忍者ブログ
ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
o-zone
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
[329]  [330]  [331]  [332]  [333]  [334]  [335]  [336]  [337]  [338]  [339

私は、大阪大会決勝で藤浪が大量失点した場面をテレビで見たが、その時藤浪を救援してチームを救い、甲子園出場に導いたのが、この沢田投手であった。制球力を乱して収拾がつかなくなった藤浪に対して、こちらは実に制球力のいい投手だった。甲子園での出場機会はほとんど無かったが、投げていれば十分に活躍しただろう。
その沢田が立大に進学していたとは知らなかったが、順調に行けば、4年後にはプロも視野に入るのではないだろうか。


(以下引用)




大阪桐蔭で藤浪の控え、立大・沢田圭 3回7Kデビュー


東京六大学野球第1週第1日 立大8―0慶大 (4月13日 神宮)




<慶大・立大>2番手で登板した立大・沢田圭は3回1安打、7奪三振の好投
Photo By スポニチ


 春季リーグが開幕し、1回戦2試合が行われた。立大は大阪桐蔭出身の沢田圭佑投手(1年)が慶大戦で救援登板し、3回1安打、7三振を奪う圧巻のデビュー。チームは3投手による完封リレーで先勝した。昨秋の覇者・法大は開幕戦で東大を10―1で下し、2季連続優勝へ好スタートを切った。

 昨年、甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭で藤浪(阪神)の控えだった立大の1年生・沢田圭が、マウンドで躍動した。7―0の6回に2番手で登板すると、自己最速となる146キロの直球を武器に3回を無失点で7奪三振。「先輩が楽な展開で回してくれたので、気負うことなく投げられた」と振り返った。

 夏の甲子園後は先を見据え、緩い球の習得に励んだ。「大学では球速差がないと打ちやすい投手になってしまうので練習してきた」と、90キロ台のスローカーブを効果的に交え打者を幻惑した。1安打に封じる投球に大塚淳人監督は「いいデビューだった」と度胸満点の右腕を称えた。

 藤浪とはプロ入り後も連絡を取り合うが「負けないように頑張りたい」。ライバルがプロ初登板した神宮で、沢田圭も続いた。





PR
乙武(五体不満足)氏の問題提起による、高校野球甲子園大会における「エースの連投」議論のトゥギャッターを転載。
昨日の安楽の滅多打ちは可哀相だったが、相手投手もおそらく相当な球数を投げているはずだから、安楽だけが同情される必要はないだろう。だが、一人の投手に、こんな短時日で800球(か?)近くも投げさせた監督は批判されても仕方がないだろう。安楽に代わる投手が一人もいないのなら、甲子園で優勝を狙ってはいけない。甲子園の日程の過酷さは、最初から知れ切っているのだから、二番手投手を育成しておくのは当然である。しかも、安楽には四番打者も任せているから、代えるのも困難だ。
結局は、いくら才能があるとはいえ、まだ二年生の子供に周囲がオンブにダッコで寄りかかりすぎたということである。
安楽の能力については、昨日の試合で評価が下がるものではない。4回まで(だったか?)2安打に抑えた安楽と、5回に滅多打ちを食らった安楽と、どちらが本当の安楽か、と言えば、前者に決まっている。5回は、本当なら同点で止まっていたはずなのに、一塁手のエラーで3アウト目が取れなかったことがすべてである。これで安楽の精神的スタミナが切れた、と私は見ている。その後の安楽は、もはや「投げるだけ」の投手であり、疲労から球速も打ち頃、「必殺の決め球」も無いのだから、滅多打ちは当然の結果だろう。
要するに、相手打者の心理を読んで投げる繊細な投球をしている間は、疲労の極地にいる安楽でも打たれなかったが、「プッツン」した後の安楽の球は、「並の投手」の球であったわけだ。これが野球で言う「気力のこもったボール」の意味である。なまじコントロールがいいものだから、その球はストライクゾーンに来る。ならば、打者にとっては、バッティングセンターのマシンの球を打つようなものだ。これが昨日の「滅多打ち」の理由だ。
安楽の課題は、藤浪のフォークボールのような「決め球」が無いことだろう。制球力は、藤浪よりいい。安楽のスライダーは、悪くはないが、必殺の決め球ではない。カーブかフォークボールのような「縦の変化」をする球でないと、三振は奪いにくいだろう。(「縦スラ」というのもあるようだが)あるいは、三振など狙わず、「わずかに変化するボール」で凡打を狙う方が、大成するのではないだろうか。そういう投手になるほうが、将来的にはいいように思われる。


(以下引用)



Fav
125

まとめ
メニューを開く

済美・安楽、満身創痍の完投 今大会529球 高校野球 http://t.co/LYdvNjbrUp #koshien #kokoyakyu #甲子園 #高校野球
asahi_koshien2013-04-01 23:29:03

1.甲子園で行われている選抜高校野球大会。済美高校のエース・安楽智大投手は、県岐阜商との準々決勝でも138球を投げ抜き、3試合連続完投勝利。準決勝にコマを進めた。最終回には、151kmを計時したという。野球ファンをわくわくさせるような怪物の登場だが、僕は手放しによろこべずにいる。
h_ototake2013-04-02 07:38:30

2.安楽投手は、今大会すでに529球を投げている。初戦でいきなり232球を投じたが、アメリカの高校生は一ヶ月でも200球を超える球数は投げないそうだ。成長過程にある高校生がそれだけの球数を投げることに対し、科学的に疑問符がつけられるのだろう。ちなみに、安楽投手はまだ2年生だ。
h_ototake2013-04-02 07:45:14

3.ところが報道を見ていると、「エース力投」など美談、賞賛の一辺倒。なぜ、ここまでの球数を投げさせることに疑問を呈する報道が見られないのか。それは高校野球を「教育の一環」ではなく、「ビジネスのコンテンツ」と見ているからだろう。だが、そこで得られる利潤が高校生の手に渡ることはない。
h_ototake2013-04-02 07:48:43

