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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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書き手の言う「駄作」がどのレベルのものかは知らないが、かなり高いレベルに設定しているという感じが、この文章の読後感にある。
まあ、瑕疵は多いのだろうが、それは高度な視聴者が感じるレベルの瑕疵に思えるわけだ。
とは言っても、私は「物語作家」としての新海誠はあまり買っていないので、実は「天気の子」も(題名が嫌いなので)まだ見ていない。「君の名は。」は設定の勝利で、あの設定なら話を面白くするのも容易だったのではないか。まあ、その割にはあの程度か、という気もしないではないが、例によって「新海映像」で視聴者を満足させるわけだ。
物語性が弱いというのは細田守など、最近のアニメ監督の多くに見られる欠点で、自分で脚本を書くとたいていだめである。宮崎駿など、脚本無しで、絵コンテをどんどん書くだけらしいから、彼も物語作家としては弱いのだろうが、話と映像を強烈につなぐ天才性がある。

(以下「はてな匿名ダイアリー」から引用)

2022-11-19

すずめの戸締まり駄作です

ダメだろ、これ。


失敗の原因は5つ。

①導入の失敗

冒頭、どこか非現実的で、しか東北震災を思わせる風景はいい。


踏切を渡らない演出や、立ち入り禁止看板を乗り越えるところなど、日常へ行かず、非日常へ入っていくことを描写していくも、よくわからないまま立ち去り学校日常描写→そして地震、なんか山から祟り神みたいなの出てる→再び廃墟へ。


ここが一つテンポが悪かったと思う。


どういう物語かを提示するという形で及第点ではあるが、特段面白くはない(わずか35秒で説明し、全く本編が面白くなかったソラとウミのアイダを見習ってほしい)


その後、猫(ダイジン)を追いかけ、船に乗るというところまでが、序盤といっていいと思う。


気になるのはすずめが船に乗るのは自発的意思に基づくものであって、君の名は。不可抗力で入れ替わったこととは違う。


ここにご都合的な強引さを感じるのだ。


さらに致命的だと思うのが、ダブル主人公のうちの一人、草太が早々に椅子の姿になってしまった。


この結果、ロードムービーでありながら、草太は椅子の姿であることからコミュニケーションをとることに作劇上の制限が加えられてしまった。


コメディ的なキャラクターになったことで、ラブストーリーとしての進め方にも違和感が出ている。


草太がどういう人物なのかが明示されないまま物語が進んでいく。役割しか持たされていないんだよね。


で、そのメンタルのまま、後半、突然の死にたくないっす。要石なりたくないっす。→私も草太がいない世界怖いっす。


義務的ラブストーリーにもっていくな!!


ロードムービーをやりたいのか、と思ったけれども、ロードムービーって基本的に旅する二人が、旅先での人との出会いによって関係性が変化するというのが定石じゃないですか。


でも、本作のヒロイン、すずめは一体に何に不満があって、成長するのかというのが不明瞭なんですよね。

3.11というモチーフと、ファンタジー表現の嚙み合わせの悪さ

災害の原因であるミミズが出てくる扉を閉める、という役目を帯びた青年が全国行脚しているようだが、ファンタジー職業ありがちなどうやって食べてんだ?という疑問には普通に大学生であるし、将来的には教師を目指しているという謎の情報が与えられた。役目が重すぎるだろ……。


関東大震災ミミズが原因だったという描写があり、直接的に言及されていないが、3.11も同じミミズが原因であったと推察できる。


こいつらがきっちり仕事してれば3.11を防げたってこと?という疑問点が観客の引っ掛かりになるのではないか


感動部分は、作品によってではなく、3.11悲劇性と記憶に頼って泣かせているんだよな。そして人間馬鹿から感情が動くと名作だと錯覚する。

③「世界」か「君」か

本作の中盤では、首都直下地震を思わせる災厄を封じるために、東京舞台に駆け回る。


通常の映画で言えばクライマックスに相当するようなアクションの末に、すずめは草太を要石として使用し、東京を救うことになる。


天気の子が「世界」か「君」かの選択で、「君」を選んだ結果、めちゃくちゃになった世界があって、それでも生きていくという話だったのに対し、今作では「世界」を選んだその後を書くつもりか?と思っていたが違った。


物語はこの要石となってしまった草太を救うために、幼少期に見たあの世への扉を探すことになる。


そして終盤、気仙沼炎上を思い起こさせるファンタジー災害空間で、暴れだす巨大なミミズを背景に、主人公を走らせる。この絵を描きたかったというのは分かる。


要石となった草太を解放することで、ミミズの抑えがきかなくなる。


さあ、どうする?


すまん!今まで要石やってくれとったダイジン、サダイジン!またやってくれ!


了解!!


おわり。


は?


世界」か「君」か、という選択と代償の話が、第三者委託したら何とかなったわwで終わっていいわけねえだろうが。


気まぐれな神としてのダイジンが、都合で動きすぎている。


自然に外れちゃった東京の要石ことサダイジンは、なぜか主人公たちの旅に付いてくる上に、最終的にはまた要石として役目を担うことになる。


ええ?


要石が外れたけど、機嫌治ったんで、自主的に役目に戻ってくれましたみたいな解決である


主人公らの選択と苦悩が壮大な茶番になってしまっている。

④単調な展開。

 

⑤やりたいことが何もかも多すぎる

 


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