SF映画やアニメでよく出てくる「コンピュータ（パソコン）を直列につないで巨大コンピュータ化する（高性能化する）」というネタだが、コンピュータは乾電池じゃないんだから、直列につないでも無意味なんじゃないか、と思って調べると、案の定間違っているようだ。まあ、並列につなぐものだ、という回答も正しいのかどうか知らないが、そちらのほうが合理的に思う。つまり、A、B、C……というコンピュータを並列につなげば、Aで処理できない情報をB、C、……で処理する、というのが並列接続の場合なのだろう。つまり情報処理能力が上がり、巨大コンピュータ化するわけだ。
乾電池は並列につないでも電圧は上がらないが直列につなぐと電圧があがる、という「電圧の増大」をパソコンの情報処理能力の増大と混同したのが「パソコンを直列につなぐ」論だと思う。

ウィンドウズのパソコンを直列につないで高性能にすること（演算処理能力を上げる...

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tremendous856さん

2010/7/1000:02:50

ウィンドウズのパソコンを直列につないで高性能にすること（演算処理能力を上げる）は可能でしょうか？

計算用の高性能PCを自分で作れるようになるにはどのような知識が必要となりますか？

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atoby2000さん

編集あり2010/7/1000:20:06

直列に繋いでも、PC同士はクロスケーブルで接続することになりますので、PC-PC間のデータのやり取りがボトルネックになるので実用的ではありません。

高速計算用の場合は、PCというよりもワークステーションを設計したほうが手っ取り早いです。

具体的には、
＜ハードウェア＞
Intel Xeonなどを2個載せる->最大12コア24スレッドの使用が可能。
Intelの高速SSDを載せる
NVIDIAのTeslaかGeForceを載せる
メモリはできるだけ多く積む

＜ソフトウェア＞
OSは64bit
マルチコア/マルチスレッド/マルチCPUに最適化されたソフトウェアを使用する。なければ自分で作る

といった工夫が必要になります。

基本的なC/C++の知識のほか、OpenMPなどの並列化プログラミングを学んで、さらにTesla/GeForceを使いこなすためにCUDAまで手を出す必要があるかと思います。

CUDAは計算にGPUを使用するためのものですが、GeForceの場合は現行の最大コア数が480(GeForceGTX480)です。そのかわり、CPUでやるような複雑な計算はできません。分岐が不得意で、単純な計算を並列で行うのに適しています。特にMndelbrot演算は、普通にCPUを使うよりずっと速いです。

まぁ、XeonもTeslaもべらぼうに金がかかりますけどね。

普通のPCでやるなら、せめてCorei7/GeForce GTX465ぐらいはほしいところです。
CUDAやOpenMPは無料でDLできますし、IDEもVisual Studio 2010 Expressを導入すれば無料で済みます。

CUDA
http://www.nvidia.co.jp/object/cuda_home_new_jp.html

OpenMP
http://openmp.org/wp/

Visual Studio 2010 Express
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/

あとはハードウェアを購入して、プログラミングの知識や技術を身につければOKです。