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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「In deep」の過去記事から転載。
これを読むと二度とファストフードに行けなくなるかもしれないので、神経質な人は読まないほうがいい。
私は親切だから、本記事に行く前に50行ほどスペースをあけておく。
まあ、これはアメリカの話らしいから、日本は別かもしれないしね。って、世界的ファストフードは同一ノウハウでやっているのかな?


















(以下引用) 心の準備はいいかい? 後20行ほどで出るよ。















[アメリカの日常食]チキン加工製品ができるまで


(訳者注) これはアメリカ人が書いているアメリカの話です。日本のチキンナゲットの事情はわかりません。オリジナル記事が投稿されたのは1週間くらい前ですが、すでに 17000 以上のコメントで溢れかえっています。




Say hello to mechanically separated chicken
Early Onset of Night (ブログ) 2010.09.28

機械でグチャグチャにされたニワトリくんにオハヨウって言おうよ

tumblr_l9hc319GNU1qar86bo1_500.jpg


上の写真の何だか気持ち悪いものが何かおわかりかな?

実は、これがファーストフードで出されるチキンなのであります。チキン・ナゲットだとかパテとかファーストフードでの「チキンもの」の全部ね。ファーストフードじゃなくても、スーパーなんかで売られている加工済みの冷凍チキンもこれ。

説明いたしますね。

まず、基本的に、鶏は、骨も目も内臓も全部一緒にグチャッと丸ごと潰されて、漉し器で漉されてグチャッとクリーミーな状態にされるわけ。

これだけじゃないんだよね。

この状態だと、バクテリアがいっぱいいるんで、それをアンモニアで洗って、アンモニアに漬けとくわけ。本当だよ。

でも、これだとアンモニアの味っていうか、気持ち悪い味とか匂いがするんで、もう一度、今度は人工的に味付けするのよ。

それをやると、今度は色が気持ち悪いピンクになっちゃうんで、今度は人工的に色をつけていくわけ。

これで、ついにみんなが「おいしい」って言ってくれるチキンのできあがり!

アメリカって最高だよね。

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最近は「In deep」の過去ログをずっと読んでいるので、引用もそこからのものがどうしても多くなる。
本当は、「さよなら絶望先生」の最終回についても書きたいのだが、まだよく印象が整理されていないので、後廻しである。しかし、最後のページは美しかった。花嫁&天使姿の可符香の絵で終わるとはね。
この最終シリーズのせいで、今後死後の臓器提供を申し出る人間が増えるかもしれない。いや、これは本気。他人の体の中で生き続けるのも悪くないかもしれない。まあ、親になれば子供に自分のDNAを残すことはできるが、独身で一生を終るなら、臓器提供で他人の体の中に生きるのも悪くはない。
おっと、「In deep」の方の話がそっちのけだが、これはまあ、読めば分かるからいい。この、四畳半でちゃぶ台をはさんで語り合う宇宙人というシュールな光景は有名だが、こういうのを思いつく人間の頭は尊敬に値するね。


(以下引用)

このウルトラセブンで、子ども心にも強く印象に残っているのが、メトロン星人という宇宙人が出るくだりで、この話には「四畳半のアパートの一室で、ウルトラセブン(モロボシダン)とメトロン星人がちゃぶ台を挟んで向かい合い、"お互いの目的"について語る」という形而上的なシーンがあります。埴谷雄高さんの「死霊」の「屋根裏部屋」という章のような世界です。

metron-1.jpg

▲そのシーン。外は隅田川(神田川かな)沿いの夕焼け。

今のインターネットは何でもあるもので、こちらのページに、このエピソードのストーリーと台詞が載っていました。メトロン星人は地球の人間の頭脳を改変しようとしています。

(1967年11月 ウルトラセブン第8話 「狙われた街」より)

