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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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三品純という人の馬鹿発言だが、ある種の思想の例として保存する。
右翼御用文化人や右翼御用芸能人の「政治的発言」は批判しないのか。

(以下引用)

町山さん、ラサールさん力み過ぎでは?


町山智浩、竹熊健太郎、松尾貴史、故・小田嶋隆の各氏。80年~90年代に主にエンターテインメント・サブカルチャー分野で活躍した出版人・メディア文化人です。あるいはラサール石井、水道橋博士も然り。世代は少し離れるがぜんじろうあたりも。Twitter上で反体制的な発言が目立ちます。


いずれも本来のエンタメ分野では実績のある人々です(ぜんじろうさんについては微妙)。特に町山さんが関わった『別冊宝島』シリーズは後のライターに大きな影響を与えています。


私も出版業を志すにあたり憧れた人物でした。彼らに心酔して四半世紀ですが、言論状況は大きく様変わりしています。もちろんネットの出現です。そして彼らのTwitter発言は首を傾げることが多々あります。


若い時分のスターたちは軽妙に世の中を嗤うといった雰囲気がありましたが、Twitter上でのそれは力み過ぎ。やけっぱちの毒づきといった趣きがあります。強烈な政治発言をしたものの事実関係が違っていた…。よくある話です。


町山さんたちが若い頃、こういう大人を見てどう思ったでしょうか。とりわけ各氏の「力み過ぎ」が気になります。


例えば80、90年代に彼らがコラム本を出版社したらこんなキャッチコピーがついたのではないでしょうか。


ニッポンを軽妙に斬る抱腹絶倒、殊玉のコラム


評論家や大学教授といった権威と異なりライトに世事を論じる柔らか頭の持ち主、自他ともこういう意識があったと思われます。では現状のエンタメスターたちは権威というほど見識があるわけではない、軽妙というほどでもない、それでいてスベりっぱなし。特にラサール石井さん、ぜんじろうさんらお笑い勢の投稿は絶望的に面白くない。もし面白いと感じる人がいればそれは主張を支持する「共鳴」の意味でしかなく「笑い」や「ユーモア」とは別次元です。

エンタメスターたちの力みの理由は

私がかくいうのも若い頃、エンタメスターを尊敬していたからです。特に町山さんと竹熊さん、この人たちがいたから出版人を志したといっても過言ではありません。だから現在、Twitter上での彼らの振る舞いは残念です。


逆に実績があるのだから「力み」は無用のはずなのに…。ではなぜ往年のエンタメスターやお笑い勢は「パロディ精神」や「エンタメ要素」を忘れ力んでしまうのでしょうか。高齢化に伴い傲慢になっただけとも思えません。3つの要素を考えてみました。


  • 時代に埋没したくない

町山さんの場合はまだ冠番組、ラジオ、コラム執筆など活躍の機会は多いです。ところがその他の方のメディア露出は残念ながら…低調…というより見ない。ラサールさんの場合は一時、情報バラエティに出演しましたが、やはりTwitterに執着するマスコミが話題性で起用したにすぎません。『ひるおび』(TBS)でもお見かけしましたがその後はどうなったでしょう。そんな彼らが時代に埋没しまいとTwitter上で四苦八苦しているように見えます。特にコラムニスト、お笑い分野に限らず日々、新鋭は登場します。しかもYOUTUBEという黒船が来襲し、続々とエンタメスターやインフルエンサーを生み出します。オールドメディアを経験した面々にとって政治的立ち位置は共有できても「Dr.ナイフってなんだよ」と本音はあるかもしれませんが…。


  • 政治発言、社会派コンプレックス

「子供が政治に口を出すな」。子供の頃、こんなこと言われたことありませんか。しかし今はネット時代、大人でなくても誰でも自由に政治発言ができるようになりました。むしろ政治運動のシーンでは大人が子供を引っ張り出して「代弁」させる手法も多々あります。制服向上委員会は最たるもので、少年革命家「ゆたぽん」も同様でしょう。町山さんの場合、『別冊宝島』で社会問題を扱った過去もありますが、多くのエンタメスターたちは“ 社会派コンプレックス”や“ 政治発言コンプレックス”を抱いていると睨みます。繰り返しますが今でこそ誰でも政治発言が可能でしたが、80・90年代にエンタメスターたちが政治発言をする機会はありません。


新宿ゴールデン街をご存知でしょうか。メディア関係者が多く利用する飲食街ですけど、ここでは日刊ゲンダイのお色気記事担当もグラスを片手に政治や社会を語ります。お色気担当が政治発言をするな、という意味ではなくエンタメ系ライターの中で「政治発言」「社会派」に飢える人は一定量存在します。エンタメスターたちもある年齢に至り、自由に政治発言ができる!と思いきや四方八方から実弾が飛んでくる。


「こんなはずじゃなかった。オレが若い頃のジジイたちはもっと好き勝手に政治発言ができたぞ」


と思ったかは知りません。しかし実績がある面々ですが、ネット上の発言は平等であると同時に反攻も起こりえます。とは言え支持層も少なからず存在しますし、気に入らない相手はブロック、ミュートすればいいのでSNSは相応に良い舞台ではないでしょうか。しかし仲間ばかりだからついつい“ メートルがあがっちゃったよ(死後)”という奴で発言が過激化し炎上することもあります。
なお(死後)とやったのは彼らスター全盛期の表現方法。(死後)を使ったのは私からの顕彰とお考えください。


  • 構ってくれ

3つの要素と指摘して理屈をこねてきましたが、なんだかんだ「構ってくれ」という思いが強いのではないでしょうか。例えば私にとって町山智浩、竹熊健太郎はビッグネームです。ところが一般人からすれば「VOW? 衛星放送?」「サルまん? 新しいコンビニ肉まん?」という程度でしょう。いわんや不特定多数が集まるTwitterで知名度は未知数。そんな時に過激な政治発言はてっとり早くスポットライトを浴びます。


原則、政治発言は自由です。ただ80s、90sエンタメ・サブカルスターたちの言論状況は悲しいものがあります。各氏に分かってほしいのは本来、みなさんは安い政治発言をしなくても十分、実績があるのであって「政治や社会派に逃げるな」と強く申し上げたいです。

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