広尾晃のブログのコメント欄の一部だが、藤浪問題についての議論だ。
抹茶という人が、私と同じようなことを考えているのが面白い。藤浪のような長身だと外人投手的な投げ方が向いている可能性は高い、と私も思う。
昔から「大男総身に知恵が回りかね」と言うように、大男は自分の体を扱いかねるものだ。それが全身を使って投げようとするから下半身の動きと上半身や腕の動きに齟齬が出てくる。なるべく下半身を使わず、腕の回転で投げれば、あの腕の長さが生きてくるのではないか。もともと、下半身の動きが球速や制球力にどれほど影響があるか疑問でもある。投手に走り込みを勧めるのは、下半身の安定のためであって、人体力学的に見て、下半身の動きが球速アップの役に立つとは思えない。
藤浪はステップする歩幅を大きく縮めて、「突っ立ち投げ」の練習をしばらく（今年一年はそれに賭けるくらいのつもりで）したらいいのではないか。案外、そこから新しい投球フォームを掴んで大投手への道が開けるかもしれない。制球に苦しんでいた西武の菊池投手がコントロールを身に付けた時の「考え方」も参考になると思う。（うろ覚えだが、スリークオーター気味だった投げ方を完全なオーバーハンドにすることで左右のコントロールが気にならなくなった、とかいったようなものだったか。藤浪の場合はそれこそ左右のコントロールだけが問題なのだから、その長身を生かす意味も含めて、投げ方はオーバーハンド以外は適していない。）

コメント１１の広尾発言批判も面白い。なるほど、である。対人恐怖の人に「人を恐れずどんどん会いにいくべき」と言うようなアドバイスは案外言われているような気がする。言っている当人は、そのどこがおかしいかも気づいていないwww

1. • 11. いっぷす
   • 2018年04月23日 07:27
   • 「死球を恐れず打者にどんどん攻めていくべき」
     
     対人恐怖の人に、「人を恐れずどんどん会いにいくべき」とアドバイスするようなものですね。
     よくなるどころか悪化しかねない。
     一般ファンの悪意のない励ましに目くじらたてるものではありませんが、藤浪選手の場合、阪神指導者に本当にそんな不明をいわれてるのじゃないかと危惧してしまいます。
2. • 12. 広尾　晃
   • 2018年04月23日 08:16
   • いっぷすさん
     
     でも内角を責められないようでは、藤浪の活路はないからね。
3. • 13. Bump
   • 2018年04月23日 10:48
   • >でも内角を責められないようでは、藤浪の活路はないからね。
     
     まさにその通りですが、
     僕は彼のメンタルは相当強いと感じています。
     
     いま彼の問題は「コントロールが悪い」ことではなく、
     「ボールが抜ける」事です。
     そして逆にそれを意識しすぎると「ひっ掻く（ひっかける）」
     
     コントロールが悪くたってあのスピードがあれば一軍で通用します。
     
     要はリリースの問題です。
     投ゴロを送球できないのも同じ理屈です。
     
     金本が藤浪を再生できないのも当たり前です。
     
4. • 14. アップショー
   • 2018年04月23日 18:14
   • 金本が「今まで悪かった」と謝るだけで藤浪問題は解決しちゃいそうw
     
     金本もそれが出来れば将の器なんだけどなぁ
5. • 15. 抹茶
   • 2018年04月23日 21:10
   • 藤浪は１９７㎝の高身長なので外国人ピッチャーを参考にしてフォーム修正しても良いかもしれない。２m近い高身長だと、その方が自然。