モロボシダン 「君たちの計画は全て暴露された。おとなしく降伏しろ」

メトロン星人 「ハッハッハ、我々の実験は十分成功したのさ」

モロボシダン 「実験…?」

メトロン星人 「そうだ! 赤い結晶体が人類の頭脳を狂わせるのに、十分効力があることが分かったんだ。教えてやろう。我々は人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きていることに目をつけたのだ。地球を壊滅させるのに暴力をふるう必要はない。人間同士の信頼感をなくせばよい。人間たちは互いに敵視し傷つけあい、やがて自滅していく。どうだ、いい考えだろう」


ちゃぶ台で向かい合ったヒーローとエイリアンの間でこのやりとりが続くのです。
しかし、今の地球を見ていると、このメトロン星人の計画は成功したのかもしれないですね(苦笑)。


ちなみに、ウルトラセブンでは最後にナレーションが入りますが、この物語のラストのナレーションが、当時のこどもたちに、さらにショックを植えつけました。そのナレーションはこれです。


「ご安心ください。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。え? なぜですって? われわれ人類は今、宇宙人に狙われる程、お互いを信頼してはいません」



(;゚д゚)・・・ ←このナレーションにアセりまくる幼稚園時代の私。


まあ、なんかムチャクチャ話が脱線してしまいましたが、私たちの一部は、このような年齢まで宇宙関係やエイリアン関係の話に興味を持ち続けられた大きな要因のひとつが、「かつての日本の科学空想ドラマがあまりにも素晴らしかった」ということはあります。あの世界がフィクションだとわかってはいても、むしろ心の真実はそちらに近いという思いがずっとあったのかもしれません。


最近「In deep」というブログにはまっていて、その過去ログを読んでいるが、他人に紹介したくなるような記事が多い。
その一つを転載する。
いかにも「あるよなあ、ある、ある」という感じである。中学校時代というのは、こういう理不尽なことがありがちだし、こういうように「空気」ですべてが決まるというのは大人社会も同じである。
しかし、極悪人にされてしまった与謝野晶子にとっては傍迷惑な話だろう。本人はこの世にはいないのだから抗議もできないし。逆に言えば、その場にいない人間をスケープゴートにすることで一座を丸く収める、というのは案外と大人の知恵と言えるかもしれない。


(以下引用)



極悪人・与謝野晶子

ちなみに、与謝野晶子といえば思い出すのが、中学生の時の話です。

クラスの女の子が私に本か何かを見せて、「このよしゃの・・・あきこってさ」のようなことを言ったので、なにげなく、私が「あ、それ、よさのって読むみたいだよ」と言いました。


すると、彼女はしばらく黙った後に涙を流し始めたのです。

私 「え・・・?」
彼女「ひどい・・・。私がちゃんと読めないからって・・・」
私 「いや、あの・・・」

周囲にいた生徒たちが「お?」と気づき、寄ってきます。

周囲「なんか、オカが女の子泣かしてるぞ」
私 「な・・・。違うって」
周囲「ひ ・ ど ・ い!  ひ ・ ど ・ い!」

シュプレヒコールが鳴り響く中でその事情を話すと、その周囲の中の一人が、

「それはやっぱりオカが悪い」

ということになりました。

すなわち、与謝野の「謝」は、どうやったって「しゃ」にしか読めないから、○○ちゃん(女の子)が正しいと。

それを聞いて私が、「オレだけが悪いんじゃない。そんな名前がついているほうも悪い」と言うと周囲も納得し、結局、「この世の中で最も悪い人間は与謝野晶子だ」ということで決着したことで、彼女も泣くのをやめて、みんなで、「よかったよかった」ということになりました(どんな話だよ)。