4.もちろん、球児たちは利潤など望んでいない。ただ、彼らの純粋さを、大人たちが利用しているだけなのだ。高校野球とは本来、部活動であり、教育活動の一環である。それが、あまりに「興業」としてのウマ味が大きいために、「球数制限」などあって然るべき対策がいつまでも講じられずにいるのだ。
h_ototake2013-04-02 07:57:55

5.高野連のホームページを開くと、トップページには「スポーツ障害の予防・治療・復帰プログラム」についてのバナーが貼ってある。笑止。本当に球児たちの体のことを考えているなら、なぜ球数制限の導入を検討しないのだ。本音と建前の乖離に、野球ファンとして、教育者として、苦言を呈したい。
h_ototake2013-04-02 08:05:23

6.何より疑問を感じるのは、スポーツマスコミの姿勢。「エース力投」「鉄腕安楽」――たしかに新聞は売れるでしょう。でも、そうした記事が、はたしてジャーナリズムとしての機能を果たしていると言えるのでしょうか。今朝の各紙に踊る文字に、元スポーツライターとして落胆の色を隠せずにいます。
h_ototake2013-04-02 08:15:48

7.もちろん、球数制限だけが唯一の解決策ではない。好投手を多く集められる私立の強豪校が有利になるなど、導入による弊害もあるだろう。だが、少なくとも「将来ある高校球児があれだけの球数を投げることの是非」については、もっと論じる必要がある。その世論を喚起するのがマスコミの仕事だろう。
h_ototake2013-04-02 08:21:45

8.朝から長々と熱く語ってしまいました。でも、以前から疑問視されてきた点に対して、一向に対策が講じられないことに憤りを感じています。球児たちの戦いは、まだ続きます。この連続ツイートで述べてきたようなことを、少しでも頭の片隅に置いて、彼らの熱闘を見守っていただければ幸いです。了
h_ototake2013-04-02 08:32:34

乙武氏は何を今更高校野球のピッチャーについて語っているんだろう?んなことは30年以上前から言われてたよなぁ
Osafune_2013-04-02 08:11:13

ということは、30年以上前から改善されていないということですよね。 RT @Osafune_: 乙武氏は何を今更高校野球のピッチャーについて語っているんだろう?んなことは30年以上前から言われてたよなぁ
h_ototake2013-04-02 08:51:26

出場選手登録を25人にして、学年別に球数制限がいいかと。RT @h_ototake 7.もちろん、球数制限だけが唯一の解決策ではない。好投手を多く集められる私立の強豪校が有利になるなど、導入による弊害もあ
faridyu2013-04-02 08:29:31

ダル君、おはよう。出場選手登録を増やす、これはたしかにアリだね。なるほど、学年別という発想はなかったなあ。 RT @faridyu: 出場選手登録を25人にして、学年別に球数制限がいいかと。
h_ototake2013-04-02 08:36:28

@h_ototake 球数制限によって勝つのに総合力が必要ならば部員の少ない公立が勝てる余地がなくなると思うんですけども、どうでしょうか?
_t____2013-04-02 08:15:39

たとえば、公立校と私立校で大会を分ける。最後に、両大会の優勝校が統一戦のような試合を行う――いや、パッと思い浮かんだだけですが。 RT @_t____: 球数制限によって勝つのに総合力が必要ならば部員の少ない公立が勝てる余地がなくなると思うんですけども、どうでしょうか?
h_ototake2013-04-02 08:38:06

@h_ototake 『試合日程の間隔を空ける』という案はいかがでしょうか?これであれば勝ちたいという選手たちの欲求も満たせ、怪我の確率を低くし、好投手が多く集まる私立の強豪校の有利性が低くなるかと。予算と球場の都合がつけば、という前提でしょうが。
Sakato2013-04-02 08:29:42

甲子園が阪神タイガースの本拠地であることを考えると、難しいでしょうね。舞台を“聖地化”された甲子園から移すことができれば、実現も可能だと思いますが。 RT @Sakato: 『試合日程の間隔を空ける』という案はいかがでしょうか?予算と球場の都合がつけば、という前提でしょうが。
h_ototake2013-04-02 08:43:08

高校野球の大会専用の球場を作るとか?春、夏、秋と試合もできて興行面でもいいんですが。ただ壁は歴史。RT @h_ototake 甲子園が阪神タイガースの本拠地であることを考えると、難しいでしょうね。舞台を“聖地化”された甲子園から移すことができれば、実現も可能だと思い
faridyu2013-04-02 09:11:47

「歴史」と「伝統」がマイナスに働くケースもあるよね。 RT @faridyu: 高校野球の大会専用の球場を作るとか?春、夏、秋と試合もできて興行面でもいいんですが。ただ壁は歴史。RT 舞台を“聖地化”された甲子園から移すことができれば、日程確保も可能になる。
h_ototake2013-04-02 09:14:36

@h_ototake 息子が野球小僧ですが、それを言ったら少年野球から変えた方がいいと思います。チームにピッチャーが居なければ連投なんて当たり前、野球肘で手術なんてざらです。高校野球の興業性を問うなら酷暑の中ドーム球場じゃなくなぜ甲子園でやるのか、死人がでなきゃ変わらないのか
mamie61722013-04-02 08:36:46

@h_ototake 高校サッカーのように期間を延長して、準決勝から甲子園などにすれば良いとは思います。部活動で教育の一環は現実と乖離してますよね。野球の為に高校を選択する子供は多いですから。球児の選択を否定する気は毛頭ありませんが。
bukurobacchus2013-04-02 09:19:23

@h_ototake 高校野球については問題だらけですよね。全試合を一会場だけで開催することにそもそも無理があります。高野連は高校野球で儲けることしか考えてないでしょうから、選手の身体や将来のことなどあまり興味がないのでしょう。いかに感動を作り上げるかが最優先事項かと。
Hiro_football982013-04-02 09:14:40

高校生投手の球数制限の件,これまで誰かが問題提起してもそのたびにウヤムヤにされた経緯が乙武氏 @h_ototake の一連のツイでよく分かる.
marururu082013-04-02 09:12:38

@h_ototake そういう意味で育成年代で日本一を決めるトーナメントだけでなく地域毎のリーグ戦文化が整備されつつあるサッカー界の方がまだ選手のプレー環境が考えられていると思いました。
RyutaSato2013-04-02 09:26:35

