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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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多分「現代ビジネス」のスポーツコラムからの転載。多分、と言うのは、コピーした瞬間に、どこからコピーしたかは分からなくなることが多いからだ。いちいち引用元を書かなくてもいいかな、とも思うが、まあ、最低限の礼儀ではあるだろう。書いた人は(無記名でも)、自分の書いた文章への愛着はあるはずだから。
プロ野球の二軍は矛盾と理不尽の世界だ、というのはその通りだろう。せっかくプロに入りながら、巡り合わせが悪く、大成しないままで終わった選手は無数にいる。下記記事の中の中田亮二(ぶーちゃん)は、私の過去ログの中でも、いい打撃センスがある、と書いた選手である。見かけより足も速いのだから、打力の弱い中日が、彼をなぜ一軍で使わないのか疑問に思うわけだが、その理由は簡単で、一軍首脳陣が二軍選手のことを知らないからだろう、と私は睨んでいる。
ほとんどの球団で、多分そうであるはずだ。だから、多くの選手が、その最良の時期に一軍に上がれず、腐っていくのである。もちろん、選手自身の努力不足や心得違いが原因で大成できないこともあるが、問題は、然るべき時期に一軍に上げてやらないという「矛盾と理不尽」なのである。


(以下引用)


鈴木(引用者注:中日二軍監督の鈴木孝政)はよく選手たちに、

「ここは矛盾と理不尽の塊の世界だ。それだけはよくわかってくれよ」

 という話をする。

「例えば、一軍でケガ人が出て、やっと二軍を抜け出せたと思ったら、新外国人が現れて自分がトレードに出される。そんなことが野球界ではよく起こる。3年目の中田亮二(24歳)なんて、今すぐにでも一軍で活躍できるよ。でも呼ばれるのは外国人。そのある種理不尽な状況の中で、中田は文句を言わない。ストレスまみれの状況で、どんな仕事ができるか。実はこれ、プロ野球に限った話じゃないでしょ」

 だからこそ、自分の実力、自分の置かれた状況を知る必要がある。

「もういい、故郷に帰れ」

 中日の二軍戦。この試合無安打の3番が空振りすると、スタンドから公式戦さながらのヤジが飛ぶ。すると負けないほどの大声がベンチから聞こえてくる。

「ドンマイ! ドンマイ」

 中田の声はよく通る。この日はスタメンを外れていた。するとスタンドから、

「ブー(中田の愛称)、お前が打て」

 とお呼びがかかる。

 文句を言わないのと、黙っているのは違う。

「周平よりもブーを見に行こう」なんて子供がナゴヤドームに集まってくる---そんな日を虎視眈々と狙っているのだ。


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