「医療人材 NET」とかいうサイトの記事である。
こんなことは、酒を飲み始めた最初の頃から経験的に知っていた。
つまり、二日酔いには
1 甘い飲み物を飲む
2 トマトジュースを飲む
の二つが効くということだ。
それより先にするべきことは
1 トイレに行って大小便を出し、体内のアルコールを排出する
2 風呂に入って酒の匂いを消す
3 歯を磨いて口中の酒の匂いを消す
の三つだ。
二日酔いの気分の悪さは、体内に残留するアルコール分と、体の外の酒の匂いに原因の大半がある。
甘い飲み物を飲むのは、アルコールが体内でホルムアルデヒドに変化して、体内の糖分が減少するので、それを補うためとか何とかいった理由がちゃんとあるようだが、トマトジュースの場合は二日酔いに効く理由は知らない。下記記事でも科学的説明は省略されている。だが、効果があることだけは確かだ。ただし、日本製のトマトジュースは不味いので、カゴメよりはV8の野菜ジュースをお勧めする。
ついでながら、ブラッディ・マリーはべつに二日酔いにならないとは思わない。トマトジュースがカクテルに合うとも思わない。むしろ二つを合わせると、酒の味がしなくなるだろう。


(以下引用)

トマトジュースで「アルコール血中濃度が低下」 アサヒグループ、カゴメの共同研究で明らかに

[ 2012/06/05 ]

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アサヒグループ(兵庫県神戸市)とカゴメ(愛知県名古屋市)が、5月25日に発表したところによると、飲酒時にトマトを一緒にとることで、血中アルコール濃度が低下することが明らかになった。(参照:日本人の42%が不眠に悩み。キューライフ調査結果を発表

この内容は両社がヒトに対して行った試験により、分かった事で、研究結果は、5月18日~20日までの日程で宮城県において行われた第66回日本栄養・食糧学会大会で報告された。

発表によると、ヒトがトマトジュースとアルコールを同時摂取すると、トマトジュースなしのケースと比べ、血中のアルコール濃度や体内の貯留量が平均で約3割も減少し、体内からアルコールが消失するまでにかかる時間も50分短くなることが確認されたという。また、そのメカニズムは動物実験で確認されており、トマトの摂取がアルコールの代謝に関わる酵素を活性化させることが明らかになったという。

さて、今夜はいつものバーでブラッディ・マリーをチョイスされてはいかが?

横浜スタジアムの球場使用料が馬鹿高いことは有名だが、それで得た金を穴のあいたバケツのように散財しているのでは、横浜DeNAも納得できないだろう。球場使用料をもっと下げろ、と言うべきだ。


(以下引用)

DeNA本拠地「横浜スタジアム」が12億円損失? 横浜市が出した最後通牒

週刊朝日 5月23日(水)7時9分配信

 最下位に沈んだまま絶不調にあえぐ横浜DeNAベイスターズだが、その本拠地「横浜スタジアム」(横浜市中区)を巡って、"場外乱閲"が勃発している。

 管理・運営する株式会社横浜スタジアムの筆頭株主の一つである横浜市が、「危険な資金運用を続けている」としてスタジアム側に情報開示を求め、5月末までに開示しなければ法的措置まで考える、という「最後通牒」を突きつけたのだ。

 発端は、欧州金融危機を受けて市が行った外郭団体などの投資有価証券の状況調査だった。その際、スタジアムが「仕組み債」と呼ばれるハイリスクの金融派生商品(デリバティブ)を複雑に組み合わせた、ほとんどバクチに近い金融商品を大量に保有していることが発覚した。

 すでに約12億円の評価損を抱えており、さらなる巨額損失も懸念されている。

 スタジアム側は一切情報を公開していないが、本誌が独自に入手した資料によると、ざっと100億円にのぼる投資有価証券のうち、市発行の債券は15億円。この市債などを除いた残り60億~70億円は仕組み債の可能性が高いとされる。

 スタジアム側はこれまで市に対して、

「保有期間は20~30年。満期の際の元本は保証されている。問題ない」

 と説明しているが、そんなに長期の債券投資商品の元本が保証されるはずがないのは金融界の常識だ。

 塩漬けにしておいても、世界経済の先行きを考えれば、評価損がカバーされる可能性は低いとの見方が大勢だ。しかも、やっかいなことに、仕組み債は、満期前に解約すると、違約金を払わなければならないケースがほとんどだという。