須田と関根の二軍落ちで一部のファン（煽りか？）が発狂しているようだが、現場の判断であり、特にえこひいきではないと思う。関根がチャンスをあまり貰えなかったのは確かだが、私の見た限りでは打てそうな気配もあまり無かった。監督やコーチが見ているのは結果だけではなく、そういう部分だろう。打てる選手には気配があるものだ。
二軍の動画も見たが、昨日の試合で4打数４安打した梶谷は打つ前から打てる雰囲気があった。まあ、結果を知ってから見ているから思い込みもあるかもしれないが、打席での立ち方にどっしりとした感じがあって非常に良かったのである。体格も良くなっているようだ。休養が良い方向に出たと思う。なお、去年まで最低の打撃成績だった百瀬や狩野も打席での雰囲気が非常に良く、成長を感じる。二軍打撃コーチの悪口ばかり言ってきたが、晩成型の未熟な選手を獲ってきた結果にすぎなかったのかもしれない。

なお、捕手６番はあまりに捕手の負担が大きく、梶谷６番というのが現在の最適打順だろうと思う。そうすると、神里か桑原のどちらかが外れることになり、まあ、キャリア的に神里が控えに回るのは仕方のないところだろう。打撃成績も下降気味ではあるし。もちろん、数字的にはまだ桑原より神里が上だし、１番打者への適性も梶谷や桑原より神里があると思うから、桑原を控えにするのも問題ない。むしろ、今はまだその方がいい気がする。神里はまだまだ対戦相手について勉強する段階だし、桑原は、その面はもう十分だろう。そのために前半戦で神里が多少失敗しても、それが後半戦で生きてくる。特に、盗塁に関しては、桑原は神里にかなり及ばないのは明白であるし、神里は対戦相手の投手や捕手をたくさん知る必要がある。

1. • 193. ハマの名無しさん
   • 2018年04月23日 17:39  ID:NqW3LEtJ0
   • ※188
     別にトバ　アンじゃないけど
     1度落とすって選択肢はありよな。交流戦もある訳だし
     戸柱の打撃の調子を戻してもらわんと困るわ。
     高城を上げた訳だし　基本嶺井で時々高城で戸柱抹消の10日間ぐらい凌げないかね？
     今のままじゃ守る守れない以前に全く打ててない。それでいて去年の信頼があって
     6番とかやる訳だからたまらない。
2. • 194. ハマの名無しさん
   • 2018年04月23日 17:39  ID:D57sf4Hm0
   • 関根は若いしトレードでもしたほうが良さそうね
     下にはまだ梶谷、細川、楠本
     チャンスがないな
3. • 195. ハマの名無しさん
   • 2018年04月23日 17:40  ID:WCe2juPC0
   • 梶谷は143試合全てに集中することはできないので130試合思いっきりやって欲しい
     その方がいいのかも
4. • 196. ハマの名無しさん
   • 2018年04月23日 17:41  ID:9DTF7F.W0
   • ツッツって右翼守れたっけ？
     カジは慣れないうちは左翼で様子見したほうがよいのでは？
5. • 197. ハマの名無しさん
   • 2018年04月23日 17:47  ID:.NH44V1J0
   • 先発上げるタイミングで戸柱落とす可能性はある気はする。高城と佐野は残して。
6. • 198. ハマの名無しさん
   • 2018年04月23日 17:48  ID:HuU6a7.Y0
   • カジが起爆剤になってくれ
     また二番カジが見たい
7. • 199. ハマの名無しさん
   • 2018年04月23日 17:50  ID:SZsAcvzK0
   • 関根に関しては今まで牽制死だのなんだので散々期待を裏切ってきたし残当としか…
     二軍で打ちまくって出さざるおえないような成績残してるならまあ分からんでもないけど、そこまで圧倒的な成績を二軍で残してるわけでもないのに未だに扱い悪いだの言われてるのは正直意味分からん
     まあラミレスを叩きたいだけの奴らにとっては格好の材料なんだろうけどね

高塔氏の「徒然なる闇鍋話」記事の一節である。
文中に出てくる

つまり、速球を待っているところに『速球だ』と思わされた時点で、ほぼ負け

というのは、カーブ（やフォークボール）を「速球だ」と思わされた時点で打者の負け、ということ。
高塔氏は本物の高校球児であった人物であり、彼の書く記事は合理的で信頼性がある。


