に肩入れしている読者や視聴者の不快感(ストレス)は少ない。しかも、ボクシングをやることで運動の基礎体力や反射神経が強化されるから、それは野球を始める前の基礎トレーニングになる。さらに、ボクシングの初戦(練習試合)でKO負けすることが、南と達也のファーストキスに結びつくという、実に見事な構成である。
キスの後の達也がうじうじ悶々としているのに対し、南がいつもより元気はつらつとしているという描写も見事だ。南は最初から達也の方が好きなのだから、その相手とのファーストキスは嬉しいに決まっている。達也は南が好きなのは和也のほうだと勘違いしているから悶々とするわけだ。

で、問題は、「和也はどうなる?」ということで、この作品の最初の基礎設定である「南を甲子園に連れてって」の無理さが露呈してくるのである。南は達也のほうが好きなくせに、和也の応援ばかりして、周囲にも(意図的ではないが)南は和也が好きだと思い込ませている。それは南の予定外だったかもしれないが、それも「南を甲子園に連れてって」という命令の理不尽さから来ているのである。
結果的には南は自分のつまらない野心(応援するチームが甲子園に行くこと)のために、ひとりの人間の人生をほとんど支配しているのである。
南の女性人気が低いのは、南のこの「無意識の偽善性」unconcious hypocrisyを感知するからだろう。女性は本来策略好き(少女漫画のいじめ描写を見ればよい)だと思うが、その醜さを見せられるのは好まないわけだ。偽善者のくせに善人ぶって、可愛いぶって人気者でいるのが憎いのである。
なお、南が自分自身を「南は~」という言い方も反発が強いと思う。これは、自分自身を第三者として表現する言い方で、非常に不自然で、幼稚であり、幼児でない段階の人間がそういう言い方をすると、自分の可愛さの強調となるから嫌われるのだろう。自分自身を「南は~」という言い方をすると、通常の一人称と違ってその「南」という存在が特別だという、人格の強調になり、非常に聞き苦しいのである。ここにも、南の無自覚な自己主張の強さがある。これは特に同性には「嫌な奴」と思われるだろう。自覚的な自己主張は漫画内存在ならむしろ好感を持たれるだろうが、南は無自覚なだけに読者に「言い様のない不快感」を与えるわけだ。

なお、「タッチ」が人気絶頂だった当時、「南ちゃんブーム」があったが、あれは「フィクション内で人気者なら現実世界でも人気者になるだろう」というマスコミの幼稚な発想のお手製ブームだったわけだ。そのために、女性の中での「南ちゃん嫌い」が多いことが露呈したわけだが。





見たいアニメが無いので「ツルネ」や「虚構推理」や何やらの視聴を継続しているが、バトルアニメよりはマシという程度でしかない。で、先ほどまで見ていた「ツルネ」は京都アニメーションの制作なのだが、いつの間にか会社が復活していたようだ。新しい人材を入れたかどうかは知らない(たぶん入れただろう)が、キャラの絵柄が「ヴァイオレットエバーガーデン」に似ている。キャラデザイナーがひとりしかいないのではないか。だから、どのキャラも顔立ちがほとんど同じで、髪型や髪の色、背の高さくらいでしか判別できない。男キャラも女キャラも同様だ。つまり、メインのキャラデザイナーが無能、ということだ。
話に異性間の恋愛模様がほとんど無く、同性同士のホモ的友情やレズ的友情が多いのは、昔からの伝統なのか、原作がそうなのか、あるいはそういう原作を選ぶのか。
なお、「虚構推理」はヒロインの造形だけはいい。性格も面白いが、あそこまで下品な性的発言をさせる必要があるのか。で、話はたいてい、愚にもつかない話だが、雪女の話は少し面白かった。城平京は推理小説的な話を得意分野としていると思うが、「虚構推理」では、その推理小説的部分が一番、出来が悪いように感じる。まあ、妖怪が存在する虚構世界での推理だから、いい加減で当然という、舐めた姿勢があるのかもしれない。
前に「days」というアニメに触れたが、このアニメはおそらく原作に根本的な話作りのミスがある。それは、まったくのサッカー初心者で運動部活経験が無い運動音痴が、名門サッカー部に入って数ヶ月でレギュラーになるのは絶対に不可能だ、ということである。
いや、私はサッカー経験も何も無い運動音痴だが、普通のサッカー部でも初心者が入部1,2か月でレギュラーになるのは難しいだろう。しかも、主人公はサッカーの技術もゼロで、足も速くないという設定だ。それでどうして名門サッカー部のレギュラーに抜擢されるのか。実際、彼を試合に出したことで、重要な試合に負ける描写もあったが、これは主人公をレギュラーに抜擢し、試合で使った監督に全責任があるだろう。何か、主人公に光るところがあるような描写もあったが、それがどういう部分なのか、見ていた私には不明である。何か、全力で応援するから他の選手の士気が上がる、みたいな話だった気がするが、それと技術ゼロの素人をレギュラーにし、試合に出すというのはまったく話が別だろう。
せめて、主人公が壁を相手にシュートやパスの練習をしている描写でもあれば、「まあ、普通程度にシュートやパスは出せるかもしれない」という感じを視聴者も受けると思うが、それがなく、主人公の「練習」はただ「走るだけ」なのである。しかも、長距離走ばかりだ。
サッカーに必要な走力は短距離の瞬発力であり、長距離走でつく「持久力」はゲームとはほとんど関係ない。途中出場した選手が持久力があったところで何か意味があるか?
ということで、スポーツの漫画やアニメを作るならもう少し合理性と常識を働かせてほしい、という話である。

(以下自己引用)






あまり食指の動くアニメが無いんで「days」というまったく魅力の無い題名のサッカーアニメを見たのだが、キャラクター設定が中澤一登という大御所で驚いた。で、見てみるとなかなかいい作品である。登場人物がみな気持ちのいいキャラクターで、中澤一登の個性に良く合っている。
アニメのキャラクター設定は大きな要素で、その顔に魅力があると、それを見ているだけで楽しいということが起こる。
その前に少し見た「氷属性の」何とかというアニメがその対極で、絵柄を見ていて楽しくないから見る気が失せるわけだ。画力というのは凄いものである。
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