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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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見てもいない作品についてあれこれ言うのもあまり褒められたことではないが、アニメなどをプロデュースする立場の人間への忠告である。
ここで論じるのは「雨を告げる漂流団地」というアニメである。このタイトルがダメダメだと私は思う。

1:団地が漂流するはずがない。
2:団地が「雨を告げる」はずがない。

というのが最大の問題で、これは「撞着(非論理」話法」だから面白いというものではない。「わけがわからないタイトルだから見てみたい」という物好きはかなり少数派だろう。たいていの人はこのタイトルを見て「馬鹿にするな」と思うはずである。大衆の合理的思考・常識的思考を馬鹿にしたタイトルだからだ。
このアニメに関する説明を見ると、実際に団地が漂流する話らしい。その情報を知って「面白そうだ」と思う層もあるいはいるかもしれない。その団地にいるのが小学生たちだけらしいと聞いてさらに「面白そうだ」と思う層もいるだろう。つまり、なぜ小学生だけが都合よくそこにいたのかという合理性などどうでもいいという能天気思考の連中だ。だが、果たしてそういう者はどの程度いるだろうか。
おそらく、このアニメの発想の土台には楳図かずおの「漂流教室」があった(あれもほとんど子供たちだけで漂流する話だった。しかも唯一の大人が怪物的存在であるという、子供にとって恐怖の世界だ。)と思うが、「漂流」の意味がまったく違う。あれは異次元を漂流する話であり、現実世界の「水の上を漂流する」こととは別だ。楳図の同作品は、SF的発想という起点以外は合理性に貫かれているのである。だが「漂流団地」の場合は、団地が漂流するという、「物理法則自体の無視」であり、異次元漂流の話とは違って、それが面白くなる可能性が見いだせない。せいぜいが「食糧不足で子供たち同士が殺し合う」という「蠅の王」的な残酷な話しか想像できないのである。果たしてそれで「子供向けアニメ」として面白い作品になるか?
アニメのダメタイトルの例として以前に挙げたのが「漁村の肉子ちゃん」である。これは、内容を褒めている人はいるが、ほとんどの人はこのアニメのタイトルを見ただけで、見に行く気を失うだろう。「肉子」とは、あまりにひどすぎる名前である。そして、これも「タイトルが設定を示している」のである。

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