乙武さんうるさいわ!高校野球はプロに行くやつだけのもんでもなんでもない!無理してでも勝ちたいもんやねん!それは制限とかされた方が困る。高校で野球辞めるやつも山ほどいるし燃え尽きたいねん
NAKAYASHIKI2013-04-02 08:38:44
• Content from Twitter

@mamie6172 @h_ototake 高校球児の夢をバカにすんな!先のことを考えんと夢中になってばかになれんのはその時だけ!その時を後悔する人はない、周りが勝手に同情しなくていい
NAKAYASHIKI2013-04-02 08:49:31

そうだよね…。多くの球児たちの本音は、これだとも思う。 RT @NAKAYASHIKI: 乙武さんうるさいわ!高校野球はプロに行くやつだけのもんでもなんでもない!無理してでも勝ちたいもんやねん!それは制限とかされた方が困る。高校で野球辞めるやつも山ほどいるし燃え尽きたいねん
h_ototake2013-04-02 08:54:44

@h_ototake 乙武さんの意見も一理あるなぁと。でも全てがプロ野球に行く子たちではないし、無理してでもその瞬間に全力を注ぎたいのが高校球児。選手としての将来がある子に対しては監督がきちんと管理できていれば良いんですけどね。と、元高校球児は思います。
aTKYM2013-04-02 09:02:55

@h_ototake 神奈川で高校野球監督やってました。乙武さんの意見その通りな面あると思います。しかしスラムダンクの山王戦で花道が怪我したとき「俺は、今なんだよ」というセリフがありますが、球児の気持ちはまさにあのセリフだと思います。現場指導者が最善の選択できれば1番いいですね。
nakatemple2013-04-02 09:15:32

@h_ototake 「燃え尽きたい」高校生を止めるのが大人の役目ですよね。なぜ、高校で野球をやめなければいけないのか?高校卒業以降の人生の方が遥かに長いのに高校までで野球が終わると思っている。高校卒業以降のプレー環境が整備されていない点も問題かと。
sanotti2013-04-02 09:00:24

@h_ototake 私は違うと思います。少なくともまともに動く身体を手放して良い歳ではないし、手放すとしてもそれで生じるリスクを球児達が理解しているとは思えません。趣味を燃え尽きるだけならともかく人生まで燃え尽きる可能性があるなら、そのリスクを知らせないのはまずいと思います。
A_simizu2013-04-02 09:07:31

@h_ototake ぶっちゃけ有力な少年なんかは、早い段階でプロに青田買いさせてハイレベルなプログラムで育成すればよいと思いますよ。そしてそれに漏れた選手で高校野球やっても盛り上がりますよ
itosan_busy2013-04-02 09:06:20

@h_ototake 僕はプロのユースチームを作れば良いのではと思います。高野連やらプロアマ協定やら複雑なしがらみの多い野球ですが、プロチーム傘下にユースを置いて将来のプロ選手をじっくり育てるのも良いのかなと思います。
5pe3d5tar2013-04-02 09:11:00

@h_ototake http://t.co/N4mhKycsEr この問題ではどうしても沖縄水産、大野投手のことを思い出します…
Osafune_2013-04-02 09:02:20

僕もです。彼は「後悔していない」と述懐しているけれど、やはり彼の投手生命が断たれたことは、もっと重く受け止めるべき。 RT @Osafune_: http://t.co/5t6timbzl2 この問題ではどうしても沖縄水産、大野投手のことを思い出します…
返信RTお気に入り
h_ototake2013-04-02 09:30:33

@h_ototake @faridyu 日本人は苦労したり痛いのを我慢したりするのが美徳みたいな感じがありますよね。スポーツも体をケアして長くプレイする努力が大変なのに怪我して復活すると美談になる傾向があると思います。そういう傾向があるからなかなか変わらないのではないでしょうか。
bechico10062013-04-02 09:38:32




前回の記事では安楽投手に辛(から)い評価をしたが、今日の試合を見て、考えが変わった。彼は良い投手になれる素材である。
というのは、今日の試合では145キロを超える球は一球も無かったが、死四球がゼロで、しかも、ほとんどすべての打者に対して、ストライク先行の見事な投球をしたからだ。そのため、二本の本塁打を浴びたが、投手としての試合運び自体はまったく危なげないものだった。つまり、「王道投球」であった。
その原因は、連投による疲労の懸念からの「ストライク先行」「コントロール重視」であったと思われるが、それが期せずして、彼の最高に優れた部分を引きだしたわけだ。
それは、力みのない、いや、力を抑えた投球での制球力の良さである。
解説者も言っていたが、投球後も顔が捕手に向いたままという、実に安定感のある投球フォームであった。
ストライクを先行させることは、当然、一発を浴びる可能性もあるわけで、(打者は、早くからストライクが来ると知っていれば、それに対応しやすい)今日の試合で二本の本塁打を浴びた原因はそれだろう。だが、これはまったく気にする必要は無いことである。ホームランなど「出会い頭の事故」である。大事なのは「試合を作る」ことであり、死四球ほど試合を壊すものはない。
安楽の150キロの速球はまったく評価しない私だが、彼の今日の無死四球試合は、絶賛したい。
なお、彼は抜群の体力の持ち主と思われ、藤浪や大谷を超える、安定感のあるローテーションピッチャーになれるだろう。(大谷は、投手としてはまったく未完成だろうと私は推測している。藤浪も、制球力に関してはまだまだ、という感じだ。)
「スポニチ電子版」から転載。
今大会のナンバー1投手は済美の安楽だろう、というのがおそらく一般的な評価だと思うが、私の評価では、彼は投手としても打者としても「大男、総身に知恵が回りかね」である。つまり、全身に神経が行き届いていない。繊細さが欠如しすぎている。まあ、例によって世間は150キロを出した出したと大騒ぎだが、その150キロを簡単にバットに当てられているのである。150キロの速球だけでは何の意味も無い、とは私が何度も言ってきたことだ。
一方、県岐阜商の藤田投手のストレートは130キロもあるかないかだが、打者としての安楽を3連続で三振させている。こちらは、「神経が行き届いた投手」である。もちろんリードした捕手のセンスも良かったのだろう。

