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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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2010年9月20日の記事を再録。
ふと過去記事をいくつか読み返して、自分でも面白かったので、その中からひとつを再録してみた。同じ月の「落合野球の考察」というのも面白かった。投手力と守備力重視の野球というのは、今の横浜と共通しているようだ。


(再録)


地位が人を作るという言葉がある。落合がまだ首位打者を取る前だったと思うが、初めてオールスターに選出され、その試合でパリーグを率いる阪急の西本監督は、彼を全パの4番に据えた。つまり、お前は将来、パリーグを代表する打者になるんだ、と彼にメッセージを送ったのである。そして、落合はその通りになった。ペナントレースでは敵味方である敵チームの打者でさえも育てようという、パリーグ全体の繁栄を常に念頭に置いていた西本監督の度量の広さと誠実さがよく分かるエピソードである。
落合は全パの4番に座る経験をしたことで、全パの4番レベルの打者に育ったが、監督という立場の人間にもっとも大切なことは、選手に機会を与えることである。私は星野仙一という人間が嫌いなのだが、彼のいいところは、二軍から一軍に選手が上がってくると、その選手をすぐに使ったことだ。一軍に上がったということは、その選手の調子がいいということだから、活躍する可能性は高い。活躍できれば、そのまま一軍に定着する可能性も高まるわけで、その選手のプロ人生にとって、一軍で使ってもらえるかどうかというのは大きな賭けである。その点で最悪なのは横浜という球団だろう。このチームは伝統的に選手の好き嫌いが激しく、監督がいくら代っても、なぜか特定選手ばかりを重用し、若手を使わない。若手を使っても、そのタイミングが悪く、結果を残せずに一軍定着できない。横浜から出て行った相川や多村があれほどの活躍をしていることを考えれば、横浜のフロントは総辞職するべきだろう。
さて、本題である地位が人を作るということだが、野球選手、特に打者にとっての地位とは打順である。クリーンアップを打つ選手とそれ以外の選手では、明らかに打者としての地位が違う。そのことを選手自体、よく分かっているから、ある打順を与えられると、それにふさわしい打撃をし、結果的にその打順にふさわしい打者として運命が決まるのである。これはある意味、恐ろしいことではないか。監督たるもの、そこまで考えて打者の打順は決めねばならないのである。
阪神の鳥谷は、大学時代はクリーンアップを打っていたが、プロでは遊撃手という守備優先のポジションのせいもあって下位打線か1、2番を打たされることが多かった。ところが、今年の7月頃から3番を任され、それと同時にヒットを量産し、阪神の月間安打数の歴代記録を破ったのである。これはつまり、鳥谷はクリーンアップ向きの打者であり、これまでの阪神の監督はそれがわからずに鳥谷にせこい2番打者としての運命を押し付けていたということである。
同様に、機会が与えられてその才能を開花させたという点では同じ阪神の平野もそうである。オリックス時代は守備の人と見られ、しかも、学生時代天才と言われた遊撃手としてではなく、外野手として扱われてほとんど試合に出る機会もなかったが、阪神で出場機会を与えられ、その潜在的な打撃の才能を開花させたのはご承知の通りだ。
やらせてみないと、人にはどんな才能があるか分からない。組織の指揮者のなすべきことは、部下に機会を与えることに尽きるのである。王選手はデビューから30打席近くノーヒットだった。それを辛抱強く使った水原監督がいなかったら、世界の王は存在しなかっただろう。
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