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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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ずっと前に私は青木のメジャー移籍について批判する文章を書いたが、青木の決意は本物だったようだ。年俸が現在の4分の1くらいに減っても敢えてメジャー挑戦するというのは、立派な決意である。まあ、9割がた失敗に終わるとは思うのだが。
というのは、私が日本人野手のメジャーでの能力を見るのも、下記記事に書かれたのに近いからだ。つまり、打率で2割減、本塁打は4割減から半減というのが私の見方だ。メジャー側は本塁打についてはもっと厳しく、3分の1に減ると見ているが、そちらが正しいかもしれない。まあ、日本プロ野球の昨年の統一球による打撃成績が、打者のメジャー移籍での打撃成績に近いのではないか。これまで本塁打を30本くらい打ってきた打者が軒並み10本レベルになっている。つまり、これまでが水増しだったのである。
野手の場合は、打撃以上に守備力が問題になる。特に内野は、メジャーの強烈な打球の処理がまったくできないらしいのだ。だから、川崎もおそらくメジャー昇格は困難だろう。
要するに、日本人がメジャーリーグで勝負をするというのは、フライ級のボクサーがヘビー級のボクサーと同じリングで戦うようなものなのである。もともとの体力と体格に差がありすぎるのだ。同じ身長でも、体の分厚さが全然違う。日本人の成人男子は、あちらの女性レベルの体力だろう。
というわけで、メジャーに挑戦するのが金や虚栄のためなら、まず失敗するというのが私の結論である。失敗しても悔いはない、という人間だけが挑戦するべきだろう。
 
 
(以下「現代ビジネス」から転載。)
 
ポスティング制度によるヤンキースとの入団交渉が1月6日に決裂すると、西武・中島裕之(29)の代理人グレッグ・ゲンスキー氏は次のような声明を発表し、破談の理由は年俸ではないと強調した。
「中島選手の決断は、金銭面によるものではない。ヤンキースが想定している役割では、能力をフルに発揮しチームを助けることができないと考えたからだ。ヤンキースが用意した役割は、残念ながら彼のキャリアにふさわしくはない」
 中島サイドが「ふさわしくない」と考えるヤンキースでの役割とは、控えというポジションだ。中島が本職のショートにはデレク・ジーター(37)、サードにはアレックス・ロドリゲス(36)というスター選手がいる。ヤンキースに入団しても、中島は二番手に甘んじるしかない。西武の中軸打者として3割を5度、20本塁打以上を4度達成している中島にとって、耐えられる"仕打ち"ではないのだろう。
 だが、米国の日本人選手に対する査定は、中島が考えている以上に厳しい。
「日本での実績がそのまま通用すると思ったら、大間違いです。メジャーの各球団には、日本人選手に対するこんな暗黙の評価基準があります。先発投手なら日本での勝利数の1割減。野手は打率が1割、本塁打数は3分の1に減ると。つまり日本で3割30本塁打を打っていた強打者も、メジャーでは2割7分10本塁打の並のバッターということになります。中島がヤンキースに入団していきなりレギュラーを取れるほど、甘い世界ではありません」(メジャー球団のスカウト)
 選手の評価についての、日米の大きなギャップ。その溝は金銭闘争、"銭闘"にも反映される。前出のスカウトは、「代理人が破談の理由として否定した金銭問題も、大きな支障になった」と指摘する。
「ヤンキースが提示した条件は、1年契約で年俸80万ドル(約6160万円)です。しかしこの金額は、中島サイドにとって受け入れられるものではなかったでしょう。中島の今季の年俸は2億8000万円。日本でのキャリアを重視する代理人は、同等以上の金額を要求していたそうです。メジャーでは内野をどこでもこなせるユーティリティー選手でも、年俸の相場は150万ドル程度(約1億1550万円)。控えなら、せいぜい100万ドル(約7700万円)でしょう。中島を高くは評価していないヤンキース側は、代理人の要求額を聞いて唖然としたそうです」
 近鉄で1年目から18勝を挙げた沢村賞投手の野茂英雄(43)でさえ、ドジャースと結んだのはマイナー契約。日本で1億4000万円だった年俸は、10万ドル(約770万円)まで下がった。オリックスで5億3000万円を得ていたイチロー(38)の年俸も、マリナーズと3年契約し、1年目が566万ドル(約4億3580万円)、2年目が370万ドル(約2億8490万円)、3年目が466万ドル(約3億5880万円)である。中島サイドの要求レベルが、いかに高いかが分かるだろう。
 '10年12月に楽天の岩隈久志(30)の代理人・団野村氏が、4年で1525万ドル(約11億7430万円)というアスレチックスの年俸提示額を不服とし、その倍額を要求して交渉が決裂した際に、イチローはこう話して不快感を表した。
「ポスティングを使ってカネで揉めるなんて、信じられない。僕が米国に移った時は、代理人にどんな条件でも絶対に行くからと伝えていた。米国では何の実績もないのだから、当たり前だよね。メジャーで野球をやりたいなら、それぐらいの覚悟がないといけないでしょう」
ダルは「5年で77億円」要求
 そのメジャーでの覚悟がうかがえるのが、ヤクルトの青木宣親(30)だ。交渉権を得たブルワーズの落札金額は、中島と同じ250万ドル(約1億9250万円)。だが青木はレギュラーが約束されていないどころか、首脳陣の前で練習を披露する“入団テスト"まで課されたのである。
「肩の弱さがネックになり、守備で使えるかロン・レネキー監督が不安視しているんです。入団テストに合格しても、青木の年俸は中島と同じ80万ドル(約6160万円)ほど。ブルワーズの関係者も、こう話していました。『青木ぐらいのレベルで安く買える選手は、ドミニカなどにいくらでもいる。高額な年俸を払うつもりはない』と。でも青木は、そんなことは気にせずアリゾナ州のキャンプ施設で、1時間ほどの入団テストを受けました。本人も『メジャーでやるのは幼い頃からの夢。受け入れてもらえるならどんな条件も呑む』と前向きです」(ヤクルト関係者)
 選手の獲得を希望する球団の中で最高額を払ったチームが交渉権を獲得するポスティングでは、入札に大金が払われる一方、年俸は抑えられる傾向があるのだ。
 
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