試合は県岐阜商の自滅であった。

確かに、藤田投手は限界だったかもしれないが、敗因は藤田の降板ではない。
二番手投手を1イニングだけで降板させ、本職が三塁手の選手を三番手として出したことである。
二番手投手(葛谷)は秋季大会で5イニングを投げ、2安打しか打たれておらず、無失点である。この試合でも、最初の打者にヒットを打たれたが、ゲッツーで1イニングをゼロに抑えている。つまり、ツキもある選手である。藤田の次に信頼できるのはこの投手のはずだのに、藤田監督は2イニングを残しながら、葛谷を降板させた。
これが真の敗因である。
つまり、選手を無駄遣いした結果、コマが足らなくなったわけだ。すなわち、自滅である。
県岐阜の打者たちは安楽を見事に捉えており、8回裏の4点が無ければ、延長戦になったとしても競り勝っていた可能性は高い。
ほかにも、9回表に先頭打者がヒットで出ながら、無意味で無謀な盗塁をしてアウトになるなど、監督の采配の空回りが目立った試合であった。
今大会、特に強豪チームはいないだけに、この試合を勝っていたら、県岐阜商の優勝の可能性は高かったと思う。もっとも、藤田の故障がひどければ、次の試合での登板も不可能だったかもしれないが、他のチームの投手もたいしたことはないようだし、二番手投手を使ってもいい勝負になったのではないか。それほど県岐阜商の打者たちのレベルは高かったと私は見ている。特に4番打者と6番打者は見どころがあった。


(以下引用)



県岐阜商 限界だった左腕エース 連続三振は「最後の力を振り絞った球」


第85回選抜高校野球準々決勝 県岐阜商3―6済美 (4月1日 甲子園)



 息子が痛みをこらえて甲子園のマウンドに立っている姿を、監督でもある父はどのような気持ちで見ていたのだろうか。「あれが限界でした」と県岐阜商の藤田監督は、長男でエースの凌司が、6回で無念の降板をしたシーンを目を閉じながら振り返った。

 大阪桐蔭戦で受けた右すねの死球。踏み出すたびに痛みが走った。「早い回から(限界の)サインが出ていた」という指揮官。それでも強打の済美打線を2点に抑え、5回は1死三塁の踏ん張りどころで4、5番を連続三振に仕留めた。左腕の顔は笑っていたが「あれは最後の力を振り絞った球」(藤田監督)と、6回を何とか抑えた後、降板。後はリリーフ陣に託すしかない展開に追い込まれた。

 悔やまれるのは追加点が取れなかったこと。「あともう1点入れていれば」と中盤にリードをじわじわ広げていただけに、とどめを刺せなかったことが心残りのようだった。 【試合結果】
.


[ 2013年4月1日 16:40 ]



.

「ドラフト会議情報局」というサイトから転載。
広島の野村監督は、阪神の和田とともに、私がダメ監督と思う人物だが、その理由は、コンバートの仕方がおかしいことである。堂林に続いて鈴木誠也も野手コンバートしたのだが、それが野手で一番難しい(捕手を除いてだが)ショートである。元投手の強肩を買ってだろうが、ショートとしてまともな守備力を身につけるのに何年かかるか。その間は、まったく使えないわけである。鈴木誠也の打力やセンスは「迷スカウト」氏も褒めているほどのものなのだから、なぜ外野で使わないのか。広島にはロクな外野手はいないではないか。
堂林をサードにコンバートしたのも大間違いであり、彼の失策で広島投手陣が受けた損害は数えきれないほどである。多少、打点を上げ、ホームランを打っただけでは、そのマイナスは取り返せない。それも、最初から彼を外野にコンバートしておけば済んだだけの話である。内野手は、守備のいい選手を二軍から引き揚げて、打力は我慢して使えばいいのである。
同様のことは日ハムの栗山監督にも言える。大谷を二刀流で使うのはいい。ならば、なぜショートなどという難しいポジションで使おうとしたのか。まあ、その後、ライトで使っているようだから、まだ栗山には修正能力があるが、広島の野村はダメである。おそらく、鈴木誠也をそのままショートで使い、当分は堂林とともに最悪の内野を形成することになるだろう。つまり、「内野に打たせてアウトを取る」ことが不可能な内野陣である。もちろん、鈴木がすぐに一軍に上がることはないだろうが、才能のある選手が、不適切なコンバートをされたために、短く貴重な野球人生の数年間を無駄にすることは、犯罪的であるとすら私は思う。


(以下引用)



広島・ドラフト2位のルーキー鈴木誠也内野手(動画)が、6日、マツダスタジアムでの社会人・プロ野球交流戦、社会人野球選抜チーム・オール広島戦で、右中間二塁打に盗塁とあふれる能力を見せ付けた。

プロ初の対外試合に9番・遊撃で先発出場。三回2死の第1打席、初球の甘い外角高めのチェンジアップを捉え、打球は右中間で落ちた。中堅手が追いついたが、迷わず二塁を陥れた。 「振って行けた結果。今は振ることができている。(二塁は)行けると思った。ああいう当たりは二塁を狙っている」。八回には二盗も決めた。

高校時代は主に投手だったが、50メートル5秒8に高校通算43本塁打とスピードにパワーを生かして野手に転向。守備ではプロに入って守る遊撃で2失策したが、「慣れないのはあるけど、試合に出ている以上は関係ない」と気持ちもプロ向きだ。

指揮を執った野村監督は「いいスピードを持っている。最初の安打で二塁に行くスピードは魅力。1年はファームで練習し、今年どれだけ(結果を)残すか。(1軍は)近いうちだね」と、次代の大型遊撃手候補として太鼓判を押した。





「ドラフト会議ホームページ」というサイトから転載。
いつのまにか選抜の時期になっていたようだ。あまり有名選手はいないようだが、松井投手は予選で敗退したのだろうか。後は大阪桐蔭の森捕手くらいしか楽しみは無いか。もっとも、大阪桐蔭も投手不足のような気がするから、優勝争いまで行けるかどうか。私は沖縄出身なので、当然沖縄尚学院を応援する。有望投手が三人もいるようだから、案外いいところまで行けるかもしれない。去年の甲子園の松井、藤浪レベルの投手はいないだろうから、打線の力でやはり大阪桐蔭が優勝候補となるのだろうか。


(以下引用)


【決定!】第85回(2013年)センバツ高校野球大会の注目選手一覧

公開日: 2013年1月25日 | 投稿者: yuki




 第85回選抜高校野球大会の出場校が決定しました!今年は85回記念大会のため、例年より4校多い36校が出場します。東北は明治神宮大会優勝枠と東北絆枠で4校が出場、また21世紀枠は4校が出場します。

 センバツに出場する注目選手をまとめました。楽しみですね!