（以下引用）




　野球経験者ではない人間が、高校野球を見てつぶやいた。
「さっきからこのチーム、バウンドするようなクソボールをくるくる空振りしてるよな？なんで？」
　説明はできる、出来るのだが面倒くさい。
　ロマン的に言えば、あれも打者の視覚を利用した魔球なのである……それを狙ってやっているかはさておいて。（笑）
　野球経験者は、投手の手元からボールが離れた瞬間、『カーブか、それ以外か』の球種の判断をする……と言われても、ピンとこないかもしれない。
　打者はほぼ無意識に投手の手と、ストライクゾーン（もしくは自分の目の高さ）の間に線を引いている。
　カーブは、曲がり落ちてくる変化球。
　ストライクゾーンに投げるためには、速球よりも上をめがけて投げなければいけません。
　つまり手を離れた瞬間に、カーブだけがボールが上にはねて見えるのだ。
　相手の投手の持ち球にもよるが、その瞬間打者はカーブ一択の判断を下して軌道を予測する。
　ちなみに、カーブなのにボールが上にはねて見えなかった場合、『地面にバウンドするようなクソボール』になります。
　相手投手がそこそこの速球を投げ、球種はストレートとカーブのみ。
　さて、どうなるか。（笑）
　変化球のタイミングで待っていると、速球が来たとき反応できません。
　だから、打者はヤマをはるケース以外は、速球のタイミングで待ってのちの変化に対応しようとします。
　つまり、速球を待っているところに『速球だ』と思わされた時点で、ほぼ負け。

　ボールが投手の手から離れた。
『まっすぐだ』
　即座にストレートのタイミングでスイングを開始する打者。
　しかし、途中で違和感を覚える。
『あれ、これまっすぐじゃ…』
　ボールはまだ来ない、しかも地面にバウンドしそうなクソボール。
　でも、身体は正直で、もうスイングが止められない状況。
　肘をたたんで最後のあがきも、悔しいけど振っちゃう。
　クソボールを空振りしたおまぬけさん（観客から見て）一丁上がりである。

　……ほかのスポーツでもそうですが、わずか０.２秒ほどでこれだけの判断と行動開始が求められます。
　投手にしても、これを投げるにはかなりのリスクを伴う。
　そもそも、打者が変化球を待っている場合、ふつーに見送られる。（笑）
　地面にバウンドするようなボールは、捕手が後ろに逸らす危険が有るのは言うまでもなく、ランナーがいる場合はほぼ無条件で進塁を許す。
　勇気と、覚悟と、確かな技術。
　一見無様に見えても、そこはものすごい駆け引きの結果でありますの

まあ、ドラ1で獲ったのはどうかと思うが、２位以下なら悪くない指名だったと思う。前から言っているように、顔に大物感がある。いずれセリーグを代表する選手のひとりになってもおかしくはない。なにせ、大学野球選抜チームの４番である。それに、打つ方がスランプになっても確実な守備力があるのが大きい。横浜の白崎だってドラ１であるが、打力は白崎よりはずっとマシだろう。少なくとも初年度から７本塁打を打ったというのは、ある程度の素質は確かにあるということだ。順調なら今年は１５本塁打、来年は２０本塁打という成長曲線を描いただろう。
だが、右打ち指導で、大山は自分本来のバッティングを失ったと思う。前の記事で真弓が言っているように、右打ちさえすれば、アウトになっても首脳陣に文句を言われないという悪しき伝統が阪神にはあるのかもしれない。球団や首脳陣は大山を、進塁打を打てばOKという選手に育てたいのか。そもそも糸井や福留が進塁打でOKと思っている阪神ファンはいるのか。しまいには、ロサリオまで右打ち打法を延々と（ネットでは「永遠と」と書く馬鹿が多い。）続ける始末である。右打ちさえしておけば文句を言われないよ、と誰かに教えられたのかwww


