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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「ZAKZAK」から転載。尾花前監督が杉村茂のインタビューに答えて、横浜の根本的欠陥を語っている。
敗軍の将が語る内容だから言い訳と自己弁護が無意識的にも入っているのは当然だが、それを割引しても横浜ベイスターズの「選手の万年負け犬体質」と「フロントのいい加減さ」は相当なもののようだ。まあ、中畑にそれを劇的に変える頭も手腕も無いだろうとは予想できたが、彼にアドバイスできる軍師や参謀もいないのなら、チームが変わるはずはない。せめてチームを明るくし、「面白い野球」でもしてくれればいいのだが、それもできていない。案外、真面目でセオリー重視の「面白くない野球」である。弱いチームがセオリー通りにやれば、負けるのがセオリーだろう。
ここは頭脳抜群のGMを招いて、「影の監督」にするのが一番だ。(誰か、現役時代の実績は無いけど、頭は抜群にいい、という引退野球選手はいないかね。)
要するに、「マネーボール」式のGM中心チーム改革を行うのである。
もちろん、戦力補充をしっかりやる事、チームの癌(フロントの無駄飯食いの大半ね)を摘出するのが第一段だ。
幸い、今度のドラフトは有望選手の数が多そうなので、横浜でも数名の有望選手を獲得できるだろう。「有名選手」じゃなくて、「有望選手」に目をつけることが大事だ。菅野、東浜、大谷、藤浪がビッグ4となるだろうが、光星の田村捕手もなかなかいい。まあ、本当は来年の目玉である大阪桐蔭の森捕手と桐光の松井投手が一番欲しいが、それは来年の話だ。東海大甲府の神林投手の投手センスも、プロ向きだと思う。長打力なら光星の北條遊撃手もいいが、遊撃手よりは三塁手向きだろう。守備はそれほど敏捷な感じはしない。
で、ドラフトよりも、これが一番の目玉だが、阪神の平野をトレードで取れる可能性が非常に高い。彼は和田監督に嫌われているようで、あの天才的内野守備を無視して今や外野の補修選手である。補修選手とは、空いた場所を埋めるだけの選手、ということだ。和田は平野の天才的守備に嫉妬し、彼に二塁をやらせないつもりのようだ。
平野が横浜に来れば、もちろん、その本来のポジションである遊撃を守らせることだ。梶谷のようなチョンボばかりする遊撃手が内野を守っているかぎり、投手は生きた心地がしないだろう。
ついでに、外野手が有り余っている阪神からは大和も貰えばいい。彼も実はすぐれた遊撃手であるそうだ。大和も来るなら、平野を二塁にし、これで十二球団最高の鉄壁の二遊間の出来上がりだ。
さらに、外野手が余っているロッテから伊志嶺外野手、捕手が余っている楽天から同姓の伊志嶺捕手を貰えば、かなりな補強になるだろう。どの球団でも、監督のすき好みのためにまったく登用されない優秀選手が何人かいるものだ。ロッテだと西村監督はやたらに荻野が好きで、あの低打率にも関わらず、彼を一番打者に使い続け、それでチーム成績も夏場から(つまり荻野起用の頃から)急降下していったようだ。
楽天の伊志嶺捕手は、現在の横浜や阪神の捕手陣ならばすぐに正捕手になれるのではないか。あるいは投手リードならば、同じく楽天の岡島豪郎とか言う新人捕手もなかなかのようだ。岡島は顔もいいから、控え捕手にはもったいない。
まあ、現在の横浜の支配下選手のうち、これまで結果を出せなかった選手、負け犬根性の染みついた、いい加減なプレーをする選手はトレードするか、首にすることだ。
もっとも、その前に、監督、コーチの総退陣が必要だろう。私は中畑監督に期待していたが、彼では横浜の立て直しは無理なようである。
一つだけ彼の良くない采配の例をあげれば、筒香をずっと五番打者にしていることだ。結果が出せていないのに彼をクリーンアップに使い続けることは他の選手に「えこひいき」の印象を与え、チーム内競争が有名無実になる。これは「選手を育てる」ことにはならない。今の筒香は打線の中に置くことさえ、「打線の邪魔」であり、「打線の中のエアポケット」なのである。こういう打順を組む限り、まともな試合ができるはずはない。
日ハムの栗山監督が中田をずっと4番で使うのは、他の選手が穴埋めができ、また中田自身の穴もそれほど大きくないからだ。チーム力という前提条件がまるで違うのだ。
今の横浜なら明らかに五番打者は後藤であるべきだ。筒香は七番か八番、あるいは二軍で鍛え直すべきである。潜在能力がいくらあろうが、今の彼は一軍レベルではない。打率2割ということは、5回に4回は失敗しているということだ。そういう選手が打線の中に存在するというのは、遊撃か捕手以外のポジションでは、プロとしてありえない。
ついでに言えば、後藤の一塁守備もかなり怪しげであり、梶谷の遊撃と共に、横浜の投手陣は最初から守備のハンディ付きで戦っているようなものだ。左翼のラミレスの守備も同様だが、あれは打撃でカバーしているからまだいい。もっとも、落合が言うように、ラミレスの守備も、鍛えればいいのである。外人だから打つだけでいい、ということは許されない。それは契約更改の際にはっきり言えばいいのである。
*以上の文章はすべて記憶で書いているので、名前の誤記などがあると思う。 

