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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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今日の午後のNHKFMラジオで昭和の名曲特集をやっていたが、昔はロクに歌詞を知らないままで聞いていた曲も、改めて聞くとなかなか深い内容だったのだなあ、と気が付く。
たとえば、「神田川」であるが、なぜ

「若かったあの頃、何も怖くなかった。ただあなたの優しさが、怖かった」

のだろうか。 
それは、実は、その前の部分にヒントがある。
いいですか、

「二人で行った、横丁の風呂屋。一緒に出ようと言ったのに、
いつも私が待たされた。
洗い髪が芯まで冷えて、
冷たいねって(あなたが)言ったのよ」 *(あなたが)は私の補足。


さて、何かおかしいと思わないだろうか。普通、男と女の風呂にかかる時間は、圧倒的に女が長い。ならば、男で女より長い時間をかけて風呂に入るというのは、「女を待たせても平気な」人間なのである。
つまり、この男の「優しさ」は、ただのポーズであり、どんな女が相手でも見せる、見せかけの優しさなのである。
女は、それを薄々感づいている。だから
「ただ、あなたの優しさが怖かった」のである。いつか自分がこの男に捨てられることを予感しているからだ。
そうすると、この一見青春のはかない詩情に溢れた歌は、
男と女の間では、愛した方が負けである、という残酷なテーゼを歌った虚無的な歌だったわけだ。
この、男と女の政治学の面から考えれば、この男が「24色のクレパス」で描く女の似顔絵が、いつもいい加減であったのも、理解ができるだろう。




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