（追記）某スレッドの、このコメントは思わずニヤリと笑った。座布団一枚。

• 55. ななしさん＠スタジアム
• April 21, 2018 22:50

ID:YwoF17hs0

• 大山はセカンドゴロ打つ練習して実戦でセカンドゴロ打てるのになにがあかんやろなあ

2018年04月22日00:58

最近の阪神の若手選手は、素直な子（などという言い方をすると、こちらが爺くさいが）が多いのか、コーチや監督の言っている言葉を鵜呑みにして、自分の個性をダメにすることが多いように思う。下の掛布と真弓の対談を読むと、右打ち強制は近年の阪神の指導法の定番らしい。それで、若手スラッガーがほとんど出てこない理由も分かる。金本も新井も広島が育てたスラッガーであり、生え抜きのスラッガーが掛布以後ほとんどいないのではないか。
王貞治の全盛時の打球は９９％引っ張りであり、そのために「王シフト」というものまで作られ、周囲の人間は「左へ流し打てば全部ヒットじゃないか」と王に言ったが、王は頑として自分の打撃（引っ張りオンリー）を変えなかったと言う。これだけの信念があったから、あの成績を残せたのだろう。


なお、昨日のセリーグの試合の結果、横浜が首位に立ったのはもちろん嬉しいが、まだシーズンは始まったばかりであり、順位に一喜一憂する時ではない。それより、中川が素晴らしい仕事をしたことを喜びたい。彼に支払う年俸の分は昨日の働きですでにペイしたと言える。それはこれまでのバリオスの働きも同じである。横浜フロント（あるいはラミレスの意見も入っているか）の先見の明を称えるべきだろう。下位で獲った「謎の男」宮本が代走などで活躍しているのも含め、まったく無駄がない。

注）金本が、昨日の敗戦後「大山は右打ちばかりしていると永遠に打てないよ」、という趣旨のことを言ったようで、下のスレッドはそれに関するもの。大山の右打ちは片岡コーチの指導によるもので、つまり金本の意志でもあったわけだろうから、金本のこの無責任発言が批判されているわけだ。

1. 74 名無しの猛虎魂さん 2018年04月21日 23:25　id：O.x.WGjl0 ▼返信
   掛布　追い込まれた中で自分の状態と相手投手の球を考えて、これは厳しいとなったらホームランをあきらめて、引っ張ったほうがいいと判断しなきゃね。
   
   真弓　それが4番だもん。
   
   掛布　でも、今の選手は「右に打て、右に打て」と考えすぎてる。右に打てば言い訳ができるからね。1球目からライト前に打って納得しちゃうわけ。右打者なんて三遊間のゴロのヒットがいちばん多いはずやちゅうねん（笑）。
   
   真弓　そうそう。近鉄でコーチをしてた時に阪神から来た北川（博敏）が、セカンドゴロでダブルプレー。「お前、スライダーをちょっと巻き込んで、センター前に打てるやろ」と言っても、とにかくセカンドゴロ。
   
   掛布　計ったようにね。
   
   真弓　そしたら「右打ちしたからいいじゃないですか」って。阪神時代に、さんざん言われてきてるわけよ。でも、セカンドゴロもショートゴロもダブルプレーはダブルプレー。今度からは巻き込む練習をしろって。
   
   掛布　そう言ったわけだ。
   
   真弓　だから練習でもゴロを打つたびに怒ってた。ボールを上げろと。北川が代打逆転満塁ホームランを打った時があったでしょ。
   
   掛布　（01年9月26日）オリックス戦ね。あのホームランで近鉄が日本一を決めた試合。
   
   真弓　あの時、北川が打席に入る前に「お前、セカンドゴロなんて打ったら許さねぇぞ」と言ったわけ。「もうフォークかスライダーしかねぇんだから、あれを巻き込んで上に上げろ」と念を押した。そしたらホームランを打ったんだよ。
   