 仕組み債に詳しい新保恵志・東海大学教授は言う。

「違約金の額はひどい時には元本の2割から3割、極端なものでは元本の5割というのもあります。一般の会社では、こんな運用はありえない」

 本誌は鶴岡氏に何度も接触を試みたが、「社長の判断として市への回答を先にしたい」(同社広報担当者)というのみだった。

※週刊朝日 2012年6月1日

今日の午後のNHKFMラジオで昭和の名曲特集をやっていたが、昔はロクに歌詞を知らないままで聞いていた曲も、改めて聞くとなかなか深い内容だったのだなあ、と気が付く。
たとえば、「神田川」であるが、なぜ

「若かったあの頃、何も怖くなかった。ただあなたの優しさが、怖かった」

のだろうか。 
それは、実は、その前の部分にヒントがある。
いいですか、

「二人で行った、横丁の風呂屋。一緒に出ようと言ったのに、
いつも私が待たされた。
洗い髪が芯まで冷えて、
冷たいねって(あなたが)言ったのよ」 *(あなたが)は私の補足。


さて、何かおかしいと思わないだろうか。普通、男と女の風呂にかかる時間は、圧倒的に女が長い。ならば、男で女より長い時間をかけて風呂に入るというのは、「女を待たせても平気な」人間なのである。
つまり、この男の「優しさ」は、ただのポーズであり、どんな女が相手でも見せる、見せかけの優しさなのである。
女は、それを薄々感づいている。だから
「ただ、あなたの優しさが怖かった」のである。いつか自分がこの男に捨てられることを予感しているからだ。
そうすると、この一見青春のはかない詩情に溢れた歌は、
男と女の間では、愛した方が負けである、という残酷なテーゼを歌った虚無的な歌だったわけだ。
この、男と女の政治学の面から考えれば、この男が「24色のクレパス」で描く女の似顔絵が、いつもいい加減であったのも、理解ができるだろう。




見れば分かる通り、「小田嶋隆ツィッター」からの転載である。
頭のいい人間、良識のある人間、目の見える人間は同じように感じるものらしい。(笑。これは私と異なる考えを持つ人間への無根拠な悪口である。)
私が星野仙一の悪口を書いてすぐに、小田嶋氏もこういうことを書いているのが面白い。シンクロニシティという奴か。まあ、星野が自分の正体を世間にばらすようなドジ発言をした直後だから、この現象は実はべつに珍しくもなんともないのだが。
これで星野の虚像も少しは訂正されるだろう。


(以下引用)



小田嶋 隆小田嶋 隆@tako_ashi

ああ、それもあった。ドブの中で前のめりに死んでほしい若手ナンバーワンですね。 QT 俺なら橋下を理想の上司に挙げてる奴をクビにしたいw RT クビにしたい若手社員は、星野仙一の部下になりたいと思ってる連中です。

 

クビにしたい若手社員は、星野仙一の部下になりたいと思ってる連中です。

 

あの「理想の上司」は、毎年ウソくさい。星野仙一とか。理想の敵方の監督でしょうが。 QT 大賛成。ついでに「理想の上司」とやらを新入社員らに聞く、あの何も意味もなさない調査もやめた方がいいですね。

こういうブログにあまり有名サイトから引用しても意味がない、というのはその記事をとっくに知っている人が多いだろうからだが、「虚構新聞」はどうなのだろう。私としては「bogusnews」のほうが冗談の質が高かったと思うのだが、あちらは開店休業だし、最近ではこちらの方が世間的認知度も高いのかもしれない。しかし、最初から「虚構」をタイトルに入れるのもどうなのかなあ。弱腰というか、逃げ腰というか。
だが、下の記事は私の大嫌いなスカイツリーが一日で解体されることになったという嬉しいニュースなので、転載して拡散を願うことにしよう。全体としては信頼できる記事だと思うが、しかし、開業1日でモトを取ったというのは信じ難い。根拠となる資料をぜひ示してもらいたい。そうでないと片山さつきに訴えるぞ。