 
(以下引用)
 
 
--昨年後半からチームは軌道に乗り始め、今年は上位進出も狙えると思ったのでは

「でも戦力はそこそこ補強してくれないと。『こういう補強をしてくれ』と頼んで、『金がない』と返されたら、もう何も言われへん。身売り前提だから金を使いたくなかったんでしょ。身売りのための2年間だったというなら残念だね」

 --戦力は絶対的に不足していた

「球団の心臓部は編成。その心臓が動かなかったらチームに血が通わないよね。まずドラフトで獲った選手を主力に育てて、チーム力を上げるのが本来あるべき姿。特に上位指名は絶対に戦力にしないと。加地(隆雄球団)社長に過去10年の指名リストを見せて説明もしたけど、1位や逆指名で入った選手が17人いて、主力に育ったのが3人しかいない。スカウトは『育ててくれない』、コーチは『なんでこんなの獲ったの』とお互いに言い分はあるだろうけど、それを引き受けたのはオレたちだから」

 --結果として選手起用で悩まされることに

「同じような選手ばかり、なんで重なってんねん。なんで左打ちばっかりやねん、右はどうした? 逆に投手は左が少ない。外野手が多く内野手は足らない。捕手は若手ばかりでベテランが少ない。偏った編成のツケだよね。投手に問題があるとわかっているのに、獲ってきた外国人は機能しない。トレードでも、オレが好感触を得てから頼んだのに『ダメだった』と。相手の球団に確認すると『おまえのところが“見返りがない”って言ってるからだよ』とか」

 --選手獲得に関与できなかった?

「去年は編成会議に1度も出ていない。現場が入らない球団なんてほかにないで。『いつやるの?』と聞いても何も返ってこない。ドラフトで誰を獲るかさえ知らなかった」

 --環境面でも問題を感じていた

「雨天練習場も、ウエートトレーニング室も、スコアラー室もプロのレベルにない。弱いチームほど練習が必要なのに。キャンプも含めて、雨が降ったらきちんと練習できないんじゃ引き離されるだけ。横浜スタジアムの室内練習場は、打つスペースが2カ所だけで守備練習は無理。キャンプ地(沖縄・宜野湾)の室内も全体練習ができない。スコアラー室だけは1年目の終わりに整備したけど、あとは新しい親会社に期待だね」

 --けが人も多かった

「特に主力にね。100%の戦力でどうかというチームが、主力を欠いたら勝つのは難しい。トレーナーには常々、『悪いことほど真っ先に知らせて』と言ってきたのに事後報告が多かった。ひどいのは『手術させてもいいか』の相談もなく、『手術しました』と。これには参った。こういうシステムの問題を延ばし延ばしにしてきたのも、長期低迷の原因だろう」

 --コーチ人事も思い通りにはいかなかった

「3年(契約)なら3年、きちんとこっちが言った人事でやりたかった思いはある。たとえば2年目の打撃コーチは、オレの意思に関係ないフロント主導の人事。1年目にチーム打率が前年から2分近く上がったのに、何の説明もなく杉村と波留敏夫の2人とも替えるんだから、『え? なんでですか』となるよ。ちょこちょこ手を入れられるのはね…。すべてが中途半端。任せるなら任せてほしかった。そうしたら全員で責任を取れた」

 --昨季の打線は前半は好調だったが、途中から点が取れなくなった

「1年目に教えてくれたことが浸透してきて、秋と春のキャンプ、オープン戦もいい流れでやれた。ただシーズンに入って、ちょっとうまくいかなくなったとき『大丈夫や。今までやってきたことをやっていこう』という後押しがほしかった。流れが止まったときにもう1度流れに乗せるのは、1年目からの流れを知らないコーチには難しい。同じような言葉でも、本質が違えば選手は『いつから変わったの?』と戸惑うからね」

 --勝負に集中してもらいたかったが、支えられず申し訳ない

「雑用が多かったな。でもいい経験。ずっと日本一の投手コーチになろうと思ってやってきたけど、監督になってコーチ時代には考えもよらないことを考えられた。監督は“トンボの目”にならなアカン。(チームの)全部を考えるのはなかなか広い」

 --また監督を?