地区

高校

選手

守備

特徴

短評

評価



北海道
1

北照

吉田雅人

遊撃手

3年 178cm68kg 右左

秋季大会で19打数13安打を記録したリードオフマン。

B



大串和弥

投手

3年 173cm67kg 左左

130km/h台ストレートと変化球。フォーム見づらい

C



齋藤綱紀

投手

2年 178cm70kg 左左

130km/h台だが本格派左腕として成長期待

B



村上海斗

投手

3年 188cm79kg 右右

投げては138km、打球も強い北のダルビッシュ候補

B



東北
4

仙台育英

上林誠知

外野手

3年 180cm70kg 右左

明治神宮大会で満塁弾、130m超える飛距離にプロ注目

A



聖光学院

園部聡

一塁手

3年 182cm83kg 右右

昨夏の甲子園でホームランを放つなど既に4番で活躍

A



石井成

投手

2年 177cm70kg 左左

141km/hを記録する左腕投手

B



盛岡大付

松本裕樹

投手

2年 181cm72kg 右左

141km/hを記録する本格派右腕としてプロ注目

B



菜花大樹

外野手

2年 176cm71kg 右左

鋭いスイングの外野手

C



山形中央








関東/
東京
6

浦和学院

湧本亮太

投手

3年 175cm72kg 右右

130km中盤ストレート、関東大会決勝で好投

C



伊藤祐貴

投手

3年 185cm80kg 右右

昨秋関東大会で130km/h後半の重いストレート見せた

B



小島和哉

投手

2年 174cm71kg 左左

関東大会で銚子商を完封、130km/h前半切れあり

B



竹村春樹

遊撃手

3年 175cm71kg 右左

俊敏な動きと俊足の遊撃手、プロ注目

B



山口瑠偉

投手

3年 180cm80kg 右右

140km/h台の重い速球、昨夏の甲子園で好投見せた

B



花咲徳栄

関口明大

投手

3年 179cm76kg 右右

昨秋関東大会で147km/h記録、成長早い選手

B



若月健矢

捕手

3年 178cm82kg 右右

関東大会で2試合連続弾、120m弾にプロ注目

A



宇都宮商

君嶋謙蔵

外野手

3年 180cm75kg 左左

大型リードオフマンとしてチームを引っ張る

B



新井諒

外野手

3年 180cm73kg 右左

投げては139km/hを記録、中継ぎで登板する

C



常総学院

内田靖人

内野手

3年 185cm87kg 右右

ガッチリとした体格から鋭い打球を放つ三塁手

B



進藤逸

内野手

3年 174cm73kg 右右

秋季関東大会で痛烈な二塁打を放つチャンス作る

C



安田学園

深見俊介

内野手

3年 176cm76kg 右右

強肩捕手で阿部2世と呼ばれたが、
打撃を生かしてファース守る

B



早稲田実

利光健作

捕手

2年 183cm81kg 右左

強肩、強打、来年注目の大型捕手

B



東海
3

県岐阜商








菰野

内田学良

投手

3年 177cm72kg 左左

143km/hの速球投げる左腕、キレも良い

B



浦嶌颯太

投手

3年 182cm83kg 右右

1年時に150km/h記録したが今は140km/h前半
しかし角度ある速球魅力

B



山中亨悟

投手

3年 170cm68kg 左左

130km/h台のキレのある速球でセンバツ出場立役者

C



吉富大輝

一塁手

3年 181cm111kg 右右

巨漢から鋭いスイングは迫力あり

C



常葉菊川

遠藤康平

内野手

3年 175cm72kg 右右

中学時代から注目された野球センス、機動力野球の中心

B



登地慶輔

外野手

3年 175cm60kg 左左

巧打と俊足でチームを引っ張るリードオフマン

C



北信越
2

敦賀気比

岸本淳希

投手

3年 182cm73kg 右右

サイド気味のフォームから145km/h記録、成長見せる

B



春江工

栗原陵矢

捕手

2年 178cm73kg 右左

中学時に遠投100mの強肩で噂になっていた捕手
1年生で既にプロ複数球団注目

A



梅村拓実

内野手

3年 175cm68kg 右右

左右に打ち分ける打撃のセンスあり

C



近畿
6

京都翔英

榎本和輝

投手

3年 180cm78kg 右右

投げては138km/hのエース、打っても長打連発

A



報徳学園

乾陽平

投手

3年 179cm72kg 右右

144km/hの低めに伸びるストレートは圧巻!

