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 福岡市西区で予備校生の北川ひかるさん(19)が刺殺された事件で、同じ予備校に通う少年(19)が出頭時、「北川さんに告白したが、あいまいにされた」などと説明したことが捜査関係者への取材でわかった。福岡県警は、事件の背景に少年の一方的な恋愛感情があったとみて、4日、少年から任意で事情聴取を始めた。事件は5日で発生から1週間を迎える。


 少年は両手に重傷を負い、病院に入院している。捜査関係者によると、病床では「明るくて眠れない」と、目元にタオルをかけて過ごすこともあるという。


 少年は事件が発覚した直後の2月27日夜、近くの交番に出頭。その際に「事件前、北川さんに思いを伝えたが言葉を濁された」「ばかにされたと思った」などと説明したという。2人が交際していた形跡はなく、県警は、北川さんに好意を寄せた少年が思い通りにいかず、一方的に恨みを募らせた可能性が高いとみて、少年の回復を待って殺人容疑で逮捕する方針。