いやあ、久しぶりに金本監督のアホさが見られて、安心した。選手たちが必死になって作った試合を監督采配で台無しにする、という、他チームファンにとってはこの上無い試合展開である。
私は、阪神の選手たちはわりと好きなので、阪神の試合を見ると、選手たちは応援し、試合は負けろ、と思うのだが、昨日の試合はまさにそれである。
７回裏の中日の攻撃だが、青柳が平田に打たれたホームランは、あれは平田の読みと果敢な打撃を褒めるべきであり、青柳は責められない。むしろ、ここまでの青柳の投球は、これまでにも滅多に無いほどの出来だったのである。（なお、平田の打撃姿勢は、自然体に近くなり、非常によくなっている。打撃好調な原因はそこだろう。）
解説の田尾もあきれていたが、１死１塁からの８番松井雅人への敬遠（状況的に、梅野の判断とは思えない。ベンチからの指示だろう。）と、その後の桑原への継投、これがまったく無茶苦茶であるのは、少し野球観戦歴の長い人間なら誰でも思うことだろう。田尾の松井への打撃評価は、あまりにも正直すぎて、聞いていて笑ってしまったが、中日打線の中で、打てないことでは定評のある松井を敬遠する意味がどこにあるのか。松井を敬遠したら、それよりはマシな打者が代打で出てくるのは決まりきっているではないか。なぜわざわざ自らピンチを拡大する必要があるのか。しかも、ここで青柳を降板させたら、彼が勝利投手になる可能性は無くなり、ここまでの彼の好投がまったく無意味になる。このダメージは投手にとって大きいだろう。
ここで登板する桑原にとっても、走者一塁で出るのと、走者一二塁で出るのとではプレッシャーが違う。得点圏にランナーを置き、しかも、得点されたら前の投手が敗戦投手になる、という状況で登板するのが嬉しいという投手はいるまい。
まあ、何から何までアホな金本采配だったが、こういう采配を今後もしてくれるなら、横浜も上位進出の可能性が生まれてきて、結構なことである。

なお、横浜が広島に２連勝したが、これは奇跡か何かであって、これが今後もあるという期待は、私はしないwww


（追記）今、ネットを見たら、早速、この金本の謎采配についてのスレッドが立っていたので、転載しておく。ネットの野球サイトでは松井雅人の打撃はなかなか有名なのであるwww

【緊急】阪神が松井雅人を敬遠した理由を冷静に考えよう

中日 対 阪神

【試合終了】 中日2勝1敗0分け

◇公式戦◇開始18時00分◇ナゴヤドーム◇観衆22454人

チーム	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
阪  神	0	0	0	0	1	0	0	1	0	２
中  日	0	0	0	0	0	0	3	2	X	５

投手成績			勝利	敗戦	Ｓ	試合	回数	打者	球数	安打	三振	四球	死球	失点	自責	通算 防御
●	青柳	（右）	０	２	０	２	６ 2/3	26	105	５	６	２	０	３	３	5.59
	桑原	（右）	１	０	０	10	０ 1/3	３	10	２	１	０	０	０	０	2.08
	高橋	（左）	０	０	０	７	０ 2/3	３	８	１	１	０	０	１	１	2.08
	マテオ	（右）	２	０	０	11	０ 0/3	１	１	１	０	０	０	１	１	2.61
	岩崎	（左）	０	０	０	４	０ 1/3	１	６	０	１	０	０	０	０	4.26
	大野	（左）	０	１	０	４	６	27	123	６	２	３	１	１	１	5.11
○	祖父江	（右）	１	０	０	９	１	３	13	０	０	０	０	０	０	2.16
Ｈ	三ツ間	（右）	１	０	０	10	０ 2/3	４	21	１	１	１	０	１	１	1.86
	岩瀬	（左）	０	２	０	９	０ 0/3	１	２	１	０	０	０	０	０	3.86
Ｈ	福谷	（右）	０	０	０	１	０ 1/3	１	２	０	０	０	０	０	０	0.00
Ｓ	田島	（右）	１	１	３	９	１	３	14	０	２	０	０	０	０	5.19

◇本塁打

平田３号（ソロ110m=青柳）

ビシエド１号（２ラン110m=マテオ）

◇盗塁

鳥谷（４回）

亀沢（７回）

◇盗塁死

藤井（７回）

◇走塁死

亀沢（３回）

原口（４回）

◇試合時間

３時間36分

◇球審

土山

◇塁審

中村

有隅

村山