(以下引用)


 
 「ありがとう、スカイツリー」 一日限りの夢舞台、解体始まるこれは嘘ニュースです

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 22日に開業した東京スカイツリー(東京都墨田区、高さ634メートル)の解体式が23日早朝から行われ、総事業費650億円をかけた一日限りの夢舞台に幕を閉じた。今後は13年2月をめどに解体工事を完了し、翌14年1月から、同じく高さ634メートルの「東京スカイツリー2(仮称)」の建設に取り掛かる。

 4年の歳月をかけて完成した東京スカイツリーは、当初、地上デジタル放送などの電波を発信することを目的に建設されていたが、すでに稼働中の東京タワー(東京都港区、高さ333メートル)からでも、支障なく電波を発信できることが建設2年目で発覚。その後、無駄な電波設備を省いたほうがスカイツリーの建設費を2割程度圧縮できることが分かったため、建設目的を「電波塔」から「娯楽施設」に変更した。

 娯楽施設としての東京スカイツリー建設にかかった総事業費は約650億円だが、「東京ソラマチ」など新規にオープンした周辺施設からの事業収入やテナント料、関連グッズから得られるライセンス料など、経済効果はすでに2000億円を越えており、開業1日目で採算が取れたことになる。

 スカイツリーの運営会社である株式会社東京スカイツリー634では、目新しさを前面に押し出した「スカイツリー特需」を維持するためには、今後も永続的に解体と建設を繰り返す「スクラップ・アンド・ビルド」方式(【用語解説】参照)を採用することが最良と判断。開業翌日となる23日からさっそくタワーの解体作業に着手した。解体が終わり次第、再び同じ場所に今度は「東京スカイツリー2(仮称)」を建設する。

 東京スカイツリーに入るため、朝4時から並んでいたという29歳の男性は「今日なら中に入れると思ったのに…」と話し、次々と解体されていくスカイツリーの残骸をぼう然と見つめていた。

【用語解説】:「スクラップ・アンド・ビルド」
 人気のなくなった店舗をいったん閉店し、同じ場所に新店舗を立ち上げることで消費者からの注目を集める手法。うちの近所にある紳士服のはるやまが「完全閉店セール」「新装開店セール」と称してよくやっている。

 写真=解体作業の始まった東京スカイツリー
 
あるツィッター経由で知ったのだが、この角川文庫の表紙はあまりにひどい。本当にこんな表紙で発売されたのなら、作者は自殺したくなるだろう。
あっ、もう自殺していたか。


(以下引用)


太宰 治生誕100周年

「元気で行こう。絶望するな。では、失敬。  ――太宰 治」

太宰治×梅 佳代×祖父江 慎 最強コラボカバー、ここに誕生!

全10冊、新装カバーで登場します!

晩年女生徒走れメロス斜陽人間失格ヴィヨンの妻ろまん燈篭津軽もの思う葦愛と苦悩の手紙
太宰 治(だざい・おさむ)
1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事するもやがて転向、本格的な執筆活動へ。35年(昭和10年)、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。この頃からパビナール中毒に悩む。39年、井伏鱒二の紹介で、石原美知子と結婚。平穏な生活を得て、「富嶽百景」「女生徒」「走れメロス」などの多くの佳作を執筆。戦後、『斜陽』でベストセラー作家となるが、「人間失格」を発表した48年、「グッド・バイ」連載中の6月13日夜半に山崎富栄と玉川上水で入水し、没。生涯で自殺未遂、心中未遂を繰り返し5度目で死に至った太宰の遺体が発見されたのは、奇しくも39歳の誕生日にあたる6月19日であった。
梅 佳代(うめ・かよ)
1981年、石川県生まれ。2002年、日本写真映像専門学校卒。つい見過ごしている日常の中のハッとする瞬間をとらえる写真家。07年木村伊兵衛写真賞を受賞したファースト写真集『うめめ』は増刷を重ねており、国内外で開かれた写真展も大盛況。思わず笑ってしまうのだが、そのあと、不思議な余韻が残る写真ゆえ、彼女の写真の虜になる人があとをたたない。その後、『男子』『うめ版』『じいちゃんさま』などを刊行。東京をはじめ、パリ、ロンドン、タイで展覧会を開催、海外でも高く評価されている。
祖父江 慎(そぶえ・しん)
1959年愛知県生まれ。 愛知県立旭丘高校美術科卒業。多摩美術大学グラフィックデザイン科在学中に(株)工作舎で働きはじめ、そのまま大学中退。85年、上司のデザイナーが全員退社したため、自動的に同社アートディレクター(仮)になる。88年、フリーランスとなる。 90年、事務所名がないことに気づき「コズ フィッシュ」に決める。93年、バブルの勢いにのってそのまま法人化、(有)コズフィッシュになる。 2005年11月、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「祖父江慎+cozfish展」を開催。現在、cozfishの全仕事を一挙に紹介する初の作品集『祖父江慎+cozfish』を製作中(ピエ・ブックス刊、2009年初夏頃に発売予定)
【梅佳代さん×祖父江慎さん の対談】