「縁があればね。育てるということに関しては、いい感じになっていると思うよ。勝てるチームをつくって次にバトンタッチせえと言われたら、やれる自信はある」

http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20120126/bbl1201260856001-n1.htm
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イチローのヤンキース移籍記念に、過去記事を再掲載しておく。これはイチローが9年連続(10年か?)200安打を達成した時の記事だ。



現在の、大リーグ歴代安打数最多記録保持者のピート・ローズがイチローの偉業を称えながら、苦言を一つ呈している。それはイチローのフォアボールの少なさのことである。一番打者の役目は塁に出ることであり、その内容がヒットだろうと死四球だろうと価値に変わりはない。安打数よりも出塁数と出塁率こそが一番打者には大事なのだ、という趣旨の発言である。
これは私もそのとおりだと思う。イチローの成績とマリナーズのチーム成績が比例しない一番の原因はそこにある。イチローは確かに安打数は多いが、死四球の数は驚くほど少ない。それは、彼には長打が無いとわかっているから、四球を与えるよりは、勝負する方を投手は選ぶからである。イチローの驚異の安打数も、相手投手が勝負するからの結果なのである。結果的に、イチローの安打数は毎年200を超え、その積み重ねた記録は歴史的なものになるが、しかし、チームとしては彼が1試合に1回か2回しか出塁しないのでは、それを得点に結びつけることは容易ではないのである。これがマリナーズの成績とイチローの成績が比例しない理由だ。逆に言えば、他の選手がだらしないからそうなっているのだが、とにかくシングルヒッターは、一人では得点できないのである。だからこそ大リーグではホームランバッターがもてはやされるのだ。しかし、野球本来の面白さは、「ホームラン無しでいかにして点を取るか」という頭脳の競い合いにあったのであり、ベーブ・ルースが出て以来、野球というゲームの本質が変わったことを球聖タイ・カッブは嘆いていた。おそらくイチローこそはタイ・カッブ時代の野球の再来なのである。
これもピート・ローズが言っていたことだが、イチローの野球は強豪チームにいてこそ意味を持つという。他の選手との有機的なコンビネーションで得点に結びつけてこそ、イチローの存在は意味を持つということである。すなわち、投手力があり、1点の重みが意味を持つチームに行かないかぎり、イチローはただ自分の記録のためにのみ野球をしたプレイヤーの一人にしかならないだろう。
テレビ観戦内容を備忘的に書いておく。
昨日は京都の高校野球地方予選準々決勝を4試合連続で見たため、誰がどこの選手だったかも分からなくなっているが、新聞などを参考にして、思いだせる限り、その印象を書いておく。
1番印象に残ったのは福知山成美の2番打者(ここは2番に最強打者を置く方針のようだ)の中村渠兄。打席での雰囲気が素晴らしい。打席で無表情に投手を見ている顔がいいし、打ってもべつに嬉しそうでもない、荒野のガンマンみたいな選手だ。試合を左右するタイムリーを二度も打つ勝負強さも素晴らしい。ただし、試合の大勢が決まった後、見逃し三振を一つしたのは減点。
もしかしたら8チーム全体での最強打者かと思われたのは、チームは忘れたがなぜか代打で出てきた「うっかり八兵衛」ではない、何とか八兵衛という右打ちの一塁手。体が素晴らしいし、打撃も抜群。ただし足は遅い。打撃はプロでもやっていけそうな予感がある。
打撃の正確さでは福知山のトップを打った選手と、どこのチームか忘れたが、どこか(平安か?)の4番の高橋大樹という選手。この高橋大樹は打率7割でも満足できないという貪欲さは将来性を感じさせる。
投手では東山の幾田の、球速は遅いが、確実にファーストストライクを外角低めで取る制球力に感心した。球威球速は、抑えで出た同じ東山の山口のほうが上だが、頭は幾田のほうが良さそうだ。
概して、捕手のリードが弱気なのが見ていて気に入らなかった。つまり、大きな得点差でチームがリードしていながら、投手にコーナーを狙わせ、カウントを悪くして四球を出したり、打たれたりというリードが目についた。なぜ投手にそれほど高度な要求をするのか、わけがわからない。ど真ん中めがけて思い切り投げれば、相手が四番打者だろうとそうそう打てるものではない。逃げるから打たれるのであり、その責任はそういうリードをする捕手にあるのだ。(ど真ん中めがけて力いっぱい投げた球がど真ん中に行くことは滅多にないものだ)
高校通算で50本以上の本塁打を打ってプロ注目らしい西城陽の真砂勇介とやらは、弱小チームの普通の4番打者にしか見えなかった。確かに背は高いが、顔が森本ひちょりに似ている以外には特徴は無いし、オーラも無い。それにテレビアナウンサーが「ドラマ」を作ろうとしてしゃべり散らしたプライベートなエピソードによれば頭もあまり良くなさそうだ。つまり、将来性に疑問がある。頭の良さと向上心、努力する能力は名選手になる条件の一つだ。
アナウンサーがつまらないエピソードを試合中に話したり、解説者がいるのに自分でプレーの意味やら価値やらまで全部しゃべるという傾向が昨日の放送では見られた。解説者の一人などはうんざりして、アナウンサーに水を向けられてもろくに返事もしなくなったほどだ。アナウンサーがそれに気づく程度の頭があればいいのだが、プレーのアナウンスさえ間違いだらけのアナウンサーにそういう頭があるかどうかは疑問である。
夜はプロ野球のオールスター戦を見たが、ここでもそういう「邪魔くさい過剰演出」が目についた。いちいち選手を放送席に読んで達川という馬鹿解説者と漫才をさせるものだから、プレーの放送などそっちのけである。まあ、芸能人をゲストに呼ぶよりは、まだましではあるが。
これも備忘的に書いておく。
日ハムの中田は打撃フォームが劇的に良くなった。あのフォームならば、彼の持ち前の能力からして、毎年40本塁打以上確実に打つようになるだろう。
セリーグではヤクルトの畠山のホームランではなく、その前の大ファールの打球に驚いた。外人バッターでも滅多に見られないような打球速度であった。かなりの潜在能力のある打者だ。もしかしたら、これから進化して、昔の南海ホークスの門田博光みたいな打者になるのではないだろうか。門田の場合も、大打者になったのは30歳を過ぎてからであった。




