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コピーが面倒だったので、不正確になっているかもしれない。好記事である。スライダーを投げ始めるとストレートがダメになる、というのはスライダーが出現した当初から言われていたことだが、その理由が明確に書かれている。(以下引用)



山本昌「中高生にスライダーは危険」大谷・マエケンは投げなかった。

12/19(火) 11:01配信


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 高校生や大学生投手に関する記事を読んでいて、ふと疑問に思うフレーズがある。

 それは「完成度」という言葉だ。

 かくいう筆者もかつてはその言葉を使用してきた人間なのだが、あの男のメジャー挑戦で、高校生や大学生の時点で「完成度」は語るべきではないという確信に至った。

 あの男とはもちろん、エンゼルスへの入団が決まった大谷翔平である。

 メジャーで二刀流が継続できるかどうかも注目されるが、今回は彼のピッチングについての考察である。

 大谷の持ち球と言えば、最速165kmのストレートと鋭く変化するスライダー、落差のあるフォーク、時折挟むカーブだ。ストレートについてはわざわざ語ることもないが、スライダーの変化、フォークの落差も彼のピッチングを支えるツールだ。常時160kmを超えるストレートとのコンビネーションで鋭い変化球が来ては打者はひとたまりもない。


高校時代、大谷は意識的にスライダーを投げなかった。

 実は大谷は高校時代、この球種のうち、スライダーをほとんど投げていなかった。それも意識的に。

 高校2年時に左足を故障した大谷は、その夏の甲子園出場後から治療に専念し、ほとんど練習ができなかった。故障箇所が下半身だったために練習は限られたことしかできず、休息と栄養のためにチームの全体寮を離れるほどだった。

 そのおかげで身体は大きくなったのだが、技術が間に合わなかった。

 3年春の甲子園では、当時大阪桐蔭の藤浪晋太郎(阪神)との対決が注目を浴びたが、打者としては1本塁打を放ちながら、投手としては11四死球9失点で敗戦。本人は相当悔しがったものだ。

 高校時代の大谷がスライダーを投げない選択をしたのは、投球フォームに安定性を欠いたからだ。

 花巻東高時代の恩師・佐々木洋監督は「(大谷は)スライダーを投げると身体を横に振ってしまい、ストレートがいかなくなっていたんです。逆にカーブはいいフォームじゃないと投げられないので、そちらを優先させていました」と語っている。

 これは興味深い話だ。

 大谷は最後の夏、甲子園出場を逃している。一方で、当時のライバル藤浪が春夏連覇を果たしたので、たびたび「完成度の違い」で2人は比較された。

 だが、それは「甲子園」を物差しにしただけのものであって、本当の「完成」ではなかったことは、その後の2人を見れば一目瞭然だろう。


前田健太も、高校時代はスライダーを投げていなかった。

 大谷と同じように高校時代はスライダーを多用せず、未完成のままプロ入りしたのが現在、ドジャースの前田健太だ。

 2017年、前田がポストシーズンでみせた投球は圧巻だった。

 ワンポイント、セットアップなど様々な場面で登板する役割を任された前田は、メジャーリーグの名だたる強打者を切り裂いていった。

 ディビジョンシリーズで対戦したマルチネス、ゴールドシュミット(Dバックス)に始まり、優勝決定シリーズではコントレラス、ラッセル、バエス(カブス)、ワールドシリーズではスプリンガー、アルトゥーベ、コレア(アストロズ)らと互角以上に渡り合った。

 前田のメジャーでの代名詞は150km台のストレート、そしてスライダーだった。

 広島時代も前田のスライダーは秀逸だったが、PL学園高時代はスライダーを持ち球にはしていなかった。

 理由も大谷と同じく、フォームに欠点が生まれたからだ。


体が横に振れるのは、スライダーの副作用。

 高校時代の恩師・藤原弘介監督(現佐久長聖)がこう語っている。

 「健太は、スライダーが掛かりにくかったということに加えて、スライダーを投げるとき、曲げようという意識が働いて、身体を横に振るようになっていて、ストレートに影響が出ていた。それなら、まずはストレートを磨いた方がいいんじゃないかということで変化球はカーブとフォークでいこうと決めたんです」

 そして結果的に、前田は3年夏の甲子園出場を逃している。

 メジャーで活躍する現在の前田を見れば、その遠回りは成功したと言えるのではないだろうか。

 高校時代の大谷と前田に共通していたのは、身体を横に振ってしまうという欠点だ。

 これは彼らに限らず、多くの投手が通る「スライダーの副作用」ともいえる。藤浪のように高校時代からそれを修正できる力があればいいが、そうでないタイプは身体やフォームを固めてから習得しても遅くはない。


山本昌「スライダーは、真っ直ぐの振りに影響を及ぼす」

 こうした視点から「中高校生でスライダー系を投げるのは危険」と警鐘を鳴らしているのが、球界屈指の理論派として知られる山本昌さんだ。

 現役生活を32年続けた山本さんは、自分のピッチングを作る中で、投球の動作からフォームを科学的に考えてきた投手だ。「変化球はその人によって合う、合わないがあります。どの変化球が得意か、その投手の投球を3球見れば分かる」という。

 高校生がスライダーを投げることについて、山本さんはこう話している。

 「高校時代の大谷選手がスライダーを投げたときに横ぶりになったという話は、よくわかります。身体が横ぶりになるというより、腕の振りが横になるということだと思います。スライダーは肘が下がりますし、手首が寝るようになってしまいます。1度手首が寝る癖がついてしまうと、簡単には直らないんです。

 しっかりとボールを切れる人、変化させられる人はいいんですけど、変化させようとして腕の振りを緩めていくと、真っすぐの振りにも影響を及ぼすんです」


「完成度」という言葉を安易に使ってはいけない。

 いまの野球界は、スライダー全盛時代と言われている。

 プロの投手の多くが、カットボールなどを含めたスライダー系を持ち球にしている。そしてそれは、中学生・高校生にも波及している。インコースにストレート、外にスライダーという配球はオーソドックスながら、やはり有効なのだ。

 特に高校野球のトーナメント一発勝負の戦いでは、地道に真っすぐの質を高めるよりもスライダーで打ち取りたい気持ちはよくわかる。だが早い年代でのスライダーの多投は、下手すれば選手の身体を脅かすことにもなりかねない。プロを目指すならばなおさらだ。

 山本さんも、スライダーを投げ始める時期については慎重な立場だ。

 「スライダーに頼りたい気持ちは分かりますが、スライダー系には危険が伴います。特に、中高校生から投げるのはあまりおススメしません。身体ができて、フォームが固まってからにするのがいいと思います」

 大谷、前田という2人の投手が高校時代に直面した同じ問題、そして山本さんの言葉からは、スライダーという球種の難しさが見えてくる。

 大谷は高校時代とプロ以降でのスライダーへの意識を違いを次のように表現している。

 「曲げたいなと思って投げようとしているか。曲がるためにどうすればいいかと思って投げているかの違い」

 ともあれ、スライダーを投げる高校生投手に対して、「完成度」というのは安易に使っていいフレーズではない。



(「野球善哉」氏原英明 = 文)














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