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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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少し古い記事だが、ドラフト会議も近いので、高校生選手の総括の意味で、ヤクルトの元スカウトさんの意見を転載する。なるほど、と思う内容である。
松井については、制球力が悪い、ということで、すぐにはプロでは使えないという結論になるようだ。一番はやはりダルビッシュの言うように瀬戸内の山岡か。
森友哉についても、木製バットでどの程度打てるか、疑問のようだ。実際、高校生の野手で、高校時代に本塁打を量産していた選手で、プロ入り後は鳴かず飛ばずという例は多い。
そういう点から言えば、一般的にはほとんど無名だった坂本を高校生一位で指名した巨人のスカウトの眼力は凄い。菅野や長野もちゃんと活躍したし、最近は巨人のスカウトが一番、能力が高いのではないか。
そして、その巨人は松井を一位では指名しない見込みのようだ。つまり、片岡宏雄さんの目は正しいという可能性が高い。
もちろん、松井の潜在力は高いから、育てる自信のある球団ならば指名すればいい。
まあ、横浜あたりでは育てることは無理だろう。
広島か日ハムあたりに行くのが、彼にとってはベストだろう。


(以下引用)



元スカウトが見た18UW杯の逸材






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 台湾で開催されていた野球の18UW杯の決勝戦で、日本代表はアメリカ代表に2対3と逆転負けを喫して、惜しくも悲願の初優勝はならなかった。しかし、今大会のメンバーは、甲子園出場組だけに限られなかったオール高校ジャパンだったため、多くのプロ注目のドラフト候補が出場していた。
 アトムズ時代から、実に33年間に渡ってヤクルトの編成部で活躍され、若松勉、古田敦也、宮本慎也ら名プレーヤーを独自の眼力で発掘してきた元スカウトの片岡宏雄さんに、注目の選手についての評価を聞いてみた。元敏腕スカウトの目には、日の丸を背負って戦ったドラフト候補はどのように映ったのか。

――アメリカとの決勝戦。先発したドクターK左腕、松井裕樹(桐光学園)は7回途中(6回 0/3)2失点で残念ながら降板しました。奪三振は「9」を数えましたが。
 「松井君はどうかなのかな。これからの伸びシロについては、ちょっと疑問だね。今以上のピッチャーになるかと聞かれたら、ちょっと……という感じかな。巨人の杉内(俊哉)くらいのピッチャーにはなると思うけど。あっ、杉内クラスだったら大変なことかな(笑)」

――クイックができない欠点を突かれて、神奈川県大会では準々決勝で横浜の前に敗退しました。
 「そういう欠点を直さないといかん、ということ。現時点で言えば、一番の課題はコントロールかな。思うところにボールを投げられるようになれば、ストレートの球威とあのスライダーがあるから、楽に杉内クラスのピッチャーにはなるよ。まあ、これまでは相手が高校生だったから、たくさん三振を奪ってきたけど、プロの世界ではそうはいかない」

――18UW杯でも、制球に苦しむ姿が見られました。決勝戦でも5四死球と荒れ気味でした。
 「プロのバッターともなれば、みんな選球眼がいいからね。今の球威とスライダーだけでは、そうは持たない。だからこそ、コントロールが大事なんだ。最近のプロ野球を見ていても、巨人は別として、横浜やヤクルトなんかは高校生の試合よりも劣ることがあるからね。四球を4つも5つも平気で出すからね」

――打者で言えば、18UW杯で15打点をマークした大阪桐蔭の森友哉捕手が注目されています。
 「ただね、最近の高校生は甲子園や地方大会で何十本もホームランを打って、コイツは期待できるなと思わせたバッターが、プロの世界ではほとんど頭角を現していない」

――巨人の大田泰示や横浜の筒合嘉智が思い浮かびます。
 「やっぱり、金属バットの悪影響なんですわ。金属バットはすごくバランスがいいから、木製バットに比べるとスイングスピードがすごく速くなる。まともに芯に当たったらバーンと飛んでいっちゃう上に、少々詰まってもスイングスピードさえ速ければスタンドに入ってしまう。正直言って、高校生のバッティングだけはプロの世界でどうなるかは分からないね」

――18UW杯は木製バットの使用でしたが、片岡さんの目についた選手は?
 「テレビで見ているだけだが、将来性というよりは、これは面白い、これは使えそうだと思ったのは瀬戸内のピッチャーかな。非常に安定していたよね」

――山岡泰輔ですね。ダルビッシュ有がツイッターで「これは一番」と絶賛したことでも注目されました。
 「一番はピッチャーらしいこと。間の取り方だとか、プレートさばきといった点で、ピッチャーとしてのセンスを持っていることが分かる。センスを言葉で説明するのは難しいけど、要は教えようにも教えられんものを生まれつき持っているということ。ピッチャーは、あれこれ教えられたら潰れてしまうケースの方が多い。自分が持っているリズム感を変えられるというのは、本当に大変なことなんですよ。バッターでもタイミングを取るのが下手な選手は、どんなに教えても下手なままだから。そういうのもセンス。ボーンヘッドを繰り返すのも、だいたいいつも同じ選手。急には上手くならない」

――そういった点は、すぐに分かるもののでしょうか。
 「バッターで言えば、打席で構えただけでセンスを持っているかどうかが分かるよね。もうスカウトを辞めて商売じゃなくなったから、そんなに真剣には見ないんだけど(笑)。瀬戸内と日川のピッチャーは、間違いなくドラフトで指名されると思いましたよ」

――日川の山田基樹ですね。今大会には選ばれていませんが、194cm、88kgのサイズが印象に残りました。
 「先々が楽しみだなと思ったよね。スカウトの仕事をやめて野球から離れてからは孫がやっていたサッカーを見ている方が面白いかなと思っていたけど、ついついテレビを見ちゃうんだよね。まだまだ野球が好きなんだよね(笑)」

――となると、来年の甲子園も見逃せませんね。2年生に逸材が多かったですから。
 「優勝した前橋育英の高橋光成君、済美の安楽智大君、浦和学院の小島和哉君の3人は、今年のどの3年生の投手よりもいいよね。間違いなくドラフトで指名されるでしょう。まあ、来年のお楽しみということで」
(構成・藤江直人/論スポ)
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