歴史的記念日の記録として転載しておく。
私自身は、あるいはこれはイチローの「第二ステージ」となる可能性があるのでは、と思っている。
というのは、マリナーズの中軸打線の弱さではイチローが出塁しても無駄になることが多く、イチローの成績とマリナーズの成績が連動していなかったからだ。ヤンキースくらいの打線の厚みがあれば、イチローは名脇役としてうまく生かされるだろう。しかし、シーズン途中での移籍とは驚いた。
まあ、トレードされたのではなく、(報道が正しければ)自ら志願してのトレードだというところがまたイチローらしい。自分を出して若い投手を取るほうがマリナーズのためだ、というイチローの発言は、けっしておためごかしではなく、本気だろう。イチローという人間は、自分の利益だけのために動くレベルの人間ではない。
イチローの「チーム適性」については、このブログの過去ログ、「ピート・ローズのイチロー評」その他の中にも書いてある。
しかし、川崎はどうなるのか、どうするのかねえ。


(以下引用)


イチローがヤンキースへトレード

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 マリナーズ・イチロー外野手が23日(日本時間24日)、ヤンキースへ移籍することが決まった。ヤンキースのミッチェルとファークワーの右腕投手2人プラス金銭によるトレードが成立した。

 イチローは今季ここまで402打数105安打で打率は2割6分1厘。打点は28で本塁打は4。

 イチローは移籍会見で、目をはらし声を詰まらせながら「11年半ありがとうございました。良かったときも悪かった時も同じ時間を共有してきたと思うと感慨深い。どんなときもファンが支えだった」とマリナーズに対し感謝し、続けて「オールスター休みに、若い選手が多いこのチームにいるべきではない。自分も環境を変えて刺激を求めたいと思ってきた。そうであれば、できるだけ早くチームを去ることがいいのでは」と、移籍に至った経緯を説明した。

 両チームはこの日、マリナーズの本拠のセーフコフィールドで対戦し、ヤンキースは黒田博樹投手が先発予定となっている。

 [2012年7月24日8時27分]


