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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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見られるレベルのアニメが無いというか、見たいアニメが無いので、「ワールドトリガー」を再視聴しているが、監督の本郷みつるは確かクレしんの監督経験者で、過去のクレしん監督には非常に有能な人が多いのだが、彼はクレしんの悪い面である「雑さ」「いい加減さ」を、悪い方向に受け継いでいると思える。
まあ、もともとの原作漫画が二流レベルの作品で、中学生が「僕の考えた最強の漫画」を描いたみたいな印象で、キャラ絵の下手くそさなど、原作漫画そのままではないかと思うが、問題はギャグの雑さである。つまり、ギャグだから何でもあり、雑でいいという馬鹿げた思想を持っているのではないか。原作がそうであるというより、これは監督の腕前の問題だろう。
話の根本は、「作り方によってはいい作品になる」可能性が高いものだと思うし、実際、その手の「侵略者に対する世界的戦い」の話は過去にいくらでも作られている。まあ、この作品では、それが「日本の、しかも東京だけの、しかもその近郊の小さな地区だけに限定される」というところが、まさに中二的な発想というか、逆転の発想で、いろいろと細部のアイデアの下手さはあっても、奇妙な親近感と一種のリアリティがあるのが取り柄だろう。
しかし、それは、細部の雑さを無くせばそれ以上の作品にできただろうということでもある。まあ、どこが雑なのか、ひとつひとつ挙げるほど真剣に見ていないので詳説はできないが、全体としての評価はそういうものだ。作り方によっては「進撃の巨人」くらいは簡単に上回っていたのではないか。
一例だけ挙げれば、主題歌である。そもそも「change the new world」というタイトルがおかしい。changeされたからnew worldなのであって、それをさらにchangeするのか、というのは屁理屈だとしても、歌詞がひどい。意図的に短い一節一節に長い歌詞を詰め込み、何かの効果を狙った(あるいは時流に乗るのを狙った)無理やりの歌詞で、「たとえば」がまったく関係ない詩句の間に挟まったり、「東から西に上る太陽が」などと非論理的な歌詞があったりする。太陽は「東から上る」のであり、「西に」上りはしない。西には「沈む」のである。これは無理な「歌詞の詰め込み」から来たものだろう。曲の長さだけで見ても「東から上る太陽が」でrちょうど合う」のである。
ギャグに関して言えば、「ナンセンス」と「幼児的ギャグ」は違うとだけ言っておこう。ナンセンスは幼児でもそのおかしさが分かることがあるが、幼児にはまともなナンセンスギャグは作れない。つまり、子供でも「不思議の国のアリス」のおかしさは分かっても、子供には「不思議の国のアリス」は絶対に書けないのであり、三流コメディアンの下手クソナンセンスギャグの不細工さは、その悪い例である。で、子供が意図的にやる幼児的ギャグ(自分ではナンセンスギャグのつもり)は、周りの子供でも「おかしい」とはさほど思えないと思う。周囲は、相手が「笑ってほしいのだな」と思うから笑うだけだ。
結論を言えば、原作漫画はともかく、漫画をアニメ化する場合は真面目にやれ、ということだ。「原作が低レベルだから(原作尊重で。あるいは原作者に文句を言われたくないから)そのままアニメ化する」というのでは、アニメ化する意味がない。


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