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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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以前に私のこのブログで済美の安楽投手を「大男、総身に知恵が回りかね」だ、と書いたことがあるが、今夏の甲子園ではまさしくその通りの安楽であった。だが、彼は考えを変えて、球速にはこだわらないことにしたようだ。これは大きな進歩である。以前のブログでも、彼はその気になれば見事なコントロールピッチャーにもなれると書いたのだが、彼が潜在的なスピードボール能力を持ちながら、制球力と投球コンビネーションが進歩したなら、無敵の投手にもなれるだろう。楽天の田中が、まさにその道を驀進しているのである。安楽はその後継者になれる。
なお、ユーチューブで、元巨人(あるいは横浜もか)の駒田(引退直後か)が200キロのスピードボールをヒットにする動画があるから、御覧になると良い。私が常々言う、ただ速いだけの球なら、プロならすぐに慣れて打つ、という言葉が真実だと分かるだろう。たしか、その動画では、250キロのボールにもバットを当てることまではできたはずだ。駒田程度で(失礼!)そうなのである。況や、一流打者に於いてをや。



(以下引用)






済美・安楽が脱速球宣言「通用しない」

日刊スポーツ 8月25日(日)21時32分配信





済美・安楽が脱速球宣言「通用しない」

室内のブルペンでピッチングする安楽、右は西谷監督(撮影・加藤哉)

<IBAF18Uワールドカップ日本代表合宿2日目>◇25日◇パナソニックベースボールスタジアム

桐光・松井が日本代表の「エース」だ

 済美の安楽智大投手(2年)が、大阪桐蔭・森、桐光学園・松井と共に記者会見に出席。「日本には日本の野球がある。スピードは通用しないと思うので、変化球やコントロールで勝負したい」と抱負を述べた。

 午後からの練習ではブルペンに入り30球の投球練習を行った。途中、西谷浩一監督(43)からスライダーの握りについて助言を受け、「指の位置を少しずらして、腕をしっかり振るようにしました」。

 国際大会でのテーマに挙げた変化球の練習に励んだ。







(再掲載)2013年4月2日記事



安楽再評価
前回の記事では安楽投手に辛(から)い評価をしたが、今日の試合を見て、考えが変わった。彼は良い投手になれる素材である。
というのは、今日の試合では145キロを超える球は一球も無かったが、死四球がゼロで、しかも、ほとんどすべての打者に対して、ストライク先行の見事な投球をしたからだ。そのため、二本の本塁打を浴びたが、投手としての試合運び自体はまったく危なげないものだった。つまり、「王道投球」であった。
その原因は、連投による疲労の懸念からの「ストライク先行」「コントロール重視」であったと思われるが、それが期せずして、彼の最高に優れた部分を引きだしたわけだ。
それは、力みのない、いや、力を抑えた投球での制球力の良さである。
解説者も言っていたが、投球後も顔が捕手に向いたままという、実に安定感のある投球フォームであった。
ストライクを先行させることは、当然、一発を浴びる可能性もあるわけで、(打者は、早くからストライクが来ると知っていれば、それに対応しやすい)今日の試合で二本の本塁打を浴びた原因はそれだろう。だが、これはまったく気にする必要は無いことである。ホームランなど「出会い頭の事故」である。大事なのは「試合を作る」ことであり、死四球ほど試合を壊すものはない。
安楽の150キロの速球はまったく評価しない私だが、彼の今日の無死四球試合は、絶賛したい。
なお、彼は抜群の体力の持ち主と思われ、藤浪や大谷を超える、安定感のあるローテーションピッチャーになれるだろう。(大谷は、投手としてはまったく未完成だろうと私は推測している。藤浪も、制球力に関してはまだまだ、という感じだ。)



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