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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「ぼっち・ざ・ろっく」の第8回を見たのだが、まるで最終回みたいだった。で、これまでで一番面白くない話だったのだが、なぜなのか。
おそらく、登場人物というか、キャラたちの話す内容に共感や同情が持てない、ということだろうか。まあ、そりゃあ、年寄りが高校生の女の子バンドの話に共感や同情するのがおかしいという意見もあるだろうが、それだとフィクションは成立しない。あくまで、一個の作品として興味と関心を持ち、キャラたちを好きになるというのがフィクションというものだ。それが宇宙の話だろうが異世界の話だろうが、共感は必要なのである。
で、これまでこの作品がわりと面白かったのはギャグ要素が多かったためで、それが今回は無理めのギャグが少しあった以外は全体がシリアスだったわけだ。とすると、最初に書いたように、高校生の女の子バンドに感情移入する余地は普通人には無いわけである。
一番の難点は、挿入歌がまったく面白くないことだろう。特に歌詞が駄目だし、曲も歌詞とあまり合っていない。実際に、無能な高校生が作ったロックの歌詞と曲のように感じるが、楽器演奏だけは異常に達者だ。それでも歌詞と曲が駄目なのは救えない。
おそらく、これはほとんどの素人ロックバンドに共通している欠点だと思う。青春の欲求不満と漠然とした夢や憧れをシャウトするだけである。まあ、砂糖菓子だ。そのどこがロックなのか。
そもそも、ぼっちは自分が人生で成功する手段としてロックを選んだだけであり、ロックが本気で好きだ、という描写は無かったように思う。単に、「人気者になって、ぼっち状態から救われたい」だけの女の子にとってのロックとは、まあ、サラリーマンにとっての株か競馬かパチンコと同じなのではないか。
ほとんどのミュージシャンは、何かの音楽に心から感動し、それに「召命」されて音楽の道に入るのではないか。「ぼっち・ざ・ろっく」にはそういう描写が無かったのである。私は音楽としてのロックは嫌いな方だが、このアニメにおけるロックの扱いは気の毒だと思う。
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