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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「現代ビジネス」から転載。
阪神はこれから長期低迷が続くのではないか、という暗い予想を書いた記事の一部である。しかし、伊藤隼太を春のキャンプ段階でフォーム改造させた、というのはあきれた。野球選手のフォーム、いや、スポーツ選手のフォームというのは、長い間かかって身につけた、その選手だけのフォームであり、ドラフト1位に指名されるということは、そのフォームにその選手にとっての合理性があったということだ。それを改造するというのは、選手生命に関わるような無謀な行為である。
しかし、プロ野球では、こういう蛮行が案外平気で行われているのである。
あのイチローでさえも、落合でさえも、コーチや監督からその打撃フォームではものにならない、と言われ、改造させられようとしたのである。それを頑として拒否する強い精神力があったから、彼らは生き延びることができ、歴史的な選手になれたのである。
普通の選手では、上の人間に命令されたら、拒否などできないだろう。
おそらく、伊藤は今季はまず駄目だろう。場合によってはこのまま引退まで一軍にも上がれないかもしれない。で、彼を玩具にした上層部は、その事について、けっして責任など取らないのである。これほど残酷な話は無い。まあ、伊藤が再度自分なりの打撃フォームを作り上げ、大成することを期待したい。
 
(以下引用)
 
〝迷える桧山2世〟伊藤隼太
悩めるドラ1・伊藤隼太。金本と同じ左打ちで長距離砲で外野手。後継者として、大いに期待されている
 阪神の主力が高齢化しがちな原因は「球団体質というか・・・・・・ドラフト戦略にある」と憤るのは山田氏だ。
「白仁田(寛和・26)も二神(一人・24)もそうでしたけど、『ドラフト1位が故障持ち』というのが〝阪神あるある〟になってますからね。ここ数年、まともな新人、獲ってないでしょう? 去年の1位の伊藤(隼太・23)にしたって〝大学ナンバーワンスラッガー〟という触れ込みでしたが、そんな大物をなぜ阪神が一本釣りできたのか(笑)。獲れる人を獲るんやなくて、もっと勝負してほしい」
 入団後の伊藤についた呼び名は「桧山2世」。スケールが大きいのか小さいのか悩むところだ。阪神OBが声を落とす。
「伊藤の実力を疑問視する声があるのは球団も把握していて、キャンプでフォームの徹底指導を試みた。これがアダとなったのでは、と言われとるね。頭の辺りで固定していたグリップの位置を胸の前に移し、そこから後ろに引いてトップを作るというフォームに変えたんやけど、ドラ1の新人をキャンプ序盤にイジること自体が前代未聞。伊藤はクソがつくほどのマジメ人間だけに、考え込んでしまった。開幕スタメンは勝ち取ったものの、一本もヒットを打てずに二軍落ち。周囲に『どうしていいのか分からない』と漏らしているとか・・・・・・」
 
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