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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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ネットでは老害扱いで不人気の広岡達郎だが、監督としての実績は川上哲治と並ぶものだろう。チームを最低の状態から育てて日本一にすることを西武とヤクルトで二回もやったというのはまさに名将である。巨人野球についてのプライドの高さから、時には勇み足もするが、そこが彼の個性である。言っていることの八割はまず正しい。
特に、守備位置や打順を固定して、それぞれの選手の役割を決めるというのは常勝球団の必須条件で、それができない球団は調子に乗れば好成績をあげるが、それが持続しない。当たり前の話である。選手個々の調子によって左右されるチーム作りをしているからである。

(以下引用)

2020.8.14 07:30

【広岡達朗 檄る!】

日替わりダメ!阪神「2番打者」育てろ
2番打者育成の必要性を説いた広岡氏は、木浪を候補に挙げた
2番打者育成の必要性を説いた広岡氏は、木浪を候補に挙げた【拡大】

 ヤクルト、西武を日本一に導いた名将で阪神の臨時コーチなども務めた広岡達朗氏(88)が13日、借金1の3位(13日現在)から優勝を目指す阪神へ「2番打者を育てろ」と檄。打順やポジションに対して、選手がもっとプライドを持って戦うことを求めた。

 ここまでの戦いを見ていて、阪神は十分に優勝できる戦力はあります。だからこそ、現状の成績は物足りない。もっと、出来るはずです。

 例えば前日(12日)のDeNA戦(横浜)では中谷を2番に起用し、逆転本塁打を打ちました。結果的に起用は成功しましたが、わたしは糸原が故障で離脱して以降、2番打者が定まらず、ころころと替わっていることが、気になります。

 最近、大リーグの真似をしてバントをしない2番が日本でも流行っていますが、わたしの考えは違います。2番がぶんぶんと振り回して、一発長打を狙うような米国の野球と、日本の野球とは本質的に違うし、選手の体格も違います。

 打っても3割という確率を考えれば、ヒット、本塁打を期待するのは采配として、虫が良すぎます。2番はバントやエンドランなど小技がきっちりと出来て、相手に球数を投げさせることも出来るような、粘り強い打者が理想。1、2番でチャンスをつくり、クリーンアップに回す方が、得点する確率が上がる。その基本に立ち返ることが、一番です。

 そのためには日替わりではなく、しっかりとした「2番打者」を育てないといけません。ふさわしい選手を首脳陣が判断し、バントももっと練習させる。徹底的に鍛えて、教育しなければいけません。阪神の全試合をじっくりと見ていないので適当なことは言えませんが、木浪などは頑張っているし、面白い選手だと思いますよ。

 最近は、打順がいろいろ替わったり、守備でも内野手が外野を守ったりと、ユーティリティーであることが重宝されがちですが、そういう起用では、役割も責任も散漫になります。わたしはもっともっと、選手に打順や守備位置、自分の「ポジション」というものへの強いプライドを持って欲しい。それがプロフェッショナルであり、技術も向上していくのです。

 その観点で言えば、先日(6日)の巨人の野手(増田大)の投手起用はナンセンス。しかも少ない資金と薄い選手層で戦っているようなチームならいざ知らす、巨人のように、大金をかけて選手をかき集め、余っているようなチームがやるのは情けない話ですよ。

広岡 達朗(ひろおか・たつろう)

 1932(昭和7)年2月9日生まれ、88歳。広島県呉市出身。呉三津田高から早大を経て54年に巨人に入団。66年に引退。通算1327試合出場、打率・240、117本塁打、1081安打、465打点。76年途中からヤクルト監督に就任し、78年にリーグ優勝と日本一。82年に西武監督に就任し、在任4年でリーグ優勝3度(日本一2度)。95年にロッテGMに就任(96年に退任)。2012、13年にはキャンプで阪神の臨時コーチなども務めた。180センチ。右投げ右打ち。
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