広澤克実は昔のいしいひさいちの漫画では何を言っているのか意味不明の発言ばかりするキャラクターだったが、現実には、実に理路整然とした文章を書く人間である。しかも、ものの見方がユニークで常識に囚われておらず、読む価値のある野球評論をする。
で、現在の阪神タイガースの惨状の根本原因について、まさしく的を射た発言をしているのが、下の文章だ。
要するに、首脳陣がアホ、選手もアホ、というだけのことだ。脳みそが筋肉でできているのが普通である選手というものがアホなのは当たり前である。それを正しく動かすのが監督やコーチの役目だが、現在の阪神はそれがアホ揃いだということだ。
一番アホなのが和田監督であるのは言うまでもない。あのむっつりした顔がテレビ画面に出ること自体、視聴者を不愉快にするのではないか? 最初から戦力不足の横浜なら、まあ仕方がない。阪神以下の戦力の広島より下位の5位であるのは、これは完全に首脳陣の責任である。どうやら藤川球児の戦線離脱は、その首脳陣へのプロテストの可能性もありそうだ。
何より昨夜、和田監督が、セカンド守備に関しては球界の至宝である平野をスタメン落ちさせたのは許しがたい。平野は守備だけでもスタンドを驚嘆させ、満足させる選手である。チーム打率2割3分程度のチームで、2割4分を打てば立派すぎるほどだ。
というわけで、下の広澤氏の文章を読めば、今の阪神の成績は、そうなるべくしてなっていることが明らかである。
記事タイトルは江本氏の名言として伝えられたものだが、今の阪神の選手のほとんどはそう思っているだろう。 


(以下引用)
 
問題意識
テーマ:阪神タイガース
ゲーム差が 11ゲーム、今日・明日、負けると 自力優勝が無くなる。

しかし、寂しいが 気になるのは 3位のヤクルトだ。ヤクルトとのゲーム差が 6.0、クライマックスシリーズに出るには ギリギリのラインだ。
然程、良くない沢村を 攻略 出来なかった。
1・2回の失点で意気消沈なのか。
7回、1死満塁 打者新井、 3球三振。

いつも、見ている ワンシーンだ。

「あそこを打つ練習はしていない」
と 新井の談話だ。

私が見た判断だが、ストライクである。
よしんば、ボールでも 簡単に見逃すボールではない。
最近のストライクゾーンの傾向では間違いなく ストライクだ。
それを 練習してなくて 毎日 何を 練習しているのだろう。
もう、ストライクゾーンの問題を取り上げて久しくなる。
対策も対応もしていない選手や球団があるとしたら
勝てる訳がない。

コーチも対策を考えない
選手も練習していない
では この戦力で5位は うなずける。

普通、打撃コーチなら選手に
「ストライクゾーンがワイドになっているから、意識して、1個ぐらいボールでも打って感覚を覚えおく事」
と注意をを喚起し、
選手も対応する為に、
「積極的にストライクゾーンの確認をする」、
当たり前の話だが、まだ、対応・対策をしていないとは驚きだ。
それだけでも、ガッカリである。

他の球団の試合を見ているが セ・パ 合わせて ストライク・ボールの判定に 一番 クレームをつけるのは 阪神タイガースだ。

しかも、露骨だ。

私には 責任回避・自己弁護にしか見えない。
とんでもないストライクもあるが 昨夜の判定は正しい。

審判も人間である。

しょっちゅう 文句を言う人間には嫌悪感を覚える。
それが チーム全体だと 尚更だ。
ストライクゾーンの問題は タイガースだけの問題ではなく、プロ野球全体の問題だ。

しかし、 もう 他球団は対策も対応もしている。
タイガースだけが出来ていないのは 問題意識が欠けている。

「オールスターまでに 借金を返済しよう」
と選手に呼び掛けた監督。
では、どんな戦略・戦術で、そして、どんな方法で? と
結果を得る為の方法論を聞きたいが 選手の問題意識の低さをみると オールスターまでではなく、シーズンが終わって、借金が二桁って事にならない事を祈る。

勝負は 試合の前の準備で決まる。
正しい準備をする為に 自分達には 何が足りなくて 何が足りているのか 正確な自己分析が必要である。

“敵を知り 己を知れば 百戦危うからず”

孫子の言葉である。





(野球評論家)
広澤克実
 
某書評ブログ(多分)から転載。
書評全体としては江本に批判的な内容なのだが、江本の提言は素晴らしいと私は思う。
まあ、私はゲームとしての野球は最高である、と思っているので、他人とは考えが合わないだろうとは思う。なにしろ、サッカーなど、何が面白いのか、さっぱり分からない人間なのである。ゲームとしての野球は、麻雀に匹敵する天才的な創造である。そのどちらも衰退しつつある、というのが悲しいところだが。
でまあ、野球ならリトルリーグでも草野球でも見ていて楽しいという私からすれば、野球の裾野を広げるという案は素晴らしい案だ、と当然考えるわけである。その理由も江本が言う通り、今の野球は「人的資源の無駄遣い」をしているということだ。アマチュア野球の好素材は、準プロ野球の組織で野球を続け、その中からプロに上がるようにすればよい。つまり、アメリカの3A,2A、1Aのように、プロ野球の傘下組織を作ればいいのである。今の2軍制度程度では人材が不足する。また、準プロ野球は、それ自体としてファンが付く可能性もある。江本が言うように、3500人の観客動員を目指すということだ。これはけっして難しいことだとは思わない。地方テレビ局と契約して、試合の放映をしたら、スポンサーを得ることだって可能だろう。なぜなら、野球ほどゲームとして面白いスポーツは無いからだ。リトルリーグから知っている選手が成長していく様子を眺めていれば、その選手が準プロのままで苦しんでいたら応援するだろう。そのように、まず、「知られる機会を作る」のが一番大事なのである。
私は、草野球がテレビ放映されたなら、喜んで見ると思う。そういう人間は、おそらく私だけではない。もし、観客が求めるものがプロの妙技だけなら、なぜ「がんばれベアーズ」や「メジャーリーグ」などの映画を喜ぶ人間があれほど多いのか。なぜ万年最下位チームを応援するファンがいるのか。