   掛布　ホント、今は右に打つのが美化されすぎちゃってるんだよね。
2. 75 名無しの猛虎魂さん 2018年04月21日 23:34　id：O9khW.nS0 ▼返信
   金本クビにして掛布監督来年みたいわ
   選手もノビノビやれて金本被害者の会の選手全員復活しそう
5. 80 名無しの猛虎魂さん 2018年04月21日 23:44　id：xtZg1ndX0 ▼返信
   気に入ってる選手程出来ると思って雑に扱う
   ちょっともうよく分かんない
6. 81 名無しの猛虎魂さん 2018年04月21日 23:45　id：Q7uG2yRI0 ▼返信
   試合中いっつもしてるしかめっ面で選手が萎縮してる。
   普通に外国人野手二人制にしたらええのに。
7. 82 名無しの猛虎魂さん 2018年04月22日 00:08　id：5uD2tIb20 ▼返信
   監督に梯子外されたら大山はどうしたらええんや 50のおっさんが20そこそこのやつにすることやないやろ
8. 83 名無しの猛虎魂さん 2018年04月22日 00:32　id：WQRVDGE20 ▼返信
   大山が可哀想過ぎるわ
   ちょっと無責任過ぎやしないか
9. 84 名無しの猛虎魂さん 2018年04月22日 00:52　id：9om.x47.0 ▼返信
   留さんに聞く方がいちばんだと思うけどな。
10. 85 名無しの猛虎魂さん 2018年04月22日 01:03　id：g892W9iu0 ▼返信
    右肩上がりで頭角表したと思ったらオフの魔改造で急降下だからそりゃファンはぶち切れるわな
    まあ簡単に一人前にはならんやろけど対策されるとか言う以前の話やからな
11. 86 名無しの猛虎魂さん 2018年04月22日 01:07　id：xNXXq2eO0 ▼返信
    チームが打てなきゃ打撃コーチが責任を問われる
    当然だよなあ？
12. 87 名無しの猛虎魂さん 2018年04月22日 01:13　id：Mbc0PS2Y0 ▼返信
    育成力は逆の方向にすごいと思うで
    去年20本打った選手を怪我でもないのに次のシーズンまともに迎えられない状態にするだけでなく二軍ですら打てなくする事ってなかなかできひんやろ
13. 88 名無しの猛虎魂さん 2018年04月22日 01:19　id：Y8OGTulH0 ▼返信
    高山も育成上手くいってれば今頃和製マートンになれたかもな
    活躍した翌年以降に迷走するのが定番化してないか金本阪神の若手
14. 89 名無しの猛虎魂さん 2018年04月22日 01:20　id：Mbc0PS2Y0 ▼返信
    てかさ高山糸原中谷江越植田大山とか若くて可能性ある選手いっぱいおんねんからいい指導者にきてもらって指導がはまったらめちゃくちゃ強くなると思うねんけどな

２０１０年９月２０日の記事を再録。
ふと過去記事をいくつか読み返して、自分でも面白かったので、その中からひとつを再録してみた。同じ月の「落合野球の考察」というのも面白かった。投手力と守備力重視の野球というのは、今の横浜と共通しているようだ。


（再録）

阪神の投手陣は豊富なのだから、藤浪まで復活したら困るのだが、優れた才能の選手が潰れるのは野球界全体の損失だから、できれば他のチームにトレードされてから復活してほしいwww　当人も阪神（一部のファンも含めて）が好きじゃないようだし。
それはともかく、里崎がここで言っているのは理屈から言って正しいように思える。もともとインステップしていたのがそれを変えて制球が悪くなったのなら、元に戻せばいいのである。なぜインステップを変えたかと言うと、制球力をつけるためだろうが、かえって悪化させたわけだ。
要するに、現在の、踏み出す足の爪先を捕手に正対させた形（オーソドックスな形）にステップし、体のねじれがほどけるように上半身を回転させながら腕を旋回させていき、適当な位置で球をリリースする、そのリリース位置が一定しないのだろう。長年体に染みついた、「体のねじれのこの位置でリリースする」というのと違うのだから当然だ。
まあ、阪神の先発陣には能見と藤浪がいなくなっても、高橋やら小野やら新しい戦力が台頭しているから、藤浪はちゃんとまともに投げられるまで二軍で練習するのがチームのためでも当人のためでもあるだろう。
藤浪はあれだけの身長があるのだから、いつもセットポジションでだけ投げてもかなりの球威はあると思う。それこそ、外人投手のように、ほとんど足を踏み出さないで棒立ち投げでもいいのではないか。「体全体を大きく使って投げる」、という、日本野球の常識に挑戦して、元中日のガルベスのような棒立ち投げに挑戦しても面白いだろう。