生誕100年を記念して、太宰治の文庫全10冊が新装版で登場。カバーは、あの梅佳代さんの写真だ。装丁は、写真集『じいちゃんさま』(リトルモア刊)を手掛けた祖父江慎氏。息もぴったりのお二人に、ざっくばらんに話を聞いてみた。
 

太宰って、読んでた?
よよよ。
最初は高校生の時かな、「斜陽」読んで、美しい、かっこいいと思ったの。で、太宰といえばやっぱり「人間失格」かなと思って、次にそれを読んで……。でも、ぼくが学生の頃は、なんだか、太宰読んでるってかっこわるい?って感じでしたね。太宰読んでる=暗いヤツっていうイメージがあって。「そんなん読んでて、自殺すんなよ」なんて言われちゃいそうでさ。なんだか、〈太宰=ださい〉っていうイメージが漂ってたし。なので、カバーをくるんでタイトルが見えないようにして読んでいたの。これ(梅さんカバー)なら、くるまなくていいね。
POPになったから。
ステキに美しいよね!
私も“噂”で「太宰は暗い」って聞いていたんです。実は漫画でしか読んでない。「人間失格」と「斜陽」だったかな。予想以上に暗くてびっくりした。漫画のほうが絵がある分、よけいに「暗い」印象を受けたのかな?想像力があんまり関係なくなるから。そうか、やっぱ、本で読まんと駄目だな(笑)。
実際に読んでみると、思ってたより暗くないんだよ。暗いというより、美しいって感じ。「斜陽」の冒頭で、お母さまが庭のしげみでおしっこするんだけど、その描写にぶっとんだもの。だから最初、編集の方から「カバーは、梅佳代さんでいきます」って言われたときはびっくりしたけど、納得しちゃって。これなら堂々と表紙を隠さないで読めますよ。
でも、「暗い」とか「死にたいのか?」とか思われるっていうイメージがありながら、こんなにもたくさんの人に読まれてるって、すごい。
そうそう、それと思ってたより新しい人だというのにも、ビックリしたな。生誕100年ってことは、いま、生きてたら100歳ってことでしょ。
じいちゃんとあんまりかわらないよ。生きててもおかしくない。
長生きしてれば、まだ書いていたかもね。
実際、100歳に達していたら、どういうものを書いていたんだろね?
ものすごく明るいの書いてたかも。……梅さんは、どのカバーが一番好き?ぼくは『もの思う葦』かな。これ、写真の分解にも力を入れてもらったの。凸版の金子雅一さんという製版のゴッドハンドにお願いしたんだよ。唇の水っぽさとこの目つき、いいよね。この子は、『斜陽』のカバーにも登場してる女の子だよね?おしゃれスカート持って、スポットライトでポーズしてる。
うん。で、その子のお兄ちゃんが、実は『人間失格』の男の子の1人。
えー、兄弟なの?お兄ちゃんと友だち、いい味出してるよね。男子ってやっぱり“失格”しがちなんだよね。
いい失格っぷりを出してるよね。
競って“失格”してるね。この写真は、カメラ向けたとき、勝手に帽子で顔を隠したの?
うん、「写すなよ?」って顔隠しながら、でもポーズはしてるんだよね。帽子からちょっと覗いている子もいるんだけど、その子は顔出したかったんだろね。でも、友達が顔隠してるから、自分も隠さないといけないなって感じ。
それって、連帯感?『女生徒』の写真も顔隠してるけど、隠し方がだいぶ違うよね。
女子は本気で隠してる。男子は隠しながらも、写されるのを喜んでる感じがする。この写真も好き。
『走れメロス』の犬は、かなりのスピードで走ってるに違いないよね?
うん、脚がグルグルになっとる感がすごかった。カツカツカツカツって足音が面白くて。
これ、決定的瞬間だね。前脚が地面についてないし。
うん、必死に走ってる。この写真、上野で撮ったんだけど、上野じゃないみたい。
こういう写真って、ねらって撮れるもんじゃないよね?
うん、たまたま。あ、って気づいて、シュッて構えて撮って、で、カメラが下りるのもシュッて感じで速い。遠くになんだか見えてきて、どんどん近づいてきたんで、面白かったからシャッター押したって感じ。
じゃあ、いつもカメラをぶら下げて事件を捜している「報道写真家」って感じだよね。
うん、「報道写真家」。
何も特別な事件や政治的なシーンを撮ることだけが「報道写真」ってわけじゃないしね。梅佳代さんのは、明るい「報道写真」だ(笑)。……『ろまん燈籠』の子供たちは、小学校4年生くらいかな?でも、これは、最初から並んでいたわけじゃなさそうだね。