A



松谷竜暉

捕手

3年 175cm71kg 右右

強肩と好リードで乾投手を引っ張る

B



龍谷大平安

有田浩之

外野手

3年 179cm71kg 右左

昨夏の甲子園で東海大相模・神原投手から2安打

B



大阪桐蔭

森友哉

捕手

3年 171cm80kg 右左

昨年春夏連覇、全日本の捕手
小柄だが打撃センスは抜群で本塁打も量産する

特A



近田拓矢

内野手
外野手

3年 181cm85kg 右右

とにかく飛距離の出る打撃に圧巻

A



笠松悠哉

内野手

3年 179cm82kg 右右

2年生でサードを守り、昨年センバツは2本塁打
大谷翔平投手からも2安打

A



葛川知哉

投手

3年 185cm81kg 右右

今年のエース、185cmから144km/hの速球

B



高西涼太

投手

3年 181cm84kg 右右

145km/hの速球武器に昨秋8回1失点の好投

B



水谷友生也

遊撃手

3年 175cm74kg 右右

高い守備力にプロも評価している

B



辻田大樹

内野手

3年 177cm84kg 右右

2年春季に4番打ち130m弾放つ

B



履正社

宮崎新

内野手

3年 168cm70kg 右左

俊足でチームを引っ張る

C



大和広陵

立田将太

投手

2年 180cm72kg 右右

最速149km/hを記録する怪物、来年のドラフトの目玉

特A



中国
3

関西








広陵

下石涼太

投手
内野手

3年 174cm70kg 右左

投げては144km/h、遊撃手も守る
オールラウンドプレーヤー

B



岩国商

高橋由弥

投手

3年 176cm66kg 左左

141km/h左腕、大きなカーブで中国大会2試合完封

B



四国
3

高知

和田恋

投手
内野手

3年 177cm77kg 右右

高校通算31本塁打、神宮大会では3ベース&2ベース×2

A



酒井祐弥

投手

2年 177cm72kg 右右

既に140km/h記録の本格派投手

C



鳴門








済美

安楽智大

投手

2年 186cm90kg 右左

1年生で152km/h記録の怪物、来年のドラフト超目玉

特A



九州
4

沖縄尚学

比嘉健一朗

投手

3年 170cm60kg 左左

明治神宮大会で145km/h記録したサウスポー

B



宇良淳

投手

3年 172cm69kg 右右

先発、リリーフに活躍の143km/h投手

B



諸見里匠

遊撃手

3年 177cm73kg 右右

しなやかな動きの大型遊撃手

B



久保柊人

投手

2年 177cm72kg 右右

130km台後半の速球投げる投手、足も速い

C



済々黌

大竹耕太郎

投手

3年 182cm73kg 左左

144km/h速球で昨夏の甲子園で活躍した

A



創成館

大野拓麻

投手

3年 177cm69kg 右右

キレの良い144km/hの速球は大会屈指の投手

B



尚志館

竹山真大

外野手

3年 178cm70kg 右左

巧打でチャンス広げる

C



21世紀
4

遠軽

前田知輝

投手

3年 174cm88kg 右右

141km/h記録の北のエース

C



いわき海星








益田翔陽









土佐

南武志

捕手

3年 178cm88kg 右右

強肩強打の捕手とのこと

C



森下貴裕

外野手

3年 177cm74kg 右右

俊足で走塁のセンス高い。

C
「ライブドアニュース」の書評記事がタイムリーなので、転載しておく。なかなか面白いエピソードが入っている。
ただ、私は鳥谷は1番打者向きだと思う。その理由は、何と言っても選球眼が良く、出塁率が高いことだ。四球で塁に出るのはヒットで出るのと同じ価値である、というのがビリー・ビーン(「マネー・ボール」の主人公的人物)の考えで、実際にその考えで彼はアスレチックスを「低給与で勝てるチーム」に変えたのである。
また、鳥谷は「ここぞ」という時の盗塁の成功率が高い。盗塁数は多くないが、試合を決める場面で大胆な盗塁をしたのを私は数回見ている。これはただ盗塁数が多いだけよりも大事なことだと私は考えている。
つまり、彼は「静かなる男」ではあるが、個人成績のためではなく、チームが勝つためにプレーする、という、プロ野球選手においては稀有な性格を持った人間だ、と私は感じている。他の選手の「フォア・ザ・チーム」など口ばかりであり、本音では自分の年俸アップの事しか頭には無い人間がほとんどだろう。
井端も鳥谷に似ている。そういう選手がいるチームはしぶとい強さがあるものだが、昨年の阪神のあの惨状は、いったい何だったのだろうか。



(以下引用)



頼りになる2番打者、井端弘和の強さの秘密




エキサイトレビュー
2013年03月15日11時00分
 
写真拡大

『2番打者論』(赤坂英一/PHP研究所) ホームランが打てなくても、打率が上がらなくても、チームに貢献する方法はある。井端弘和、田中浩康、本多雄一、栗山巧、豊田泰光、新井宏昌、川相昌弘、田口壮……彼ら2番打者の矜持に迫りながら、2番打者を通じて野球の面白さを再発見するノンフィクション。

「プロに入ってからホームランを打って殴られたのなんて、ぼくぐらいじゃないですか」

赤坂英一著『2番打者論』の冒頭で登場するこの言葉。発言の主はWBC日本代表・井端弘和(中日)だ。
その意味は後ほど改めて記すとして、ここまでのWBCを振り返ると、何度もピンチを迎えながらも決勝ラウンドへと勝ち上がった日本の立役者は、東京ラウンドMVPにも選ばれた井端弘和で間違いないだろう。
1次ラウンド・ブラジル戦での同点タイムリー。そして2次ラウンド・台湾戦での9回2死からの同点タイムリーがなければ……と考えると恐ろしくなる。打率.571、漫画のような成績に、山本浩二監督も「粘ってタイムリーを打ってくれた井端は、さすがですね」と頼りにしっぱなしだ。

井端弘和とはどんな選手か。
堅守、アライバ、ファウル打ち、勝負強さ……様々なキーワードが浮かぶが、「頼りになる2番打者」というのも外せないワードだ。ここまでのWBCでは3番だったり代打だったりと試合毎に役割が変わっているが、台湾戦の様に2番に井端の名前があるとやっぱり据わりがいい。
実際、プロ入り後出場した1611試合のうち、2番で出場した試合は1400を上まわる。現役生活15年のほとんどを2番打者として過ごしてきているのだ。
井端がどのような足跡を経て「頼りになる2番打者」になりえたのか、そして何を考えて打席に立っているのか……それらが端的に記されている『2番打者論』を引きながら、日本優勝へのキーマン・井端弘和の魅力を掘り下げて行きたい。


【井端を育てた2人の師:仁村徹】
「目立つ存在でなくてもいいから、渋い働きでチームに貢献できる選手になりたいです」
1997年、ドラフト5位で入団した際に井端が発したコメントだ。ドラフト順位からもわかる通り、大きな期待をされた選手ではなかった。
そんな井端を「鍛え方次第で優れた2番打者になるかもしれない」と目をかけたのが、当時の中日二軍監督・仁村徹。自身も2番打者として職人技とも言える流し打ちを得意としていた仁村は、その右打ち、そして送りバントなど、自分の持っている2番打者としてのイロハを井端に教え込んでいく。
そしてこの仁村こそ、冒頭でも触れた、井端をぶん殴った張本人である。井端がある試合でホームランを打ち、喜んでベンチに戻ったとき、ベンチ裏に井端を呼んで思いっきり殴ったのだ。