昨日は横浜がのんびり（と思うがwww）休んでいる間に、上位のライバルチーム広島阪神とも負けるという最高の休養日であった。
で、二軍戦では、下のような豪華メンバーがヤクルト2軍と戦って７対０くらいで完勝したらしい。ヤクルトの寺島が大量失点したようで、寺島はそろそろ野手転向を考えていいのではないか。何度も書いているが、投手としては、「武器」になるものがないのが致命的だろう。もともと私が寺島推しであったのも、投手がダメでも野手で行けるという打撃の素質を買ったからである。あの体格だけでもいい素材だと分かる。
ヤクルトは投手も野手も不足しているのだから、数年後を見越して若手を育てていくべきである。二軍が弱いチームに将来性があるわけがない。

まさに快勝だが、中盤に中押し点が取れなかったのが不満である。初回2死から４連打で３点というのは素晴らしい。まさに野球はツーアウトからである。しかも、桑原にタイムリーヒットが出たのは大きい。桑原は盗塁も決めたし、調子が上がってきた感じがする。（もっとも、次が投手だから盗塁も無意味になるわけで、８番に投手を置くことの馬鹿馬鹿しさをいい加減ラミレスに悟ってほしいものだ。それに桑原の打順も７番ではなく、本当はもっと責任の大きい６番であるべきだろう。桑原や倉本は自分たちが楽な打順に置かれることで他の選手に負担をかけていると知るべきだ。）神里がやや下降気味だから、桑原が復調したら大きい。まあ、最初から働けよ、とも思うが。
嶺井が３打点上げたのも大きい。リードだけだとアンチが必ず文句を言うから、打つ方でも時々は活躍する必要がある。本当は、捕手や遊撃手は守備だけでも十分だと私は思っているが。
東の素晴らしいのは今さら言うまでもない。新人でこれだけ完成されていれば、使う方は安心だろう。完全に「計算できる投手」の活躍をしている。ラミレスが言うように、初年度の今永以上かもしれない。まあ、わざわざ今永を引き合いに出さなくてもいいとも思うが、出遅れている今永に危機感を与える意味もあるような気がする。

2018年04月19日20時51分11秒更新

ＤｅＮＡ 対 巨人

【試合終了】 ＤｅＮＡ4勝1敗0分け

◇公式戦◇開始18時01分◇横浜◇観衆28922人

チーム	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
巨  人	0	0	0	0	0	0	0	0	0	０
ＤｅＮＡ	3	0	0	0	0	0	0	2	X	５

投手成績			勝利	敗戦	Ｓ	試合	回数	打者	球数	安打	三振	四球	死球	失点	自責	通算 防御
●	吉川光	（左）	０	２	０	３	４ 2/3	21	75	５	５	２	０	３	３	4.40
	田原	（右）	０	０	０	４	０ 1/3	１	７	０	０	０	０	０	０	0.00
	宮国	（右）	０	０	０	５	２	７	27	１	３	０	０	０	０	0.00
	中川	（左）	０	０	０	２	１	６	24	３	２	０	０	２	２	13.50
○	東	（左）	２	１	０	３	７ 1/3	27	113	４	６	２	０	０	０	1.83
Ｈ	パットン	（右）	０	０	０	７	０ 2/3	２	６	０	１	０	０	０	０	6.35
	井納	（右）	１	０	１	９	１	３	14	０	１	０	０	０	０	3.12

◇盗塁

桑原（１回）

宮本（８回）

◇走塁死

吉川尚（１回）

◇暴投

吉川光（１回）

◇試合時間

２時間38分

◇球審

深谷

◇塁審

柳田

笠原

山口