うん、階段に1段ずつ並んでもらって撮ったもの。
小学校の上級さんって、男子と女子ってきっちり分かれて並ぶんだね。
言われてみれば、小学校の頃、男子と喋ったらいかんっていう決まりみたいなのがあった。クラスが男子VS女子みたいになっとったから、ほとんど喋ったことがなくて。だから、いま同窓会で会うと、30歳にも近いのに、緊張して話せないんです。
そっかぁ。ぼくの行ってた小学校は、男女かなり仲良かったよ。五年にもなってるのに、男子はスカートめくり、女子はベルト抜き。ぼくは、女子の標的で、数人に押さえつけられてシュパーってベルト抜かれるの。日々、隙を見せられないんだけど、それでも仲良しだったんだ。
私は、村の小学校だから、36人1クラスしかなくて、6年生までずっと一緒だった。男子との対決が起こった時は大変だった。(※『女生徒』の写真の学校です)
『愛と苦悩の手紙』の男の子は、髪の毛や耳に緑の絵の具がついてるね。これって、ぼくが想像するに、絵の具でいたずらしてたら、お母さんに怒られそうになって、あわてて寝たふりしてる……ってところ?
いい感じで深読みしてる(笑)。この子は隣の家の男の子で、寝ていたところに私が訪ねていったから、無理やり起こされたところ。しかも、叔母さんに揺すぶられて、「あ、佳代ちゃん」って、一瞬、目が覚めたところが、うまく写せたって感じ。
半目になってて、白目見えてるし。
人が寝る瞬間ってこういうことなんだって思った。こういう顔になるんだね。
肉体と意識との葛藤があるね。『晩年』は、片手にビール、もう片方に赤ちゃん用のやわらかい煎餅持ってる。
なぜか突然、ビール瓶を持ってやってきたの。
千鳥足でね(笑)。……『津軽』のおばあちゃんは、梅佳代さんのおばあちゃんだよね?どうして部屋の中でほっかぶりしてるの?
冬はすごい寒いから。顔というか、首を温めてるんやよ。ばあちゃんは寒がりなのかな、5枚くらい重ね着してるし。
そして、いよいよ『ヴィヨンの妻』。
これ、私のお気に入りの一枚。最初は帯が掛かっているから、帯を取った時、この写真は衝撃だよね。
タイトルだけから想像すると、このお嫁さんの隣には、きっとヴィヨンが写っていると思うかもね。
なぜかよくわかんないんだけど、この写真、好き。普通に見えるんだけど、普通じゃないのが気に入ってるのかな。写真展で、1畳くらいに引きのばして展示したくらい、何だか惹かれてる。
梅さんは、タテ・ヨコの写真ってどう考えて撮ってるの?
最初はタテが多かったかな。考えて撮っていたからだと思う。でも、咄嗟に撮る時は、ヨコになる。ヨコが一瞬だとすると、タテは2秒くらい考える時間があるんだと思う。それに、報道写真はヨコのほうが収まる。
そうだね、対象物がヨコに動いても捉えられるし。タテに動くものってあまりないからね。
こうして見てくると、写真をヨコ位置で全面に使ってもらえてよかった?。文庫は書店さんでタテ長で置かれるものだって思ってたから、ヨコにしちゃうなんて考えもしなかった。祖父江さん、ありがとうございます!
出版社のOKが出て助かったよ?。トリミングすると報道写真じゃなくなっちゃうしね。かといって小さくすると表情がわからないし。そもそも、なんで本はタテ長なんでしょうね?そういえば、文庫って実はちょうどサービス判くらいの大きさだから、すごく写真らしくてちょうどいい大きさだった。友達にも見せびらかしたくなっちゃうね。写真で盛り上がれるというか、コミュニケーションがとれる、そういう太宰治文庫になったね。
私の写真の世界とは「遠い」作家だと思っていたけど、暗いだけじゃないっていう部分をちゃんとアピールできるという意味で、楽しんでもらえると嬉しいな。うーん、うまく言えないけど、案外、明るさと暗さは隣同士というか、時計の 針でいえば、たとえば、12時と12時1分の短針・長針の位置ということではなく、長針がグルって回って、59分になってるというか、それくらい違いはあるんだけど、隣同士になれるというか……そんなカバーになったのが嬉しい。カバーもたくさんの人に楽しんでもらいたいです!
大人になった眼で、もう一度読んでみたくなるね。太宰さん、ありがとう!