(以下引用)



江本の言いたいことは以下のとおり。

プロ野球チームが16(四国アイランドの4つを含む)は少なすぎる。
アメリカがマイナー、独立リーグ含めて200~300のチームがあるのだから、人口比でその半分のチーム
数なら100~150のチーム数があったほうがいい。
社会人チームをプロ化し、二軍の選手をちりばめれば可能だし、採算だってとれる。
毎試合三千五百人集めればいいだけだ。
『茨城ゴールデンゴールズの試合には、毎回一万人近いお客さんが集まっているではないか』
(球団存続決定、おめでとう!)
マイナーなんだから給与は最低限の食えるくらいでいい。がんばって上にくればいいだけの話だから。

江本の言うように、日本中各地にみんなが応援するチームが出来れば、スポーツ環境は発展していくと思う。
応援ってのは、されるほうはもちろん、するほうだって元気になるもんだからね。

プロ野球球団が多いほうがいいのは何故か。
高校生のドラフト指名は2005年度は24人だった。高校球児が16万人だから、三年生が5万人としたら5
万分の24人しかプロに入れない、と著者は言う。
『高校時代、甲子園を目指して死ぬほど練習しても、ほとんどの人は卒業したらそこで終わり。好きな野球
を続けて、それで食っていきたい、あるいは鍛えてもっとうまくなりたいと思っても、ほんの一握りのエリート
以外には、そういう場が用意されていないということ。』
『これは多くの才能が野に埋もれていくことを意味する』
前に書いた記事でサッチェル・ペイジはサイドスローだったと書いたが、正確には上手でも横手でも下手でも投げることができたという、とんでもない投手だったようである。ニグロリーグではあまりにも飛びぬけた存在だったので、お遊びでいろいろな投げ方をやっていたのだろう。
まあ、腰の回転と腕の回転の連動を考えれば、体をやや斜めに倒しながらのスリークォーターか、体を立てたまま下半身から横にひねっていくサイドスローが合理的ではあるだろう。
「ヤフー知恵袋」から、投球フォームについての記事を拾ったが、回答はなかなか論理的で面白い。
オーバースローが一番球速が出る、というのはただの先入観だろう。オーバースロー最強幻想は、球に体重が乗る、というイメージから来ているが、球に体重など乗るわけはない。
しかし、体重のある投手の球は、体重の無い投手の球より威力があるように、我々はどうしても感じてしまうのである。「巨人の星」の刷り込みのせいだろうか。実際には、体重のある投手は筋肉量があり、筋力もあるから、速い腕の振りで球を離すことができる、というだけのことだと思う。つまり、小柄な投手でも、訓練次第で速球は投げられる、ということだ。で、それはサイドスローでも同じことである。
長身ならサイドスローには向かないかというと、もちろんそこにはランディ・ジョンソンという明白な反例がある。
好きなフォームが自分に向いたフォームとは限らない。要するに、我々の頭など、妄想や迷信でいっぱいなのであるから、自分自身でさえ疑うべきなのである。まして、指導者の多くは過去からの伝承による指導法を無批判に繰り返す、馬鹿なオウムなのだから、妄信してはならない。いろいろ試せばいいだけだ。


(以下引用)


オーバースローで投げることが出来ません。

g45gdf34f34df4eさん

オーバースローで投げることが出来ません。

正確には投げ辛いです。
私は幼いころからオーバースローを意識しようとしても腕が下がってしまい,サイドスローが主です。
サイドスローでの球速は135キロ程で、無理にオーバースローを投げると球速が20キロほど落ちます。
怪我をした事も無く,今年17歳なので身体の成長も終わりかけの状態だとは思うのですが
自分なりに考えたところ恐らく、身体全身が硬すぎるのが原因じゃないかと思いまして
開脚しても90度いかない 直立した状態で地面に手をつけようとしてもスネの頭までしか届かない 両手を背中の裏に回して
片手は上からもう片手は下から腕を伸ばし繋ごうとしても届か無いほど硬いです。
数年前から風呂上りは必ず柔軟をしているのですがあまり変わらないので恐らく生まれつき硬い体質かもしれません。
上から投げたい理由は身長が190近いので角度を利用したいのと、変化球を主体とする横手投げに比べてストレート主体で勝負するイメージがある上手投げに魅力を感じるからです。

