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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「日刊ゲンダイ」電子版の記事が面白いので転載する。
私は、昨年のパリーグの優勝は楽天だと予想した。それくらい楽天の戦力は向上したと見たからだ。しかし、結果はご存じのとおりである。そして、今年もまたこのザマである。ならば、結論はただ一つ、指揮官および首脳陣に責任がある、ということだ。

もともと私は監督としての星野をあまり高く評価していない。選手としても売名の名人であっただけだと見ている。あの程度の実力と成績で、あれだけの知名度というのは、マスコミとのコラボレーションの結果にすぎない。その成績も、全盛期の王との勝負から逃げ、引退間際の長嶋と勝負することで巨人戦での勝率を高くしただけである。
ただし、公正を期して言えば、監督としての彼には一ついい点があった。それは「二軍から選手が上に上がってきたら、すぐに試合に使った」という点である。二軍から一軍に上がる選手は、好調な選手であり、それが試合に出て好結果を出せば、そのままレギュラーや一流選手へと駈け昇る可能性もある。だが、多くの監督はそういう未知の選手より使いなれたベテランを使って、若手に機会を与えず、腐らしてしまうものである。その点でだけは星野は良かった。

しかし、星野は下記記事の発言で完全に監督として失格した。
「このチームは何も考えていないんじゃないか。劣等感も何もない」
「このチーム」とは何か。誰が「このチーム」の監督なのか。
これは完全な責任転嫁であり、こうした発言がもし本当なら、即座に彼は監督解任されて然るべきである。
この発言を聞いた楽天ファンのほとんどは、この発言に非常な違和感を感じたはずである。その違和感の理由は、これが指揮官として最高に無責任な発言であり、卑怯な責任転嫁の発言だからだが、自分の感情分析が苦手な人のために、今日のこの記事は書いたわけである。


(以下引用)


楽天の「巨人アレルギー」元凶は星野仙一

【野球】

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2012年6月1日 掲載

ノーヒットノーランの翌日も完敗で7連敗

<「名前だけ見て圧倒される」>

 最後の打者となったフェルナンデスの飛球が左翼・松本哲のグラブに収まるや、星野監督は誰よりも早くグラウンドへ背を向け、そそくさとベンチ裏に引っ込んだ。
「このチームは何も考えていないんじゃないか。劣等感も何もない」
 そう吐き捨てた表情には、諦めがにじんだ。
 30日にあわや完全試合となるノーヒットノーランの屈辱を味わった楽天が、31日の試合でも巨人に完敗。2失策にスクイズ失敗、走塁ミスとヘボを連発した巨人から主導権を奪うどころか、拙攻に次ぐ拙攻で巨人の4投手から2点を奪うのがやっとだった。
 対巨人戦はこれで7連敗。星野監督になってから、1つの白星も挙げていない。通算成績は、10勝24敗。4試合制になった07年の交流戦から勝ち越した年は一度もなく、「劣等感すらない」と指揮官が嘆くのも分からなくはない。松井、鉄平、嶋などの主力を故障や不調で欠いているとはいえ、交流戦はここまで6勝3敗、リーグの3位をキープするなど好調だったチームが、巨人戦になった途端に大ブレーキである。
 試合前、大久保打撃コーチが言っていた。
「オレら(が現役)のときみたいに、巨人が苦手とか、憧れがあるみたいなのも別にない感じなんだけど、どこか意識しているんだろうね。巨人は当然強いチームだし、(スタメンの)名前だけ見ても圧倒されてしまうところはあると思う。東京ドームの独特な雰囲気もあって、その空気にのまれそうになってるなあというのは感じる。こういう雰囲気に負けないような訓練というか、メンタルトレーニングはしている最中なんだけどね」
 戦う前から、選手が萎縮しているというのだ。
 森山投手コーチも言っていた。
「選手の中には、巨人はどの選手にも打たれそうな気がする、と思ってしまうやつもいる。ひとりずつアウトを取るように意識させないと」

<「プロ野球選手に向いてない」>

 こういう選手の精神面が星野監督のカンに障るのだろう。ノーヒットノーランの屈辱から一夜明けたこの日は朝から、
「打てないなら打てないで、ベースにかぶって死球でもいいから塁に出てやろうとか、気迫も何もない。オレたちの時代なら、巨人戦で活躍して目立ってやろうと思ったものだが、ウチの選手にはそういうものもない」
 と、報道陣を相手にグチることしきりで、
「うちの選手はプロ野球に向いていないんじゃないかと思うわな」
 とまで言っていたそうだが、だったらなぜ選手にそうさせないのか。

<グチる前にやることないか>

 星野監督は現役時代から、巨人戦には特に闘志を燃やした。中日、阪神での監督時代も「打倒巨人」を旗印にして、それが「闘将」とファンに支持された。就任1年目の昨年は「チームを把握すること」「選手を見ること」に重きを置いたのは分かる。2年目の今季は選手の性根も含め、本格的にチームの改革に乗り出すはずだったにもかかわらず、成果が見えてこない。戦う前から選手が白旗を掲げていた今回の巨人戦が象徴的だった。
 星野監督は試合中のベンチで表情を歪め、「ったくもう」と頭をかきむしるばかり。指揮官からして、何が何でも巨人にひと泡吹かせる、という姿勢は感じられなかった。選手が不甲斐ないなら、それをなんとかするのが監督の仕事。グチる前にやることがある。
 交流戦最終カードとなる6月16日からの巨人2連戦の結果次第では、「闘将」の看板を下ろす必要があるんじゃないか。

▽東京ドーム=3万6503人(巨人2勝)
楽天000 100 001―2
巨人010 003 00X―4
(勝)内海5勝4敗 (S)西村1敗12S (敗)ヒメネス2勝6敗
(本)高橋由4号
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