「必死になって身につけている2番打者としての技術をおざなりにするんじゃない。(略)いま好き勝手にバットを振り回していたら、これまでやってきたことがすべて無駄になってしまうんだぞ。そのあげく、せいぜい控えの守備要員で終わってもいいのか」
仁村の拳にはそういう教えがこもっていたと井端は思ったという。

果たして、WBC初戦・ブラジル戦で井端が見せた、ライト前への同点タイムリー。
このヒットを日本中で一番喜んだのは、仁村だったに違いない。


【井端を育てた2人の師:落合博満】
「今日は井端のサードゴロが一番の収穫といえば、収穫だな。意味? ああ、君たちはわからなくて結構」
マスコミ泣かせで有名だった落合博満・前中日監督。記者を煙に巻く様々な発言を残しているが、その最たる例が上記のコメントになる。

2004年の監督就任後、落合は井端に「おれが右打ちしろというサインを出さない限り、右打ちはするな。チャンスのときは4番になったつもりでいけ」という指示を送る。
当時井端はキャリア7年目。既に実績を残していたからこそ右打ちの癖がなかなか抜けなかった。そして右方向へ打球を放つと、それがヒットであってもアウトであってもベンチに戻るたび、「なんであっちに打ったんだ?」と監督から問いつめられたという。
そんな試行錯誤を繰り返す中、サードゴロで凡退した井端に向けられたのが上述したコメント。右打ちを意識するあまりインコースでも右方向へ打っていた井端が、ようやく左方向に打つことができた「サードゴロ」だったからだ。
落合監督の真意について、井端自身が次のように述べている。
「右打ちしなければならない条件のある場面では、そういう2番の仕事をしなければいけない。でも、それ以外の場面だったら、左へ引っ張ったほうがいいこともある。チャンスも膨らむし、点も入る」
「それまでは右へ打たなきゃという意識が強過ぎたあまり、インコースの球でも右方向へ打とうとしていました。そういう癖がまだなかなか抜けないでいた時期に、あの打席ではセカンドゴロではなくサードゴロを打つことができた。(略)落合さんに教えられた打撃ができるようになっていたわけですね。こういうことを続けて行けば、自分もチームも、次の段階へ進んでいける」

こうして2番打者として一皮むけた井端が、台湾戦9回ツーアウトから放った左中間への同点タイムリー。落合氏の不敵な笑みが浮かぶようだ。


【受け継がれる「2番」の系譜】
「いろんなものが若い人に受け継がれて、その時代にふさわし2番打者像をつくっていくということでしょう。ぼくも現役のころにはいろんな選手にいろんな話を聞かされましたから」
バントの名人にして、現在は巨人の一軍ヘッドコーチとして新たな2番打者を育てようとする川相昌弘の言葉だ。

本書では井端の他にも上述した川相、臨機応変に攻撃を組み立てた新井宏昌(元近鉄)、日米で2番を務めた田口壮(元オリックス)、強打の2番として恐れられた豊田泰光(元西鉄)など、歴史に名を馳せた「ザ・2番打者」が次々に登場する。さらには田中浩康(ヤクルト)、本多雄一(ソフトバンク)、栗山巧(西武)など、現代のプロ野球で活躍する多様な「2番打者」たちも、こだわりや極意を明らかにしていく。
読んでいて面白いのが、それぞれに影響を受けた先達(もしくはライバル)の「2番打者」がいて、それが数珠つなぎのように繋がっていくことだ。

井端を育てた仁村。そんな仁村と「2番を打つ者同士の読み合いと攻防」を繰り返し、巨人の2番として一時代を築いた川相は、後に中日に移籍して井端にも影響を与えていく。
同様に、球界屈指の2番打者となった井端の元には、ヤクルトの田中浩康が「どうすれば(井端のように)打てるのか右打ちのコツを教えて欲しい」と、チームの垣根を越えて訪ねてくる。

著者・赤坂英一は本書の最後で、様々な2番打者へのインタビューを通して感じたことを次のように語る。
《2番の仕事は多岐に渡り、応用範囲が広く、思ってもみない作戦を可能にする。取材を重ねるにつれ、野球とはこれほど面白く、奥が深いスポーツなのだという思いを新たにした》
そして、この「2番打者の多様性」こそが、日本野球にしかないストロングポイントであるだろう。
日本代表には井端以外にも本多雄一や松井稼頭央(楽天)など、2番打者の資質を持つバッターが揃っている。そして井端自身は、今のプロ野球界で最も「2番打者」としての優れた素質を持つ者として、同じく日本代表の鳥谷敬(阪神)を挙げる。
「鳥谷くんは左バッターで、アウトコースの難しい球を拾えるテクニックがある。バットに当ててから押し込んで、逆方向に強い打球を飛ばせるでしょう。彼なら最強の2番打者になりますよ」

「2番打者」の活躍、それこそが、日本優勝のキーワードなのだ。

(オグマナオト)





「なんJプライド」という2ちゃんねるスポーツ分野抜粋サイト(らしい)から転載。
WBC生放送中の桑田解説者の問題発言(面白いけどね)で打順を組んでみました、という趣旨だろう。
しかし、桑田は現役を辞めてから人が変わったように思ったことをズバズバ言うようになったな。日本人離れしている、と言っていいほどだ。しかし、人間、そうあるべきであり、「空気を読んで行動する」ほど下劣な生き方は無い。男は、思った通りに発言し、行動するべきである。それを男らしい男と言うのである。

しかし、阿部の「ドームラン」には笑った。まあ、落合だって、ロッテの狭い本拠地球場でのホームランの打ち方を知っていたから、全盛時のあの物凄い成績があるのであり、他の選手(巨人も他チームも)はそれができないのだから、これはべつに阿部の恥になる話ではない。



