ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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「スポニチ」電子版から、高代延博による、甲子園「カット打法」事件についての論評である。
お言葉通り、という感じであり、この事件は審判の不手際だと結論できるだろう。どこからがバントで、どこからがスイングかの基準を示さないで、ただ「カット打法だから次からはアウトにするぞ」では、打者への脅迫である。問題は不正と判定されるカット打法とは、「完全にスイングしていない」ものだ、という基準が周知されていないことだろう。つまり、「カット打法」には許容されるものとされないものがあるからややこしく、問題を起こすのである。確かに、スイングし切らないカット打法ならば「スリーバント失敗」でアウト、と判定されても仕方がない。それに、不正プレーは、その現場で、根拠を示して指示しないと、プレーヤーには何が悪いのか、どうすればいいのか分からないだろう。要するに、下に書かれた通りである。すべて、審判の不手際。
(以下引用)
【野球のツボ】花巻東のカット打法 その場で指摘してほしかった
準々決勝の鳴門戦、カット打法で粘りをみせた花巻東の千葉
準々決勝の鳴門戦、カット打法で粘りをみせた花巻東の千葉
Photo By スポニチ
花巻東の千葉選手の「カット打法」の是非が、野球ファンの間で話題になっている。私もいくつか取材を受けた。論議のポイントになっているのは、高校野球特別規則17にある「自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルするような、いわゆるカット打法は、そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合がある」という項目の解釈だ。
スポーツニッポンによると、この規則ができたきっかけは、72年の夏の大会。東洋大姫路の前原選手のカット打法だったという。1回戦の習志野戦で初回に前原選手がカットをしたときに、相手の阿部捕手(巨人・阿部の父)が「バントだ」とアピール。2度目のカットのときに、郷司球審が「フォロースルーをするように」と警告を受けたケース後に、規則化されたという。
だが、この規則だけでは、どれが認められるカットで、どれが違反のカットか、基準が明確ではない。そこが、論争の種になっていると感じる。しっかりとスイングした上で、ファウルで粘るのは立派な技術。阪神でプレーした赤星選手も、よく粘り、しつこい選手と相手に嫌がられていた。花巻東の千葉選手の場合も、1、2度「これはバントと指摘されても仕方ないぞ」と思ったプレーもあったが、しっかりとスイングした上でのファウルももちろんあった。
1メートル56という体で、レギュラーを取り、いかに相手にプレッシャーをかけるかで、たどりついたバッティング。彼の努力は認めてあげたい。
だからこそ、本人のためにも、ジャッジはその場で下してほしかった。おかしいときには「今のはバントとする」と基準を明確に本人に示せば、スイングした上で粘るチャンスも残されるし、他のチームにとっても参考になる。予選、そして甲子園での2試合は全く問題視されていなかったのが、準々決勝後に「ルールがあるからご理解ください」と言われても、チームとして対処のしようがない。統一球問題もそうだったが、プレーする選手、指導者が一番困るのは途中で何かされること。指摘するなら、その場でズバリ、そうでなければ大会後に総括の形で「疑われるプレーがあったので、今後、しっかりと適用する」と総括すれば良かったと私は思う。
千葉選手は彦根東戦、済美戦、鳴門戦の3試合で33本ファウルで粘った。そのすべてまで否定する必要はなかったと思う。これならOKという許容範囲は、今後の高校野球のためにもはっきりさせてほしかった。(前WBC日本代表コーチ)
◆高代 延博(たかしろ・のぶひろ)1954年5月27日生まれ、58歳。奈良県出身。智弁学園-法大-東芝-日本ハム-広島。引退後は広島、日本ハム、ロッテ、中日、韓国ハンファ、オリックスでコーチ。WBCでは09年、13年と2大会連続でコーチを務めた。
◇お知らせ 高代氏がWBCの内幕を明かし、球界への提言をまとめた「WBC侍ジャパンの死角」(定価1400円)が角川書店から好評発売中です。