真面目な話ばかりだと世の中つまらないので、時々こういう話があるとホッとする。中日の高木監督など、「瞬間湯沸かし器」らしいから、こういう場所に出て、普段のストレスを解消してはどうか。三塁コーチの不手際に頭をカッカさせてばかりいると、そのうち脳溢血になるぞ。
それにしても、写真のロゴマークはなかなかいい。大人しくて他人になめられがちな人は、こういうTシャツを着て、「いざとなればちゃぶ台返しをするぞ」とアピールするのもいいんでは?

 

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 「ちゃぶ台返し世界大会!?」なるものが岩手県紫波郡矢巾町で7月23日に開かれる。「〇〇さんやめてぇー」というスタート合図で「競技用ちゃぶ台」をひっくり返し、ちゃぶ台の上に乗せたおもちゃのホットドッグや食器を飛ばして競う。

 審査の基準は、おもちゃの飛距離のほか、ちゃぶ台を返す直前に叫ぶ言葉の面白さなどで採点する。叫ぶ言葉に合ったコスプレで参加すれば、ポイントは高くなるという。優勝者は金色のちゃぶ台とオリジナルTシャツ、矢巾産の米5キロをもらえる。

 参加資格は「老若男女」と「遊び心のある方なら」OK。コンビやトリオでの参加も可能だ。申し込みは当日午後4時半から矢巾町ショッピングモール内特設会場で受け付ける。出場選手は15~20人の予定で、遠方から来た人優先。問い合わせは矢巾町夏まつり実行委員会・矢巾町商工観光課まで。

「ちゃぶ台返し世界大会!?」が岩手で 「○○さんやめてぇー」の合図でいざ勝負

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