(以下引用)


241: 風吹けば名無し 2013/03/12 22:52:06 ID:vlO+FIGM

1 中 アウトロー大好きなんです
2 二 本多くんを早く使って欲しいですねえ
3 遊 井端くんは2番じゃダメなんですかねえ
4 一 阿部くんは東京ドームでのホームランの打ち方をわかってますねえ。ドームランというやつですね
5 左 ピンチで投げたいというのは、自分でピンチを作るということでしょうかねえ
6 三 相川君がマスクを被る最初のイニング失点するというデータがありましてねえ
7 右 流石相川君、良く考えてる
8 捕 (澤村は)リードのしようがないですよ
9 投 150kmのストレートなんていらないんですよ




「蔵建て男」さんの「迷スカウトニュース」から転載。
大嶋匠が日ハムに指名された時、面白い指名だと記事を書いたが、残念ながら1年目から大活躍とはいかなかったようである。特に、売り物の打撃が二軍でさえこの程度の数字で終わったのは残念だ。ソフトボールとは違って、野球の球筋は多様性があり、対応に苦しんだのだろうか。もちろん、ソフトボールの球が速いとは言っても、選手の質や層が野球とは段違いに低い、ということもあるのだろう。しかし、蔵さんも言うように、高校野球の経験すら無い人間が、高卒プロ並みの成績を残したと考えれば、これは凄いことなのかもしれない。後は、これが今後どこまで伸びるかであるが、本人が粘り強く精進できる性格であることを祈りたい。



(以下引用)



2012年 ルーキー回顧72! 大嶋 匠(早稲田大学ソフトボール部)捕手」  状況説明

大嶋 匠(22歳・日ハム7位)捕手 (早稲田大学ソフトボール部)

蔵の入団前評価:未確認

ソフトボール界出身の異色の経歴を持つスラッガー。ただソフトボール界でも名の知れた選手だっただけに、その打席での雰囲気・ボールを捉えた時の飛距離には目を見張るものがあった。こういった選手が、どのような成績を残すのかは、私のみならず多くの人の関心事だったのではないのだろうか。

その大嶋の一年目は、1軍出場は無し。ファームでは、60試合 3本 13打点 1盗塁(0失敗) 打率.199厘 という数字だった。硬式野球の経験が全くない選手が、プロの球を2割近く打ったことを評価すべきか。いや少なくても本人は、こんな数字で満足しているはずもありません。

この選手、まともに捉えれば飛んで行くのは間違いありません。ただやはり今までと違う球筋、配球・変化など環境の違いがあまりにありすぎて、前例のない選手なんで評価には困ります。163打席でホームラン3本ということは、プロの規定打席である446打席に換算すると、1シーズン 8.2本計算になります。そう考えると、もう少しボールが上がる確率を高めたいところ。打率.199厘は、高卒ルーキーの目安が打率2割ですから、それとほぼ同じような数字。捕手としては、17試合に出場。相当キャッチング等苦労していると訊いていますが、失策自体はなかったようです。

問題は、2年目以降の伸び方でしょうね。この経験を糧に、どうやって積み上げて行けるのか。その辺は、人間的にも買えるものがあるので期待したいところ。いろいろ考えると、及第点は与えられる一年目だったのではないのでしょうか。

蔵の印象:△ (数字的には物足りないが、今後に期待)






横浜の野手が充実してきたことは以前に書いたが、投手陣も三嶋や神内が使えそうで、なかなか今年の横浜は楽しめそうである。できれば三嶋・神内は先発ローテーションに入ってもらいたいのだが、先発して5回以上を投げきれるスタミナと投球術があるかどうかが問題だ。やはり、ソトあたりが先発候補になるのだろうか。
残る問題は、捕手の弱さで、できれば今からでもいいから、楽天の伊志嶺あたりをトレードで獲得し、補強しておいてほしいものである。楽天は、捕手だけは、島、岡島と揃っており、伊志嶺の出番は無いだろう。このまま埋没させるのは惜しい素材だと思う。高城が一本立ちするまでのつなぎとして、伊志嶺の方が横浜の他の捕手よりは期待できるように私には思われる。
しかし、横浜は、育てた捕手を惜しげもなく外に出して、自分は捕手不足で苦しむという、妙なチームである。高城も、使えるようになったら外に出て行くのではないか。それもこれも、自軍の選手を大事にしないという球団体質によるものだ。まあ、それも今後は変わる可能性もあるような気がする。

一つの案だが、横浜は先発でも三回まで投げればいい、という戦法で行くのもいいかもしれない。つまりオールスター戦システムだ。勝利投手の権利など無視すればいい、ということであり、勝ち星の数も年俸計算の際にはあまり評価しない、ということだ。その代わり、防御率重視で評価すればいい。
横浜は二人ほどを除いて中継ぎ、抑えタイプの投手しかいないのだから、こういう戦法もあり、だと思う。
その代り、右打者だから右投手、左打者だから左投手というワンパターンの戦法はやめることである。登板したら、最低でも1イニングは投げる、ということにしないと、ブルペンでの調整投球の投げ過ぎだけで投手が潰れることになる。右対右とか、左対左が無意味であることは、多くの大打者や好打者が指摘していることである。(1イニングを待たずに強制降板させるのは、マウンドでストライクが入らない、という症状の場合だけでいい)



(以下引用)



DeNA 三嶋 クリーンアップ連続三振で先発ローテ入りアピール


オープン戦 DeNA2―0オリックス (2月23日 宜野湾)


 DeNAはドラフト2位の新人三嶋(法大)が3回1安打3三振無失点で、先発ローテ入りをアピールした。

 初回に味方の失策などでピンチを背負ったが、3番坂口、4番T―岡田を連続三振に。走者を許しても簡単に崩れない粘りの投球に中畑監督の評価も高い。

 このルーキーの好投に引っ張られるように、2番手の神内から最後を締めた佐藤までの4投手が6回2安打無四球投球。梶谷の本塁打による2点を守り抜いた。

 最下位脱出へ投手陣の奮起が最大のカギとなる。 【試合結果】
.


[ 2013年2月23日 17:10 ]



忍者ブログ [PR]