長くなりましたが 文だけで確実に原因を突き止めて貰うほど私に文章力は無いので
質問は、今のままサイドスローで行くか、強制的にオーバースローで投げ続けて行くか のどちらが良いと思いますか?

 
 

ベストアンサーに選ばれた回答

gyroballdoorさん

サイドスローが良いと思います
サイドスローのほうが骨盤の回転を上手く使えるし解剖学で見れば明らかに理にかなっています

事実質問者さんもサイドの方がレベルの高い投球が出来ています

オーバースローの本格派というのは結構幻想に近く
良い投手はサイドスロー、スリークォーターの腕の高さで骨盤の動きを上手く使います

岩隈、ダルビッシュ、川上、上原、斎藤隆はスリークォーター
サイドスローでも斎藤雅樹という速球中心の投手はいます

メジャーリーガーでもペドロマルティネス、ランディー・ジョンソンはサイドスローに近い腕の高さです

オーバースローというのは骨盤の回転を使いにくく上半身に頼りがちになります
田中、杉内、和田のようにオーバースローでも体の使い方に長けた投手もいるので間違いな投法では決して無いと思います

しかし、サイドやスロークォーターの方が使いやすく良い投手の割合が多いです
これに質問者さんは当てはまっています
問題は無いと思うし変えるべきでは無いと思います

 
 

回答日時:2010/5/8 14:33:06

「Adminではないけれど」というブログの過去ログから転載。
山本昌の、あの独特の投げ方は、若い投手などが真似をして受け継いでいくべき投法だと思う。高校野球などで、今一つ伸び悩んでいる投手は、あの投げ方を試してみてはどうだろうか。
スリークォーターやオーバースローははたしてベストの投げ方かどうか、再考してみようということだ。
昔の大投手であるウォルター・ジョンソン、サッチエル・ペイジ、それに最近まで最大の投手であったランディ・ジョンソンなど、サイドスローであったと思う。スリー・クォーターやオーバースローが速球を投げるのにベストの投球フォームであるという認識は、誤っている可能性が高い。ついでながら、サッチェル・ペイジは速球も凄かったが、コントロールが驚異的に良かったという。制球力の面でもサイドスローの方が優れているという可能性も高い。
山本昌は、あれはサイドスローとも少し違う感じである。そもそも、投球フォームの分類は、投げる腕が体と角度を作っていることが前提だが、腕そのものがたたまれて、肩口からボールが出てくるようなフォームは何に分類されるのか。
今年大リーグに行った、元ソフトバンクの和田投手なども、研究に値する投手だ。この二人とも、球は速くないのに勝てる投手である。そして投球フォームが独特である。その独特さには必ず合理性が隠れているはずだ。
なぜ平凡な投手たちは、彼らを研究しないのだろうか。


(以下引用)

] 山本昌はセ・リーグNo.1の速球投手だ  山本昌はセ・リーグNo.1の速球投手だを含むブックマーク Add Star

登録名は山本昌なのだが、どうもなじめないので、以下、本名の山本昌弘と書く。

山本昌弘は中日ドラゴンズの現役投手である。ベイスターズの工藤が頑張っているため現役最年長とはいかないが、数々の最年長記録を持っており、高卒後プロ入りして一度も移籍がなかったことから、同一球団の在籍記録は日本記録を更新中である。

ラジコンは趣味の域を超えるほどの膨大な時間とお金を投資していて、成績も相当なものらしく、山本昌弘はプロのラジコンレーサーで、副業の野球はその資金稼ぎ……などと揶揄されることもある。が、もちろん、現在のプロ野球を代表する投手のひとりである。

20代の頃は最速で133キロくらいだったのが、30代になって138キロほど出るようになり、43歳で143キロを記録するという、不思議な投手(節制と努力の賜物であろう)。スクリューボールやカーブを駆使する変化球投手と思われがちだが、投げる球の約半分がストレートという、れっきとした速球派投手だ。