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[ 2013年8月22日 18:00 ]
お言葉通り、という感じであり、この事件は審判の不手際だと結論できるだろう。どこからがバントで、どこからがスイングかの基準を示さないで、ただ「カット打法だから次からはアウトにするぞ」では、打者への脅迫である。問題は不正と判定されるカット打法とは、「完全にスイングしていない」ものだ、という基準が周知されていないことだろう。つまり、「カット打法」には許容されるものとされないものがあるからややこしく、問題を起こすのである。確かに、スイングし切らないカット打法ならば「スリーバント失敗」でアウト、と判定されても仕方がない。それに、不正プレーは、その現場で、根拠を示して指示しないと、プレーヤーには何が悪いのか、どうすればいいのか分からないだろう。要するに、下に書かれた通りである。すべて、審判の不手際。
(以下引用)
【野球のツボ】花巻東のカット打法 その場で指摘してほしかった
準々決勝の鳴門戦、カット打法で粘りをみせた花巻東の千葉
準々決勝の鳴門戦、カット打法で粘りをみせた花巻東の千葉
Photo By スポニチ
花巻東の千葉選手の「カット打法」の是非が、野球ファンの間で話題になっている。私もいくつか取材を受けた。論議のポイントになっているのは、高校野球特別規則17にある「自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルするような、いわゆるカット打法は、そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合がある」という項目の解釈だ。
スポーツニッポンによると、この規則ができたきっかけは、72年の夏の大会。東洋大姫路の前原選手のカット打法だったという。1回戦の習志野戦で初回に前原選手がカットをしたときに、相手の阿部捕手(巨人・阿部の父)が「バントだ」とアピール。2度目のカットのときに、郷司球審が「フォロースルーをするように」と警告を受けたケース後に、規則化されたという。
だが、この規則だけでは、どれが認められるカットで、どれが違反のカットか、基準が明確ではない。そこが、論争の種になっていると感じる。しっかりとスイングした上で、ファウルで粘るのは立派な技術。阪神でプレーした赤星選手も、よく粘り、しつこい選手と相手に嫌がられていた。花巻東の千葉選手の場合も、1、2度「これはバントと指摘されても仕方ないぞ」と思ったプレーもあったが、しっかりとスイングした上でのファウルももちろんあった。
1メートル56という体で、レギュラーを取り、いかに相手にプレッシャーをかけるかで、たどりついたバッティング。彼の努力は認めてあげたい。
だからこそ、本人のためにも、ジャッジはその場で下してほしかった。おかしいときには「今のはバントとする」と基準を明確に本人に示せば、スイングした上で粘るチャンスも残されるし、他のチームにとっても参考になる。予選、そして甲子園での2試合は全く問題視されていなかったのが、準々決勝後に「ルールがあるからご理解ください」と言われても、チームとして対処のしようがない。統一球問題もそうだったが、プレーする選手、指導者が一番困るのは途中で何かされること。指摘するなら、その場でズバリ、そうでなければ大会後に総括の形で「疑われるプレーがあったので、今後、しっかりと適用する」と総括すれば良かったと私は思う。
千葉選手は彦根東戦、済美戦、鳴門戦の3試合で33本ファウルで粘った。そのすべてまで否定する必要はなかったと思う。これならOKという許容範囲は、今後の高校野球のためにもはっきりさせてほしかった。(前WBC日本代表コーチ)
◆高代 延博(たかしろ・のぶひろ)1954年5月27日生まれ、58歳。奈良県出身。智弁学園-法大-東芝-日本ハム-広島。引退後は広島、日本ハム、ロッテ、中日、韓国ハンファ、オリックスでコーチ。WBCでは09年、13年と2大会連続でコーチを務めた。
◇お知らせ 高代氏がWBCの内幕を明かし、球界への提言をまとめた「WBC侍ジャパンの死角」(定価1400円)が角川書店から好評発売中です。
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[ 2013年8月22日 18:00 ]
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