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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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見てもいないテレビドラマの話をするのも何だが、「サイゾー」に紹介されていた「リーガル・ハイ」の次の一節はなかなか痛烈だ。これは見る価値のありそうなドラマだという気がするが、残念ながら、私の平均的就寝時刻は9時なので、起きていられる自信がない。まあ、「女王の教室」や「家政婦のミタ」の遊川和彦以外にも有望な脚本家がいるならば、テレビドラマは今後、案外有望かもしれない。


(以下引用)


 いよいよクライマックスに突入した『リーガル・ハイ』。その導入である第9話はまさに圧巻だった。今度は公害訴訟。そして第4話とは逆に、住民側の弁護を依頼される古美門。だが、公害被害を訴える老人たちを冷ややかに見つめ「彼らには、‟戦争”と“ズワイガニ食べ放題付きバスツアー”との区別がまったくついていない」と言い放ち、弁護を引き受けることを拒否していた。しかし、三木らとの駆け引きの中で結局その争いに足を踏み入れることになった古美門は、まず住民たちの戦う姿勢を問いただす。「金がすべてではない」「誠意を見せてくれれば(それが相手に手込めにされていると薄々分かっていても)納得する」「“絆”がなにより大事」「なんだかんだでうまくやっていけばいいじゃない」と和解しようとする“善良な市民”たちに、「これがこの国のなれ合いという文化の根深さだ」と吐き捨てる。

「土を汚され、水を汚され、病に侵され、この土地にももはや住めない可能性だってあるけれど、でも商品券もくれたし、誠意も絆も感じられた。(略)これで土地も水も甦るんでしょう。病気も治るんでしょう。工場は汚染物質を垂れ流し続けるけれど、きっともう問題は起こらないんでしょう。だって絆があるから!」

 彼らのやりとりに「原発」などの問題を想起させるのは容易だ。でも、それだけではない。思い当たることは、僕らの心の中に無数にある。だから彼の毒舌は痛いし、響く。

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