平均的な投手の投げる球の回転数は37回転/秒、松坂大輔が41回転/秒、藤川球児が45回転/秒であるのに対し、山本昌弘は54回転しているという。*1すさまじいほどキレのある速球を投げ込んでいるわけである。リリース直前までボールの出所がわからないような投球フォームと相俟って、打者が感じる速さという点では、セ・リーグNo.1かも知れないのだ。

スピードガン全盛時代になり、ある部分がきちんと数値化されたのは進歩だが、打者が感じる速さや威圧感は別物であるという。王貞治は晩年に「セ・リーグで一番球の速い投手は?」と訊かれて「スワローズの安田猛」と答えたことがある(安田猛も一般には軟投派投手といわれている)。スピードガンによるスピードとは別の形で投手の再評価がもっとなされるべきだろう。


いやまあ、釜田は高卒ルーキーとしては立派なんだが、確か甲子園ではポカスカ打たれていたような気がする。そうするとプロ野球ってのは高校野球よりレベルが低いのかな。まさか半年くらいでレベル倍増ということもないだろうから。 
まあ、巨人というチームは昔から新人投手には弱いんだけどね。中日の近藤のプロ初登板ノーヒットノーランという空前絶後の記録の相手が巨人である。その近藤は、その後の成績で見ると、大した投手じゃなかったようなのだが。
その時の監督も星野じゃなかったかな。ならば、釜田クンはせいぜい気をつけて、近藤みたいに潰れないようにほどほどに頑張ることである。


(以下引用)

釜田 杉内と勝負も「投げながら盗もうと」星野監督「すげーヤツだな」

スポニチアネックス 6月17日(日)16時51分配信

釜田 杉内と勝負も「投げながら盗もうと」星野監督「すげーヤツだな」
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完投勝利を挙げた楽天・釜田はガッツポーズ

 ◇交流戦 楽天2―1巨人(2012年6月17日 Kスタ宮城)

 楽天のルーキー釜田が、巨人打線相手を5安打1失点5三振1四球に抑え、見事な完投勝利を挙げた。

【写真】満面の笑みの星野監督と握手する楽天・釜田

 「ファンのみなさんの熱い声援があったからこそ、できた勝利だと思う。今回は、完投したので、次回は、完封狙います」とまだ18歳の右腕は、充実した表情で次の約束をした。

 前回、無安打無得点試合を決められた杉内が対戦相手だった。「すごい投手。試合をしているが、いいところを盗もうと思った」と、新人らしからぬ発言。「ピッチングは、技術じゃなくて、気持ちだと思った」という強気な姿勢は、6回以降も1安打投球をみせる好投を演じた。


私が投手を高く評価するポイントの一つはタフさである。昔の稲尾など先発投手でありながらシーズンに70試合くらい登板したのではないか。つまり、先発でないときは、平気でリリーフもしたということだろう。それでシーズン40勝くらいしたのだから、今のように5試合に1ぺんくらい登板して、しかも7回くらいまでしか投げないという現代のエースとは出来が違う。エースなら300イニングくらい投げて当たり前だろう。つまり、最低でも40試合は登板し、20勝20敗くらいしてこそのエースである。なぜ20敗かと言うと、相手もエースが投げるからである。
まあ、以上は半分は冗談だが、1試合投げ切ることもできないようなスタミナで、エースとは言えないとは思う。もちろん、8回9回を完全に抑えるセットアッパーやリリーフがいると言うのなら仕方がないが、現在、そういう抑え投手はいない。藤川や岩瀬ももはや絶対的存在ではない。ならば、もう少し先発投手が頑張るべきだろう。
そういうタフさで、愛知大学野球リーグでこの春二部優勝し、一部昇格した愛知産業大学の湧川雄貴投手は面白い存在である。何しろ、10試合に登板して9勝1敗、防御率も1点そこそこである。10試合に登板とは、ほぼ全試合に登板、90イニングを投げているから、ほぼ全部完投、というタフさだ。
これだけ投げきれるというのは、合理的な投げ方をしているということだろう。ということは、球速や変化球のキレ味などとは別に、それだけでプロの素材だと私は思う。1試合の死四球も2個平均くらいのようだから、制球力は十分だ。そうでなければ、二部とは言え、これだけ安定して勝てないだろう。
現在4年生で、大学進学後、順調に成長してきたようだ。
高校時代(沖縄の中部商業出身)から、力はある程度あったようだが、無名リーグに進んだためにドラフトにもかからない、ということにならないように、このブログでプッシュするわけである。
今年のドラフトはもちろん東浜が人気独占だろうが、下位指名でも多分いけるだろうから、横浜DeNAあたりどうだろうか。何しろ、先発投手の数がいないのだから、いきなり先発グループに入れて鍛えるのも面白いのではないか。制球難の国吉などより、使えるんじゃないかな。
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