1: 名無しさん 2024/10/18(金) 10:05:39.82 ID:mX3wNyNv9
「投手出身の監督はダメだ。覚悟してやりなさい」球界大御所が阪神新監督の藤川球児氏に辛口エール…成功のカギは“参謀”選びにあり!
阪神は14日、岡田彰布監督(66)の後任監督としてOBで現在球団本部付スペシャルアシスタント(SA)を務めている藤川球児氏(44)の就任を発表した。2020年を最後に現役を引退した藤川氏は、コーチ経験がないまま、4年間の充電期間を経て黄金期に入りつつあるチームのバトンを受け継ぐことになった。巨人OBでヤクルト、西武で監督として日本一となっている球界大御所の広岡達朗氏は「投手出身の監督はダメだ。覚悟してやりなさい」と苦言を呈する一方で「成功するためには経験豊富な参謀をつけることが重要」と組閣人事の重要性を訴えた。
“火の玉”藤川氏が監督として帰ってくる。岡田監督の退任を受けた後任監督として藤川氏の就任が発表された。説明するまでもなく、藤川氏は阪神でそのほとんどをストッパーとして合計19年間プレー。狙っていても打てないホップする“火の玉”ストレートを武器に通算243セーブをマークし、2度のセーブ王、ホールド王を獲得した。また2012年オフに海外FA権を行使してカブス、レンジャーズでプレー。阪神に復帰する前には、独立リーグの四国アイランドリーグplus・高知ファイティングドッグスでも登板した。
球団は2022年を限りに退任した矢野燿大監督の後任には、阪急阪神ホールディングスの総帥である角和夫CEOが監督人事に介入してくるまでは、当初、平田勝男氏を監督を据え、同時に次期監督含みで藤川氏を入閣させるプランを練っていた。それほど藤川氏の情熱、阪神愛、そして野球理論を高く評価していた。
だが、球界大御所の広岡氏は、藤川氏の起用に“物言い”をつけた。
「投手出身の監督はハッキリ言ってダメだ。例外はあるが、ほとんど成功していない。フィールド全体を見渡し野球を知っている捕手、内野手出身の監督が望ましい。そしてコーチ経験がないのも問題。格言にもあるが、名選手が名監督になるとは限らない。いかに勉強しているかが重要で、そのためにはコーチ、2軍監督などの経験が必要なのだ。メジャーを見てみなさい。多くの監督がマイナーで指導者としての経験を経て順序立って1軍で指揮を執っている」
だが、広岡氏は「いくら評論や解説がよくても指導者としていいかは別だ。現場は違う。だからこそコーチ経験が必要なのだ」と、バッサリだ。
「相当の覚悟をしてやりなさい」
そう藤川氏に檄を飛ばした。
ただ“ある条件”を満たせば、藤川氏が成功する可能性があるという。
「大切なのは参謀として経験豊富なコーチを藤川につけることだ。巨人の藤田は牧野茂というヘッドコーチをつけて成功した。彼はガンとした信念を持った指揮官だった。勉強もしていた。藤川が経験豊富なコーチをヘッドとして招き、彼自身が、監督をしながら勉強を怠らず、性格的に指導に情熱と根気があり、ぶれない信念のある人物であるのならば、そもそも投手力のあるチームなのだから、うまくいく可能性はある」